Duet Enterprise アーキテクチャ



Duet Enterprise アーキテクチャ

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執筆者: Matjaz Perpar

この投稿は、Duet の技術的なコンテンツ専用の 4 つの投稿からなるシリーズの最初の投稿です。

Duet Enterprise は SAP とマイクロソフトの共同開発製品で、ユーザーが SharePoint イントラネット サイトおよび Microsoft Office 2010 内から SAP のプロセスと情報を使用し、拡張できるようにするものです。Duet Enterprise Foundation は、SAP Netweaver および Microsoft SharePoint Server 2010 を基盤として構築されています。

 
Duet Enterprise ランドスケープは、SAP システムと SharePoint Server の少なくとも 2 つのシステムで構成されますが、ほとんどの展開では、実際には 3 つのシステムがあります。  3 つ目のシステムはサービス利用レイヤー (SCL) で、SAP LOB アプリケーションから物理的に分離されて存在します。  このように分離されている理由は、LOB システムが SCL レイヤーの技術的な要件を満たしている場合でも、 SCL と バックエンド システムを別々に制御できる方が望ましいからです。
 
この製品とソリューションに対する理解を深めるため、まず基本的なランドスケープについて説明します。
 

 

Duet Enterprise ランドスケープには、次の 4 つの大きな柱があります。
·         SAP 基幹業務 (LOB) アプリケーション (ECC、CRM など)
·         サービス利用レイヤー (SCL + Duet Enterprise アドオン)
·         SharePoint 2010 と Duet Enterprise アドオン
·         クライアント (ブラウザーと Office 2010)


SAP 基幹業務 (LOB) アプリケーション

SAP LOB アプリケーションは、リモート関数モジュール (RFC) または Web サービスを使用してデータを公開します。

最も一般的な統合ソリューションは SAP ERP (SAP ECC 6.0 など) ですが、Duet Enterprise プラットフォームは SAP CRM など他のソリューションも扱うことができます。Duet Enterprise を使用する利点の 1 つは、各種バックエンド システムとの相互運用性が標準化されていることです。

サービス利用レイヤー
SCL レイヤーは、SAP システムを SharePoint と Office のクライアントに接続するフレームワークです。次のような機能があります。
·         複数の SAP LOB システムに接続する
·         SharePoint が利用できるよう、深いオブジェクトをフラット化する
·         さまざまな SAP システムを集約する
·         SharePoint システムが SAP のビジネス コンテンツおよびプロセスにアクセスするためのプロキシの役割を果たす
·         設計時複合ソリューションを開発する

SCL レイヤーは、複数の SAP LOB システムに接続できます。要求されるデータに応じて、SCL はそのデータがある適切な SAP LOB システムを呼び出します。データの集約が必要な場合、SCL は複数の LOB システムを呼び出し、得られたデータを集約します。

SCL システムは、WCF Web サービスとしてソリューションとデータを SharePoint に公開します。SharePoint は、これらの Web サービスを Business Connectivity Services と共に利用します。SCL と SharePoint の間のすべての通信には、http または https を利用します。
 
前述のように、ほとんどの場合、サービス利用レイヤーは SAP LOB システムから分離されています。コンポーネントとしての SCL は、SAP Netweaver 7.02 の ABAP スタックのアドオンです。
 

 

SharePoint 2010 と Duet Enterprise アドオン

Duet Enterprise は、SharePoint Server 2010 Enterprise の主な機能、特に Business Connectivity Services (BCS) を使用して、SCL 上に公開されている Web サービスに接続します。BCS を通じて公開されるエンティティは、外部コンテンツ タイプとして表されます。外部コンテンツ タイプを表す最も一般的なユーザー インターフェイス タイプは、外部リストです。SharePoint は、SAP データをコピーしたり、ローカルに保存したりすることはありませんが、常にオンデマンドで SCL を使用して SAP LOB システムから SAP データを取得します。
 
Business Connectivity Services の他に、Duet Enterprise は以下のサービスも使用します。
  • Secure Store Service

展開段階で、SCL レイヤーに公開されている WSDL の読み取りに使用する資格情報を保存するために必要です。

  • Security Token Service

Business Connectivity Services 接続経由での SAP 環境とのクレーム ベースの認証を有効にします。

  • User Profile Service

ロール同期機能に必要です。ロール同期設定を適用する前に、このサービスを展開して構成する必要があります。

クライアント

サポート対象のクライアントには、SharePoint 2010 がサポートするブラウザーと Office 2010 アプリケーションがすべて含まれます。エンドユーザーのコンピューターへのインストールまたは構成は必要ありません。


エンタープライズ サービス リポジトリ

Duet Enterprise ランドスケープに必要な追加システムの 1 つがエンタープライズ サービス リポジトリ (ESR) です。ESR は、エンタープライズ サービスや他のオブジェクトを定義するための統合モデリング環境を提供します。
 
Duet Enterprise のシナリオでは、ESR を使用して、SCL にインポートする Web サービス インターフェイス定義を作成します。その Web サービスのインスタンスが SCL レイヤー内にホストされます。後で、この Web サービスによって SAP データが SharePoint 2010 に公開されます。
 
ESR は、(新規ソリューションを開発する際は) 設計時にのみ必要です。
 
エンタープライズ サービス リポジトリおよびレジストリは、次の製品に同梱されています。
·         SAP NetWeaver Process Integration 7.1
·         SAP NetWeaver Composition Environment 7.1
詳細についての参照先: http://www.sdn.sap.com/irj/sdn/nw-esr (英語)   

カテゴリ: 発表Duet
投稿日: 2011 年 2 月 1 日 (火曜日) 午前 8:00

これはローカライズされたブログ投稿です。原文の記事は、「Duet Enterprise Architecture」をご覧ください。



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