SharePoint Server 2010 で使用されているアクティブなデータベースを見つける

原文の記事の投稿日: 2011 年 12 月 20 日 (火曜日)

SharePoint 展開で使用されているデータベースを把握するための最善の方法の 1 つは、新しいデータベースを作成するたびに記録に残してデータベース名を追加することです。
この作業は必ずしも容易ではありません。通常、日中に、記録作業のための十分な余分の時間がないためです。また、SharePoint データベースのメンテナンス作業は、大抵、システムにアクセスするユーザーがいない深夜または夜明け前の時間に行われる傾向にあります。したがって、新しいデータベース名を現行のリストに忘れずに確実に追加することは本当に大変です。

ただし、幸運なことに、SharePoint 環境で使用されているアクティブなデータベースだけでなく、その各データベースのプロパティも見つけることができる実証済みの方法があります。

  • すべてのコンテンツ データベースのリストだけが必要な場合、SharePoint サーバーの全体管理を使用します。

[アプリケーション構成の管理] セクションで、[コンテンツ データベースの管理] をクリックし、ファームで使用されているコンテンツ データベースの一覧を表示するページに移動します。

  • SQL Server インスタンス上またはファーム内のすべてのデータベースの完全な一覧を表示するには、Microsoft SQL Server Management Studio を使用します。  

これはデータベースを見つけるよい方法ですが、何らかの理由で実現できない場合があります。SQL Server Management Studio では、すべてのデータベースの一覧が表示されるため、どれが SharePoint Server データベースであるかを見つけ出すことが困難になる可能性があります。

すべての SharePoint データベースを見つけてそのレポートをテキストファイルに印刷するいくつかの Windows PowerShell コマンドレットがあります。最も手っ取り早く、そしておそらく最も簡単なコマンドレットは、"Get-SPDatabase" です。SharePoint 2010 管理シェルでこのコマンドレットを実行し、すべての SharePoint Server データベースおよびその各データベースのプロパティの一覧を表示します。これは大きなリストになる可能性がありますが、コマンドレットに構文を追加して、このリストから、データベース ID など、特定の情報を取得できます。同様に、SharePoint 2010 管理シェルで、"Get-SPDatabase | Sort-Object disksizerequired -desc | Format-Table Name" を実行し、各データベース名の簡単なリストを取得することもできます。その後、コマンドレットの最後に " | out-file c:\db.txt" を追加して、このリストをテキスト ファイルに印刷できます。詳細については、「SharePoint Server 2010 向けの Windows PowerShell」、「データベースのコマンドレット (SharePoint Server 2010)」、「Get-SPDatabase」、および「Get-SPContentDatabase」を参照してください。

  • SharePoint 2010 ファームで使用されるデータベースを見つけるための独自の方法があります。ただし、その方法はよく見過ごされていす。その主な理由は、その方法ではファームのバックアップが提供されるためです。

サーバーの全体管理の [バックアップと復元] セクションで、[バックアップの実行] にアクセスします。このページには、ファーム内でバックアップ可能なすべてのアイテムのリストが表示されます。このリストには、SharePoint Server で使用されるすべてのデータベースが含まれます。すべてのコンポーネント展開し、[種類] 列に目を通して、SharePoint データベース名を見つけます。もちろん、バックアップを実行する必要がない場合は、SharePoint ファーム内のすべてのデータベースのリストを表示した後に [キャンセル] をクリックします。

 

これらのヒントのいくつかは、「SharePoint 2010 – General Questions and Answers (英語)」フォーラムで見つけたものです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Steve Hord、テクニカル ライター、SharePoint コンテンツ発行

これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、「Find active databases used by SharePoint Server 2010」をご覧ください。