インターンシップ体験記:「マーケティングの重要性」と「ビジネスでの役割」


福井高専電子情報工学科4年の民谷慎一郎です。このたびは日本マイクロソフト社にインターンシップに5日間参加させていただきました。まず、私はこのインターンシップで「マーケティングの重要性」と「ビジネスでの役割」という点について知ることができました。

 1日目の午前中は Microsoft 社の見学と説明をしていただきました。社内は、実際に海外の方がいて、英語で会話している社員さんの姿を多く見受けられて、とてもグローバルを感じました。また、インターンシップを希望した際に私は「プログラミングをして、ソフトウェアを開発したい!」という気持ちがありましたが、渡辺さんの話を聞くと日本マイクロソフト株式会社は主にマーケティング戦略を立てたりする会社で、開発は Microsoft Development というまた違うところであったと知りました。 正直なところちょっと残念な気持ちもありました。午後は、「学生に対して Surface Pro 3 を売る」という題目でマーケティングプランを立てるという課題をしました。僕は高専生に対して、「レポートをどこでも作成できるから便利だ」「マイクロソフト包括ライセンス契約の下、Windows OS のように安くできれば買うだろう」を武器で売れると考えましたが、無難すぎる案だという意見がでました。斬新な発想というのはなかなか出ないもので、「ものを売る」ということの難しさを感じました。ここでいい商品を作って且つ、売るタイミング、ターゲットを考えてこそ売れるということが課題を通してわかりました。

 

2日目の午前にクラウドについての説明を受けました。非常に興味深かったのが、Microsoft Azure の公式キャラクターの「クラウディア窓辺」の存在です。さらに Azure の技術を解説した漫画もありました。漫画では Azure を知らないひとにも取っ付きやすい工夫がされていて、Azure を認知させるという点でおもしろいマーケティング方法だと思いました。午後には大手町テクノロジーセンターに行きました。そこでは学生やスタートアップした企業への技術的支援をしています。なぜそのようなことをしているのかをお聞きしたところ、学生には Microsoft の製品を好きになってもらい、今後も継続的に使ってくれることを望んでいることと、ベンチャー企業ではその企業が成長して Microsoft と協力しあえるような企業になってほしいという願いがあるそうです。 BizSpark や DreamSpark などがあります。また企業の悩みを聞き、対話し、提案したりしています。とても大きなデモ機があり、それで企業の方の要望通りかなどを検証しているそうです。ここで Microsoft は多くの企業と連携していることを知りました。

 

3日目の午前はパブリックセクターの植村さんの下、「中学生向けの理科の授業のデモ」を行うことになりました。理科の授業はわかりにくく、とても難しかったことを覚えています。そのため、僕は OneNote という Microsoft Office のソフトと Surface のペンデバイスを使って、動画や画像をキャプチャして図を書き込んだりするとわかりやすいのではないかと考えました。

 

4日目には、昨日の中学生向けの理科の授業のデモの発表をしました。私は力の釣り合いと合力、分力についての授業のデモをしました。準備不足もあり、原稿どおりに話すことができずに少し曖昧になってしまった点が残念でしたが、OneNote の使い方についてはよい評価がもらえました。午後は東京大学に行き、そこの理工学科の方に学内を案内していただきました。学内には本屋や図書館があり、多くの専門書がありました。また大学生協の PC のカタログには タブレット PC より、高性能なデスクトップ型の PC が多く紹介されていました。そのことから、東大では学科の研究室で使う高性能 PC が求められていると考えました。これが東大生のニーズであり、それに沿うものが売れるのだと思いました。また、退社した後にみんなでビックカメラ新宿店に行き、実際にどのようにしてSurface が売られているかを見てきました。対抗馬である MacBook Air の売られ方も見て、スクリーンセーバーで流れているデモに違いがありました。Surface Pro 3 は機能を紹介していたが、MacBook Air は機能面について全く紹介していなかった点です。Surface は機能で、MacBook はデザインで選ばれているように思います。

 

このインターンシップでとても強く感じた点が2つあります。「マーケティングの重要性」と「ビジネスでの役割」という点です。「マーケティングの重要性」では、公認キャラクターの漫画で商品を認知させるということや、実際に考えてみたときの難しさなどで感じました。もう一つの「ビジネスでの役割」は、1日目に渡辺さんが就職についての話で「企業を選ぶのではなく、自分が何をしたいか、何ができるかで職を選ぶ」ということを話されました。また別の日に「会議などで意見しなければそこにいる意味がない」とも話されました。家族のなかであっても、クラスの中であっても、このインターンシップの中でも、自分の役割というものがあったはずです。その中の自分の役割を果たすということが、その集団をよくするという意味でも、自分にとってもとても大切なことだと感じました。このようにインターンシップを受けるということ自体初めてで、東京に一人で滞在するということも初めてで、初めてだらけの5日間でした。学科の分野が研究、開発のほうなので、このようにマーケティングのことを知れたのはとてもよい経験になったと思います。そして、いろんな社員さんのお話を聞く機会があり、私の知らない話、タメになる話をたくさんしていただき、視野が広がったような気がします。改めて、今回のインターンシップありがとうございました。

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