「アット・ニフティストア」の事例公開とWeb Serverのパフォーマンス

ASP.NETの活用事例として「アット・ニフティストア」の事例を弊社導入事例ページにて公開しました。

イーコマース系のサイト構築の難しさは、突然予期しないトラフィックが発生することらしいです。偶然、極端に安い商材が提供できたり、人気商品の新製品の発売、クリスマスシーズン前など、予想を超えるアクセスをされる事がある様です。そこで、そのアクセスを、しっかり捌く事ができないと、サイト自身の売上やサイトの信用度に大きく影響するので、特にWeb Serverのピークパフォーマンスは重要です。「アット・ニフティストア」の事例にもあるとおり、そこは、Windows Server 2003のIIS 6.0の性能がかなり生かされているわけです。

Web Serverのパフォーマンスって考えたことあるでしょうか?同じ類のソフトウェアであれば、基本的に同じようなソフトウェアのパフォーマンスはハードウェアの性能に大きく依存します。Web Serverも同様で、ハードウェアが同じであれば、よく利用されているApacheと、Windowsで動作するIISは、パフォーマンスにそれほど違いは無いと思われていると思います。確かにIIS5.xまでは、そういった考えも正しかったと言えるでしょう。しかし、IIS 6.0は違います。機能の一部をカーネルモードに移動させることにより、大幅にパフォーマンスが向上しており、IIS5と比較すると段違いに高速です。つまりIIS6.0の速さには理論的な理由があるわけです。Webサイト全体のパフォーマンスはWeb Serverだけではなく、サーバーアプリケーションを構築する技術(たとえば、ASP.NETやActive Server Pages)などの性能の影響も大きいものの、IIS 6.0のパフォーマンスは、Webサイトを構築する上で非常に頼もしい存在です。

そのIIS6.0を活用した「アット・ニフティストア」サイト。個人的には、大手インターネットサービスプロバイダーの1サービスと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。独立系のショッピングサイト以上に品揃えや価格にこだわった上に、花川店長をはじめとした店員さんのブログによる、おすすめ商品や売れ筋商品がその理由までしっかり書かれていて親近感がわきました。ハイレベルPCユーザーのツボを押さえたコンテンツはさすがという感じです。

アット・ニフティストアサイト
https://store.nifty.com/

花川店長をはじめとした店員さんのブログ
https://niftystore.moe-nifty.com/eokaimono/

アット・ニフティストア事例ページ
https://www.microsoft.com/japan/showcase/nifty1.mspx

 

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