Duet Enterprise 1.0 および SharePoint Server 2010 による SAP データの検索

Duet Enterprise 1.0 および SharePoint Server 2010 による SAP データの検索

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執筆者:  John Kelly

概要とオプション

私にとって Duet Enterprise 関連の最良のニュースは、SharePoint Business Connectivity Services (BCS) による Duet Enterprise の統合という知らせでした。  これにより、Duet Enterprise は多くの人が期待する、SharePoint による基幹業務システムのコンテンツの検索機能をすべて提供します。  もっと具体的に言うと、Duet Enterprise は BCS を通じて SAP データを検索する機能を提供します。  これは SharePoint Server 2010 または Fast Search Server 2010 for SharePoint のエンタープライズ検索機能を使用して行われます。  この投稿では、SharePoint Server 2010 の方に焦点を合わせます。

 

実装の概要

 

高いレベルで見ると、Duet Enterprise および SharePoint Server 2010 による SAP データの検索を有効にするために必要なステップは、  プロファイル ページの準備、外部コンテンツ タイプ (ECT) の作成、コンテンツに対するインデックス付け、検索ユーザー インターフェイスの設定、およびテストです。

 

まず、ユーザーが検索結果を選択したときにデータを表示するためのエンティティ プロファイル ページを作成します。  次に、ターゲット データにマップする ECT を作成することによって、SharePoint BCS を SAP データ ソースに接続します。  ECT の作成が済むと、ターゲット データのインデックス付けが可能になります。  インデックス付けには、少なくともコンテンツ ソースの設定とクロールの開始が必要です。  クロール ルールを構成することが望ましい場合もありますが、常にそうする必要があるわけではないので、簡略にするために省かれます。  最初のクロールが完了したら、適切な処理が行われたことを確認します。  クロールが正常に行われたことが確認できれば、コンテンツの検索が可能になります。  そこから、基本的な検索センター サイトを作成することによって、SharePoint の検索ユーザー インターフェイスを有効にします。  それが終わったら、検索センター サイトにアクセスし、キーワード検索を入力し、SharePoint が適切な結果を返すことを確認することによって、SAP データの検索をテストします。

 

実装の詳細

 

これらのステップを実行するための詳細な手順については、次の記事を参照してください。

https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/gg512148.aspx

 

注意: 上記の記事には、SharePoint Server 2010 および Duet Enterprise 1.0 による SAP データの検索を実装するために必要な手順がすべて記述されています。  ただし、SAP データをサポートするためには、ECT に関するセクションに含まれている手順を大幅に変更する必要があります。  特に、バックエンド データ ソースの設定を、SQL Server データベース構成から、SAP NetWeaver 7.02 上にホストされる ABAP Web サービスのグループに適したものに変更する必要があります。

 

まとめ

実装の詳細が完了すれば、ユーザーが SAP データに対するクエリを入力して、検索結果を取得できるようになります。

 

注意: この方法では、セキュリティによってトリミングされた検索結果が返されることはありません。  つまり、ユーザーはクエリで返される検索結果をすべて見ることができ、ユーザーがそのための権限を持っているかどうかに関係なく、それが可能になるということです。  ユーザーが読み取り権限を持たない検索結果を選択した場合、アクセスが失敗し、エンティティ プロファイル ページに認証エラー メッセージが表示されます。

 

カテゴリ: Duet; SharePoint Server 2010

投稿日: 2011 年 2 月 2 日午前 9:00

これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は「Searching SAP Data with Duet Enterprise 1.0 and SharePoint Server 2010」をご覧ください。