[Tips] タスクシーケンスのバックアップ

みなさん、こんにちは!

本日の Tips には、タスクシーケンスのバックアップ方法をご紹介したいと思います。

MDT 管理コンソールからは、タスクシーケンスをバックアップする機能が存在しません。しかしながら、MDT はすべてファイルベースで構成ファイルを扱う製品なので、展開共有(Deployment Share)を直接アクセスすれば、タスクシーケンスをバックアップすることができます。

以下が以前ご紹介した「タスクシーケンスを作ろう」記事に記載したDeployment Shareのフォルダー階層です。

deploymentshare

タスクシーケンスや MDT の構成ファイルは Deployment Share の「Control」フォルダーに格納されています。

backupTS

Control」フォルダーには、タスクシーケンス ID を持つフォルダーが存在します。各フォルダーには、タスクシーケンスの構成ファイル(ts.xml)が格納されています。

backupTS2

タスクシーケンスをバックアップするには、タスクシーケンスの構成ファイル(ts.xml)を保存するか、またはタスクシーケンス ID を持ったフォルダーごとを保存する必要があります。フォルダーごとの保存をおすすめします。

追加 TIPS!!

タスクシーケンスのコピペも MDT コンソールからはできませんが、便利な回避策があります!

タスクシーケンスのコピペを行うには、以下の手順をご利用ください。

  1. コピーしたいタスクシーケンスの ID を確認する(例えば、TS01
  2.  新しいタスクシーケンスを作る(タスクシーケンスの内容はなんでも OK、後から上書きするので)
    1. 新しいタスクシーケンスの ID を例えば TS02 にする
    2. このタスクシーケンス TS02 にタスクシーケンス TS01 の内容をコピーします
  3. Explorer から、「Deployment Share」>「Control」>「TS01」 フォルダーにアクセスし、コピーしたいタスクシーケンスの構成ファイル(ts.xml)をコピー (Ctrl+C) をします
  4. Explorer から、「Deployment Share」 >「Control」>「TS02」 フォルダーにアクセスし、#3 でコピーした構成ファイルを貼り付けます(Ctrl+V)。上書きの警告に 「OK」 をクリックします

MDT コンソールから、TS02 タスクシーケンスを開いてみて、内容が TS01 タスクシーケンスの内容と同じになっていることをご確認ください。