Skype for Business 2016 – Video Based Screen Sharing


Japan Lync/Skype サポート チームです。

Skype for Business 2015 までのデスクトップ共有機能は、リモート デスクトップ プロトコルをベースとした実装でした。 これまでの実装では処理能力の低い PC でも高画質にデスクトップ共有を可能とする反面、動画の再生や動きの激しい操作などには適しておらず、ストップモーションの様な表示となってしまいます。 Skype for Business 2016 で採用されたビデオ ベースのスクリーン共有機能 (VBSS) は、H.264 コーデックによる高画質で滑らかな動作のデスクトップ共有を可能とします。 VBSS 方式のデスクトップ共有は、以下の環境で利用することが可能です。

  • P2P のデスクトップ共有のみ対応 (オンライン会議は RDP 方式のみ)
  • Skype for Business 2016 クライアント間のみ対応 (SfB 2015 以前のクライアントとの接続は RDP となる)
  • オンプレミス環境 / オンライン環境のいずれにも対応

RDP 方式と VBSS 方式の違いは次の動画をご参照ください。

VBSS 方式は H.264 ベースの高画質なデスクトップ共有を可能としますが、以下の点に注意が必要となります。

  • RDP 方式に比べて使用する帯域が大きくなります
  • 特に大きいサイズの画面を共有した場合はクライアント PC の負荷が高くなります
  • PC のスペックやネットワークの帯域によっては画像がリサイズされて圧縮されることで品質が低下します
  • PowerPoint 共有など他の共有と切り替えて使用するとオンライン会議となり、意図せず RDP 方式に切り替わります
    ※ Skype for Business Server / Online では VBSSが現在展開されている状況となります。
  • デスクトップ共有のポートレンジで UDP が利用されるため QoS の見直が必要な場合があります (RDP は TCP のみ)
  • 複数バージョンのクライアントが混在する環境では、接続相手によって方式が自動的に変わります

なお、VBSS を利用している場合、帯域幅に余裕がある場合には RDP と比べて多く利用されますが、
利用可能な帯域幅が少ない場合には、 H.264 の画像 Compression により RDP と比べて、パフォーマンスが向上します。

なお、RDP と比べて、ステートレスなプロトコールである、UDP が利用される事により、すべてのパケットに対しての ACK が送信されない事から、
送信されるパケットの数がの最適化されます。

Skype for Business 2016 間では既定で VBSS 方式が利用されますが、以下のレジストリを追加することで旧来の RDP 方式に変更することが可能です。

  • HKCU の場合
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Lync
    EnableP2PScreenSharingOverVideo = DWORD:0
  • HKLM / OS と Skype for Business が共に 32bit もしくは 64bit の場合
    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\16.0\Lync
    EnableP2PScreenSharingOverVideo = DWORD:0
  • HKLM / OS が 64bit で Skype for Business が 32bit の場合
    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Wow6432Node\Microsoft\Office\16.0\Lync
    EnableP2PScreenSharingOverVideo = DWORD:0
    ※異なるアーキテクチャにおけるレジストリを追記いたしました

上記の注意事項をご確認いただき、ご利用の環境に応じた適切な方式をご利用ください。

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