Buid2015 で発表された edge 以外の Web 技術について (1/2)


HTML5 を使ったシンプルなゲームの作り方」を、紹介している途中ではありますが、6 月 13 日 (土) に行われた <htmlday> で登壇した内容をせっかくなので書いておきます。

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ちなみに <htmlday>とは、日本全国でWebに関する多数のイベントを同じ日に開催することで、日本のWebを一層盛り上げようという「お祭り」で、今年もたくさんのイベントが開催されました。私はなぜか 3 つのイベントで以下の 3 セッションに登壇しました。

  1. Build Insider OFFLINE 第3回 ― Microsoft Edge スペシャル : 『for Developer、Microsoft Edge とInternet Explorer で新しくサポートされるAPI 』
  2. HTML5オールスターズ勉強会 : 『Edge だけじゃない! build 2015 で発表されたそれ以外の Web 関連技術まとめ』
  3. 第58回 HTML5とか勉強会 ーHTML5最新情報@Google I/O, de:code 2015 : 『Windows 10 のあたらしい Web ブラウザーについて』

その中から、HTML5オールスターズ勉強会 : 『Edge だけじゃない! build 2015 で発表されたそれ以外の Web 関連技術まとめ』の内容を紹介していきます。

スライドは以下ですが、発表用のものなので、スライドそのものに内容はないよ…、ありません。

 

Edge だけじゃない! buid 2015 で発表されたそれ以外の Web 関連技術まとめ

と、そのまえに、そもそも

build とは?

build は、正式名称 Microsoft Build Developer Conference という開発者向けにイベントです。新しい Windows に搭載される新技術を開発者の皆様に紹介する目的で開催されます。

2011 年の Windows 8 のリリースからはじまり、今回が 3 回めとなります。回を増すごとに人気が高くなっており、今年のチケットは $2,095 という価格にもかかわらず発売開始から 45 分で売り切れるほどでした。

この人気の理由のすべてとは言いませんが、大きな要因の一つとなっているのは、毎回発表される参加者の想像を超えたエキサイティングな新技術の数々であることは疑いのないことでしょう。

今年はとくに今までの Windows、マイクロソフト製品の概念を覆すようなさまざまな技術の発表が行われました。

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build 2015 注目の技術

Windows 10 から搭載される新しい Web ブラウザ Edge 以外の Web 関連技術について紹介する前に、buid 2015 で注目の高かった特徴的な技術について紹介しましょう。

 

Universal Windows Platform (UWP)

Windows 10 の、プラットフォームとしてかつてない進化の方向性のひとつとして、Unveral Wndows Platfom (UWP) が発表されました。

Windows 10 では、PC、Phone、Xbox、IoT すべてに同様のカーネルが提供されています。その上でプログラムを再コンパイルすることなく、シングルバイナリのまま動作する仕組みを提供するのが UWP です。つまり、UWP 用に開発されたアプリケーションであれば、固有のデバイスに縛られることなく、PC から IOT 基板まで、さまざまな機器で動作することができるのです。

これは、Windows 10 自身が、実装されている機能の差異こそあれデバイスの垣根を越えて動作するものであることを示しています。

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Windows 10 は異種 CPU 上でも動作する共通化されたカーネルによってデバイスの垣根を越え、UWP によりプラットフォームとしてそれを具現化していますが、マイクロソフトは他のプラットフォーム用に作られたアプリ向けにも、プラットフォームの垣根を越えさせる機能の提供を計画しています。

Bridge

他のプラットフォーム用につくられたアプリを Windows 10 で動作するように変換あるいは再コンパイルする、従来の Windows 用のアプリケーションを Windows ストアで配布できるように再パッケージする、など、こういったプラットフォーム間、レガシー技術から新技術への橋渡しをする技術を総称して Bridge と呼びます。

現在、Bridge に含まれるのは、Android 用アプリのパッケージをそのまま Windows で動作するように変換する Project Astoria 、Objective-C で書かれた iOS 用アプリの Xcode プロジェクトを Visual Studio でコンパイルし Windows 用アプリを作成する Project  Islandwood、WPF のような Win32 アプリケーションを Windows ストア用に再パッケージする Prodect Centennial 、インターネット上にホストされている Web サイトを UWP アプリにする Project Westminster などがあります。

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Docker 対応

Docker とは Docker 社がオープンソースとして公開しているコンテナ管理ソフトウェアです。コンテナとはアプリケーションの実行環境を抽象化する技術であり、仮想化技術が OS を含むコンピューター全体をエミュレーションするのに対し、コンテナは元の OS 環境上に隔離されたアプリケーションの実行環境だけを仮想化します。

そのためマシン全体を仮想化するソリューションよりもフットプリントは少なく、インスタンスの生成のスピードも速くなります。また、アプリケーションとともに実行環境をパッケージ化して他の Docker 環境に配布することもできます。

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あたらしい Windows Server には Docker とは別に Windows Server Containers というコンテナの仕組みが用意されていますが、機能的な違いと他のプラットフォームとの互換のため Docker を搭載しています。

Doker 社のページからも Windows 用の Docker が入手できるので、興味のある方は試してみても良いでしょう。

 

Windows 10 IOT Core

Windows 10 IOT Core は、Raspberry Pi 2 に代表される超小型コンピューター向けの Windows 10 です。
Insider Preview 版が Windows デベロッパーセンターからダウンロード入手可能となっており、同様に入手できる開発ツールを Visual Studio と組み合わせて使用することで IOT 向けの Windows アプリケーションを開発することができます。

なお、Windows 10 と名前がついていても、IOT 機器で動作するように様々な機能が省かれているので、PC 用 OS のデスクトップ画面や、コマンドラインのウィンドウなども表示されません。

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HoloLens

build 2015 でもっとも大きなサプライズとなったのは Hololens でしょう。

Hololens のゴーグルは現実界の景色とコンピューター内の仮想空間のオブジェクトを合成した視界を生み出し、ジェスチャによる操作を可能とすることで、ユーザーに非常に高い没入感を提供します。

一般への発売時期は現在発表されていませんが、オフィシャルページオフィシャルページや Youtube のチャンネルなども公開されています。

 

Microsoft Azure の新しいサービス

クラウドのデータ分析基盤 SQL Data Warehouse、ビッグデータ分析環境 Azure Data Lake、マイクロサービスを構築するため PaaS である Azure Service Fabric が発表されました。

・ ・ ・ ・ ・

さて、ここまで Build 2015 で発表されたさまざまな技術の中から特徴的なものを取り上げて紹介してきました。引き続き、ブラウザー以外の Web 関連技術の紹介と行きたいところなのですが、分量が増えてしまったので続きはまた次回ということで。。

次回は以下について紹介します。

  1. Visual Studio Code
  2. Vorlon.JS
  3. hosted Web Apps
  4. Manifold JS

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