Intel® NUC にWindows Server 2016 TP4 の導入とNICドライバの設定あれこれ


1週間の海外出張から帰ってきて代休を経て出社したところ、マネージャが突然やってきて黒い四角い物体を差し出してこういった。

「おかえり。これ、もう使ってないんだけど、何か入れるんだったら使っていいよ。」

「え、何ですか?これ。サーバー的なの?」

「うん。サーバーにしてもいいよ。確かi5 のプロセッサと 16GB の RAM と積んでる。」

「TP4 入れて遊んでいいですか?」

「いいよ。使うならキーボードとマウスも後から持ってくるね。」

ちょうど、海外出張で Windows Server 2016 の機能についてあれこれ聞いてきたところだったので実機が触ってみたかったことが読まれてる…(‘Д’)

こんな簡単なやり取りからはじまって、謎の黒い物体が手元にやってきた。

 

この黒い四角い物体は Intel さんの出している NUC という小さな筐体のx86 マシン。

http://www.intel.com/content/www/us/en/nuc/nuc-kit-d54250wyk.html

 

小さい筐体に 16GB の RAMと 256GB の SSD を搭載し、Core-i5 のCPU を積んで WiFi とオンボードの NIC が搭載されてるベアメタルで使うのにはちょっとパワフルな子でした。

早速 TP4 をこちらからDL してインストールしたところ、なぜか NIC が認識しない。

Tech Preview だけに、ドライバが無い状態です。

ESXi の場合はサポートしていない H/W の場合は似たドライバの VIB ファイルを入手してカスタムビルドを作ったり、VIB のインストールをして対応することができました。

 

今回、いろいろ苦戦してドライバを無事インストールすることができたのでやり方をシェアします。

注意:この方法はサポートされているわけではなく、あくまでテスト環境で実施いただく内容となります。

特に、INF ファイルを編集して BCDEDIT コマンドを使用してドライバのインストールを実施することは自己責任でお願いします。

 

手順は下記になります。

1.OSをテストモードにする。

NUCにログインし、コマンドプロンプトを管理者権限で起動します。

(Tips: Windowsキー+R→cmd と入力→Ctrl + Shift + Enter で一発起動できます。)

そして、BCDEDITコマンドで下記内容を実行します。このコマンドは確認されていないドライバーを強制的にインストール可能にするものです。

 

>bcdedit /set LOADOPTIONS DISABLE_INTEGRITY_CHECKS

>bcdedit /set TESTSIGNING ON

>bcdedit /set nointegritychecks ON

 OSを再起動します。

Capture3

 右下に表示される、Windows Server 2016 TP4の上にTEST MODEと表示されることを確認します。

2.最新のNUCのNICのドライバをダウンロードします。私が渡されたのは5i5RYH だったのでこちらのリンクからダウンロードしました。

 ダウンロードしたドライバのRARファイルを解凍します。(サードパーティの解凍ソフト等を使用します。)

3.認識していないNICのプロパティを確認します。

 NUCのデバイスマネージャを起動します。(Windows右クリック→デバイスマネージャ)

 Ethernet Controlerのツリーを右クリックでプロパティを開き、詳細タブでプロパティにHardware Ids を選択します。

Capture

 

4.Power Shellを起動し、2.で解凍したフォルダに移動してドライバを探します。(PowerShellはそのまま起動しても、コマンドプロンプトから起動してもよいです。)

Capture2

この表示は環境によって違います。

私の環境の場合はWindows 10 およびWindows 2016 用のドライバのインストール用の情報はe1d65x64.inf にありました。

このe1d65x64.inf ファイルをテキストエディタ等で開いて下記の編集を行います。

[ControlFlags] 以下を””を使ってコメントアウトします。

[ControlFlags]
;ExcludeFromSelect = \
;    PCI\VEN_8086&DEV_153A,\
;    PCI\VEN_8086&DEV_153B

 

[Intel]

[Intel.NTamd64.10.0.1]以下の下記の行をコピーし、[Intel.NTamd64.10.0] 以下の記述の最後尾に貼り付けます。

%E1559NC.DeviceDesc%            = E1559.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_1559
%E1559NC.DeviceDesc%            = E1559.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_1559&SUBSYS_00008086
%E1559NC.DeviceDesc%            = E1559.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_1559&SUBSYS_00011179
%E15A0NC.DeviceDesc%            = E15A0.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15A0
%E15A0NC.DeviceDesc%            = E15A0.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15A0&SUBSYS_00008086
%E15A1NC.DeviceDesc%            = E15A1.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15A1
%E15A1NC.DeviceDesc%            = E15A1.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15A1&SUBSYS_00008086
%E15A2NC.DeviceDesc%            = E15A2.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15A2
%E15A2NC.DeviceDesc%            = E15A2.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15A2&SUBSYS_00008086
%E15A2NC.DeviceDesc%            = E15A2.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15A2&SUBSYS_00011179
%E15A3NC.DeviceDesc%            = E15A3.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15A3
%E15A3NC.DeviceDesc%            = E15A3.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15A3&SUBSYS_00008086
%E15A3NC.DeviceDesc%            = E15A3.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15A3&SUBSYS_00011179
%E156FNC.DeviceDesc%            = E156F.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_156F
%E156FNC.DeviceDesc%            = E156F.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_156F&SUBSYS_00008086
%E156FNC.DeviceDesc%            = E156F.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_156F&SUBSYS_00011179
%E1570NC.DeviceDesc%            = E1570.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_1570
%E1570NC.DeviceDesc%            = E1570.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_1570&SUBSYS_00008086
%E1570NC.DeviceDesc%            = E1570.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_1570&SUBSYS_00011179
%E15B7NC.DeviceDesc%            = E15B7.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15B7
%E15B7NC.DeviceDesc%            = E15B7.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15B7&SUBSYS_00008086
%E15B7NC.DeviceDesc%            = E15B7.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15B7&SUBSYS_00011179
%E15B8NC.DeviceDesc%            = E15B8.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15B8
%E15B8NC.DeviceDesc%            = E15B8.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15B8&SUBSYS_00008086
%E15B8NC.DeviceDesc%            = E15B8.10.0.1,       PCI\VEN_8086&DEV_15B8&SUBSYS_00011179

 

5.4で編集したINFファイルを右クリックし、Installするとドライバの認識がされます。

最終的にはデバイスマネージャから見ると下記のようになります。

Capture4

 

Capture3

 

これでNICも無事認識しました。WiFiのドライバ入っていない状態ですが、最低限のテストはできるような状況です。

本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

Comments (0)

Skip to main content