Skype for Business for iOS クライアントで、コンサルティブ転送時の保留音が途切れる

こんにちは Japan Lync / Skype for Business サポートチームです。

日本国内では、Skype for Business モバイルクライアントについて
電話機の代替として非常に多く、ソリューションとしてご利用されておりますが
一部、製品として対応が完全に実施されていない部分があり、こうした点の一つとして
保留音の動作についてご報告させていただきたいと思います。

保留音が流れるよう、構成、設定された環境において、Skype for Business for iOS から、Skype for Business リッチクライアント(PCクライアント)へ
コールした場合、SfB リッチクライアントで、そのコールを保留後、別ユーザーにコールしてコンサルティブ転送を実施する事が可能です。
(※コンサルティブ転送:一般的な日本の部門電話番号を共有している場合に実施する転送方法で、コールの仲介者(コール元の通話をピックアップした人)がコール先と会話した後、保留を解除、コール先とコール元の会話が開始する形態です)

この際、コンサルティブ転送時に SfB for iOS で聞こえる保留音が途切れ途切れとなる場合があります。
ただし、通話自体は転送を含めた処理は完了するため、影響は保留音が聞こえるタイミングに限定されます。

日本市場では、海外での利用に比べ、転送等のご利用が圧倒的に多いことなどから
これまで、この問題についての修正を開発部門で検討して参りましたが
最終的に、サーバー側の通信動作との協調を含め、思いのほか修正が複雑になることが判明し
現段階では実際の保留、転送自体に実害がないことから、現時点では修正を見送らせていただいております。

そのため、コンサルティブ転送をご利用のお客様で、お聞き苦しい点、またご迷惑をおかけする状況について大変申し訳ございません。