「SNS東京ルール」: 我が家での Windows 10 Mobile の設定に関する検討


<<3/14 14:00 訂正>>

2015年11月に東京都教育庁から「「SNS 東京ルール」の策定について」アナウンスされ、その啓発リーフレットが先日我が家にも届きました。

リーフレットをよく読むと、SNS 東京ルールに従え、という内容ではありません。子供の情報リテラシーをどう育成するか保護者の立場で考え、保護者と子供が話し合ってリテラシー醸成のためルール適応と成熟度合に応じたルール変更を行うこと、と私は読み取りました。

この啓発リーフレットには、SNS利用に必要なルールを以下5つの項目を挙げていました。

  1. 一日の利用時間と終了時間を決めて使おう
  2. 自宅でスマホを使わない日をつくろう
  3. 必ずフィルタリングを付けて利用しよう
  4. 自分や他者の個人情報を載せないようにしよう
  5. 送信前には、相手の気持ちを考えて読み返そう

我が家の話で恐縮ですが、子供に Windows 10 Mobile を配備する計画があります。そこで、このルールを現在のテクノロジーでどう実現していくか検討を行いました。

 

事前準備

デバイスやアプリに対する利用制限によるユーザー保護の仕組み「ファミリー セーフティー」を用いることにしました。ファミリーセーフティーは追加の費用負担なしで利用できます。Microsoft アカウント の Webページ「ファミリー」タブから、お子様の「追加」を行いました。この「追加」では、既存のメールでも、メールを持っていないときは新しいメールの追加もできるようになっています。

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新しいメールを作成し、お子様追加すると、子供のメールアドレスに追加された旨の案内メールが届きます。子供が受信したそのメールに対して承認を行い、ファミリーセーフティー上の家族となります。

 

「一日の利用時間と終了時間を決めて使おう」「自宅でスマホを使わない日をつくろう」

<3/14 訂正>ファミリーセーフティーでは、[使用時間] の設定ができますが、ただし対象が 「Windows 10 を搭載した PC」となっており、モバイルデバイス(Windows 10 Mobile)では設定できません。そのため、子供と対話を行うアプローチをとります。また、お茶の間・リビングの目に付きやすい場所にスマホを置き、使っているかどうかわかるようにします。

<3/14 Mobile デバイス向けの情報ではないため取消>ファミリーセーフティーでは、[使用時間] の設定ができます。設定したい「お子様」を選択し、各項目を設定します。

「お子様がデバイスを使うことができる時間の制限を設定する」を「オン」にします。

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利用時間は、開始時間と終了時間、1日あたりの上限時間が設定できます。終日ブロックによる「使わない日」の設定、「次の時間まで」と「このデバイスでに1日あたりの制限」を組み合わせ、1日の利用時間上限と終了時間が設定できます。

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「必ずフィルタリングを付けて利用しよう」

最初、Web サイトへのフィルタリングかと思いましたが、どうも違います。リーフレットをよく読むと、アプリのインストール制限、アプリの実行制限のことを「フィルタリング」と表現していました。

そこで、[アプリ、ゲームとメディア] より「不適切なアプリとゲームをブロック」を「オン」にします。これで、アプリインストール制限と、アプリの実行制限を行えるようになります。

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アプリのインストール制限は、年齢区分を設定するとことで、「ストア」にあるアプリや映画、ゲームが設定した年齢に応じてフィルタリングされて、その区分でインストール可能なコンテンツだけが表示されます。

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アプリの実行制限は、「最近のアクティビティ」より「アプリとゲーム」を選択し、実行済みアプリに対して「ブロック」を行います。

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「自分や他者の個人情報を載せないようにしよう」「送信前には、相手の気持ちを考えて読み返そう」

子供との対話を行うアプローチをとることにしました。技術的なアプローチとしては、OS側もしくはアプリ側で言葉を判定する等の実装を待つことになるためです。(他のプラットフォームで、こういった仕組みを組み込んでいる製品・技術もありますが。。。)

個人情報のスコープも非常にデリケートです。私の場合は「氏名」「学校のクラス」「住所」「電話番号」「顔写真」「家族構成」「行動履歴(いつどこに居た等)」をまず伝え、その上で他にも「通っている塾」等個人情報と位置づけらえている情報が多数あることを伝えることにしました。

また、メールや SNS に限らず、友達に面と向かって言えない言葉や、周りの人から見て不快に思う言葉、自分が言われたとき保護者の方が傷つくであろう言葉など、言葉使いについては注意を払う必要があります。送信前に一度文章を読むことを伝えることにしました。

なお、技術面でも様々な取り組みが存在しています。14才の若者が Google サイエンスフェア 2014 にて出展した「ReThink」を知る人も多いかと思います。投稿前にダイアログを表示し侮辱的な言葉を本当に投稿するか問いかけるボタンなのですが、ネットいじめにつながる発言を減少させることにつながると発表されました。

 

まとめ

今回、「SNS 東京ルール」の啓発リーフレットが自宅に届いたことから、技術的に解決する範囲と、子供自身で行動を考えてもらう運用で解決する範囲と 2 つの実行方法が見えてきました。技術的に設定したルールは、新たな課題の発生といった環境の変化や子供の成長を加味しながら変更を加えていくことになります。もちろん、そのルール適応は、保護者側の都合ではなく、子供と話し合い、合意形成を進めることが前提です。

私の検討が、ほかの皆様にもお役に立てれば幸いです。


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