Kindle on iPad.


『Kindle for Mac』 のニュースに関連して、なるほどー、と感心したのが以下のニュース。

 『「近くKindle for iPadも出す」とAmazon.com 社が公表、BlackBerry向けにもコンテンツ提供へ』
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20100219/211729/

オンラインサービスから収益を上げるのであれば、Kindle (ハードのほう) にこだわる必要はなくて、さまざまなデバイスに向け提供したほうがお客さんは増えますもんね。

競合相手のデバイスのシェアを利用して、自分のところのサービスのシェアを伸ばす策を打ち出せるところが、デバイスとサービスという収益の二重構造ならではでないかと。。

もともと Amazon さんはオンラインサービスの会社なので、それほどデバイスの普及にこだわる必要はないのでしょう。

考えてみれば、携帯電話向けのサービスで収益を伸ばしている GREE さんもモバゲーの DeNA さんも自分でゲームデバイスを作ったりしていませんものね。

もしかしたら Amazon さんにとっての Kindle (ハードのほう) は、自分のところの電子書籍サービスを快適に(価格も含めて) 利用できるデバイスがなかったので出してみた、というものにすぎないのかもしれません。

むしろ自分のサービスが提供するコンテンツの魅力を十分に引き出してくれる普及したデバイスがあれば、わざわざデバイスを作るコストも省けて逆にいいのかも。

それにしても、こういった合理的な戦略を素早く柔軟にとれる Amazon さんは本当にすごいと思います。

これは、ハードメーカーが、オンラインサービスを "デバイスの付加価値" として位置づけているのに対し、Amazon さんは逆に、デバイスを "オンラインサービスの付加価値" として考ている(たぶん) 故なのかもしれません。 

これで本当に iPad が普及して、その上で iBooks から電子書籍のシェアを奪ったりしたら、個人的にはかなり痛快です。( 競争相手の土俵に自ら上がって勝つ、という意味で )

今後の動向が楽しみです。

さて、電子ブックといえば Google さんもいろいろ話題になるくらい書籍の電子化に力を入れていたはずですが、とんと新しいニュースを聞きません。

インターネットの大巨人がこのまま黙っているとは思えないのですが、なにか秘密兵器を用意しているのでしょうか?

TV を出すなんて噂(※)もありますが、弊社もむかーし Web TV ってのをやっておりまして、ええ、AOL さんも同じくセットトップボックスを配布する形式でやっておりましたっけね。して、どうなったかは、ここに書くまでもないでしょう。

※SONY さんが協力されるみたいですが、セットトップボックス型でやるなら Play Station と Sony Online Service を使って自分で.....、うーん、ちょっと難しいですかね。

はたしてGoogle さんはどんな戦いを見せてくれるでしょうか。

こちらも楽しみです。

いずれにしろこういった競争が活発になって様々なコンテンツが増えて、価格が下がれば、その恩恵を受けられるのは消費者なので、がんばってほしいです。

 

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