MS SQL Server のデータベースを操作する PHP アプリを自動生成するツール


私のブログのアクセス解析結果を見ると、PHP コードから MS SQL Server に接続したいというニーズがかなりあるようです。

このブログでは以前に、PHP コードから MS SQL Server に接続するコードを紹介させていただきましたが、今回は一歩進んで (?) MS SQL Server のデータベースに対して、CRUD (Create, Read, Update, Delete) 機能を備えた PHP アプリケーションを自動生成してくれるツール SQL CRUD Application Wizard for PHP を紹介させていただきます。

SQL CRUD Application Wizard for PHP
http://sqlcrudphpwizard.codeplex.com/

このツールについては、PHP on Windows ガイドライン の 4 章でも紹介しているのですが、ガイドラインでは概要の紹介のみにとどまっているので、この記事では、実際に PHP アプリケーションを出力するまでの手順を紹介させていただきます。

 

SQL CRUD Application Wizard for PHP による PHP アプリケーションの自動生成

データベースに対するアプリケーションの基本的な処理として、レコードの作成、読み取り、更新、削除があります。

これらの処理は、使用するデータベース サーバー ソフトウェアが同じであるならば、その記述があらゆるデータベースに対し、ほとんど不変であるにも関わらず、多くの場合、スキーマの違いにより使用するデータベース (テーブル) 用に記述しなければなりません。

SQL CRUD Application Wizard for PHP は、このようなデータベースごとの構造の違いを吸収し、接続先となるデータベースを指定するだけで、レコードの作成、読み取り、更新、削除機能を備えた PHP アプリケーションを生成します。

SQL CRUD Application Wizard for PHP が PHP アプリケーションを出力するまでの手順は以下のとおりです。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[全てのプログラム] – [ PHP SQL CRUD Application Builder ] – [PHPSiteGenerator] をクリックします。
  2. [PHP Ganarator] のフォームが起動してくるので、各項目を以下のように設定します。

    1. [ Storage Type ] グループ : [ SQL Server ] オプションボタンを選択

    2. [ Username ] : データーベースのログオンユーザーアカウント

    3. [Password] : データーベースのパスワード

    4. [Server Name]  : データーベースのインスタンス名

      ※たとえば SQL Server Express の既定のインスタンス名は .\sqlexpress です。

      image

  3. [Find databases] ボタンをクリックします。

  4. [Database] ドロップダウンリストボックスから、接続するデーターベースを選択します。

  5. [Tabel] ドロップダウンリストボックスから、接続するテーブルを選択します、

  6. [Select Coulumns] チェックボックスリストで、取得するフィールドを選択します。

  7. [Next] ボタンをクリックして次画面に進みます。

    image

  8. [Display Options] で [Enable Sorting] チェックボックスにチェックをつけます。

  9. [Generate Site] ボタンをクリックします。

  10. 出力先のフォルダを指定するダイアログボックスが表示されますで、フォルダを指定して [OK] ボタンをクリックします。

  11. “PHP CRUD Application Successfully Created!!” というメッセージボックスが表示されるので、[OK] ボタンをクリックします。

    image 

以上で PHP アプリケーションの出力は完了です。

出力先のフォルダにあるすべてのファイルを、PHP のランタイムと SQL Server Driver for PHP が正常に動作するように構成された IIS の Web サイト (※) に配置し、Web ブラウザから index.php にアクセスしてください。

(※) IIS への PHP 動作環境の構築については 「PHP on Windows ガイドライン (ドラフト)」 の第 2 章、MS SQL Server の接続については 第 4 章をご参照ください。

実行結果の例は以下の通りです。

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( 図 : テーブルの表示 )

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( 図 : レコードの編集 )

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( 図 : レコードの新規追加 )

 

出力されたアプリケーションが使用しているデータベースドライバー

出力されたアプリケーションが使用しているのは、php_sqlsrv を使用しています。詳しくは生成されたアプリケーションのファイル、database.php の内容を参照してください。

 

まとめ

今回の記事では、MS SQL のデーターベースに対し、CRUD の機能を持った PHP アプリケーションを生成する SQL CRUD Application Wizard for PHP を紹介しました。

出力されたアプリケーションをベースに、本格的なデータベースアプリケーションを作成するのも良いでしょうし、そのままメンテナンス用のアプリケーションとして使っても良いかもしれません。

また、 SQL CRUD Application Wizard for PHP は SQL Azure にも接続できるようなので、クラウド上のデータベースサービスを使用するのにどのようなコードを記述するのか、参考にするのも良いでしょう。

いろいろとお試しくださいませ。

 

★ おしらせ

記事内でも触れましたが、Windows ( IIS ) で PHP をホストするすべての方々向けに、IIS の基本的な操作、PHP 動作環境の構築、デバッグ、MS SQL Server への接続方法までを網羅したドキュメントを作成しました。

おそらく、Windows ( IIS ) で PHP をホストするということにおいて、今現在、これ以上のドキュメントはないはず、と自負しておりますので、ぜひご覧ください。

また、お知り合いに PHP を Windows でホストされている方がしましたらぜひ、お知らせください。

PHP on Windows ガイドライン ( ドラフト )
http://technet.microsoft.com/ja-jp/iis/gg535422

 

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