アドレス帳の仕組み Part3

Japan Lync/Skype サポート チームの大河内です。

今回は、Lync/Skype のアドレス帳の仕組みについてご案内したいと思います。
これまでに紹介させていただいている以下の Blog についても
参考にしてください。
Title: アドレス帳の仕組み
URL: https://blogs.msdn.com/b/lync_support_team_blog_japan/archive/2014/07/30/10546151.aspx

Title: アドレス帳の仕組み Part2
URL: https://blogs.msdn.com/b/lync_support_team_blog_japan/archive/2014/08/11/part2.aspx

Lync Server はグローバル アドレス リスト (GAL) からユーザー情報を取得し、Lync Server 内のデータベースへ情報を書き込みます。
その際に、Active Directory のユーザーの属性値を使用して生成され、使用する属性値については、既定では以下のようになります。

※この値は、Lync Server 2010 では、リソース キットに含まれる ABSConfig で制御可能でした。

------------------------------------------
givenName
sn
displayName
title
mailNickname
company
physicalDeliveryOfficeName
msRTCSIP-PrimaryUserAddress
telephoneNumber
homePhone
mobile
otherTelephone
ipPhone
mail
groupType
Department
Description
manager
proxyAddresses
------------------------------------------

この属性値を基に Lync Server 上にアドレス帳が生成され、Lync/Skype for Business クライアントはこのアドレス帳を用いて Lync/Skype 単体でのユーザーの表示を行います。
しかしながら、実際の運用環境では、Lync/Skype クライアントが、単体で保持するアドレス帳情報に加え、
EWS/MAPI で取得する Exchange サーバーのメールボックス内の情報や、
LDAP で Domain Controller から取得する情報がマージされて、最終的な連絡先リストが表示されます。

引き続き、快適な Lync/Skype ライフをお楽しみください。

 

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