Lync Server 2010 監視サーバ レポートのエクスポートファイル形式について

 

こんにちは、Japan Lync / Skype for Business サポートチームです。

 

Lync Server 2010/Lync Server 2013/Skype for Business 2015 監視サーバのレポート機能は、データのエクスポートを行うことが可能です。

 

その中で、Lync Server 2010 監視サーバのレポート機能は、Excel 形式 (.xls ファイル) に対応してた実装となっています。

そして、Lync Server 2013/Skype for Business 2015 監視サーバのレポート機能は、Excel 形式 (.xlsx ファイル) に加え、CSV 形式または XML 形式に対応した実装となっています。

以上のことから、Lync Server 2010 監視サーバーのレポート機能は、CSV 形式のエクスポートに対応していないため、空ファイルが生成されます。

 

Lync Server 2010 の実装は、「ユーザー アクティビティ レポート」 を CSV 形式または XML 形式に対応し出力する機能の実装がありません。

[ユーザー アクティビティ レポート] の内容は、CSV 形式で非表示となる隠し要素が含まれています。

[ユーザー アクティビティ レポート] の隠し要素の構成に起因し、 CSV 形式または XML 形式で出力した際に、空のファイルが作成されます。

更に、Lync Server 2010 の実装は、保存するファイル形式として、CSV 形式または XML 形式を選択可能な実装となっております。

出力ファイルとして対応していないファイル形式を選択可能となっていることで、混乱を招いてしまっている状況で、大変ご迷惑をおかけします。

 

そのため、恐れ入りますが Lync Server 2010 監視 サーバ レポートのエクスポートを実行する場合は、Excel 形式を選択することにより、期待する情報がエクスポートされますので、

運用上 CSV 形式のファイルが必要となる場合は、Lync Server 2013 監視サーバ レポートから Excel (.xls) 形式でエクスポートしてから、

エクスポートしたファイルを CSV 形式のファイルとして保存しなおして利用していただく必要があることをご容赦ください。

 

なお、当然ではございますが、この問題は以降のバージョンで改善されており、最新の Skype for Business Server 2015 では問題なくCSV 形式または XML形式での保存が可能です。