MDT のモニタリングを有効化

みなさん、こんにちは!

本日は MDT のモニタリングを有効化する手法をご紹介します。

MDT には展開監視機能が標準で提供されております。ただし、モニタリング機能はデフォルトで無効になっております。

MDT のモニタリングを有効化

MDT モニタリングを有効にするには、MDT 展開共有の「プロパティ」を開き、「Monitoring」タブをクリックします。

MDTMonitoring1

モニタリングを有効にすると、裏では以下が起こります。

  • 「Microsoft Deployment Toolkit Monitor Service」という新しいサービスがインストールされます。このサービスは、監視されているコンピューターからイベントを受信し、MDT コンソールに OS 展開状況を表示します。

MDTMonitoring3

  • MDT 展開共有のルール(Customsettings.ini)にモニタリングサーバーの情報が追加されます。

MDTMonitoring2

これだけで、MDT モニタリングは有効になります!

追加情報

MDT モニタリングが有効に状態で OS 展開を行うと、MDT コンソールに展開されている端末の状況が表示されます。

「Deployment Shares」>「MDT 展開共有の名前」>「Advanced Configuration」>「Monitoring」 配下に展開済みと展開中のコンピューターが表示されます。

MDTMonitoring4

コンピューターレコードをダブルクリックすると、詳細が表示されます。詳細は 10秒ごとにアップデートされます。

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上記の画面から、以下の操作ができます。

  • Remote Desktop」 RDP でリモート接続(mstsc.exe)ができます。OS 展開がまだ WinPE フェーズだと、リモート接続はできません。Windows OS がインストールされた状態から RDP は利用できます。
  • VM Connection」 展開されている端末が仮想コンピューターの場合、MDT は自動的に検知して、Hyper-V 接続ツール(VMconnect.exe)で端末にリモート接続することができます。こちらのボタンは、Windows OS インストール後に表示されます。そして、Hyper-V 接続ツールを利用するには、MDT サーバーに Hyper-V 管理ツールをインストールする必要があります。
  • DarT Remote Control」 MDT ブートイメージに DarT が組み込まれている場合、このボタンは表示されます。DartT Remote Control Viewer では WinPE フェーズのみに接続できます。