Skype for Business 2016 の会議で PowerPoint プレゼンテーションが利用できない

Japan Lync/Skype support Team です。

Skype for Business 2016 で確認されている制限事項についてご紹介します。

 

[現象]

Skype for Business 2016 を異なるバージョンの PowerPoint と組み合わせると、Skype for Business の会議で PowerPoint プレゼンテーションが利用できません。
以下のエラー メッセージが表示されます。


エラー メッセージ:

PowerPoint がインストールされていため、
<ファイル名>.pptx を
プレゼンテーション用に変換できません。PowerPoint をインストールして、やり直してください。

 

[原因]

本事象は、Skype for Business 2016 でバージョンの異なる PowerPointとの組み合わせで発生する可能性がある、製品の実装上の制約事項となります。
バージョンを揃えた、Skype for Business 2016 と Office 2016 の組み合わせでは発生いたしません。

[追加情報]

会議画面の [PowerPoint ファイルの表示] から、「PowerPoint がインストールされていないため、XXXXXX(ファイル名).pptx をプレゼンテーション用に変換できません」のエラーが出力される場合は、異なるバージョンの Office がインストールされている場合が一つの要因として考えられます。
なお、[プログラムの表示] 実施した場合、PowerPoint の変換を行っての共有ではなく、RDP で画像を送る事で実現している機能となるため、共有が可能となります。
本来、異なるバージョンの Office 製品をインストールしてお使いいただくこと自体はサポートされておりますが、 過去の事例からも、PowerPoint や Outlook 連携で不具合が出る可能性が希にございます。

[回避策]

今回の事象も、これに該当するバージョンの異なる製品間で起きる制約事項となります。
つきましては、以下の 2 点の代替え案について採用する事が可能かご検討ください。

1. バージョンを 2013 または 2016 のいずれかに統一していただく
2. [プログラムの表示] から PPTX ファイルを共有いただく