Lync Server 2013 FrontEnd Server の台数 後編


こんばんは、 Lync サポートチームの吉野です。
ひきつづきフロントエンドサーバーの台数について語ります。

新しいプールが動かない

お客様環境では4台のフロントエンドサーバーを導入することにしました。
パイロットでとりあえず1台導入してみます。

トポロジービルダーで FE1,FE2,FE3,FE4 を定義します。そして FE1 を構築しセットアップウィザードを走らせます。
ところがサービスは起動しません。

実はフロントエンドプールを新しく立ち上げるためにはサーバーの 85% が実行されていることが必要です。実行されているサーバーの数がそれより少ないと、サービスが起動状態で行き詰まり、プールが起動されないことがあります。
なお4台構成のプールの場合は 75% ですが 3 台必要となります。このような場合はトポロジービルダーではあらかじめ「とりあえず導入する分」だけ定義して、あとから再定義する必要があります。

半分落としたら全滅した

お客様環境では4台のフロントエンドサーバーを導入しました。既に稼働状態です。
メンテナンスのため夜間に 3 台のサーバーをシャットダウンしました。夜中だから1台で大丈夫だろう…とおもったら残りの1台のサービスが停止した。

実はフロントエンドプールが正しく稼働するためにはサーバーの50%が動作していることが必要です。
この場合は2台だけシャットダウンしていれば無事だったということになります。

復旧できない

なーんだ、そうだったのか...と停止したサーバーを改めて起動しました。もしくは未構成のFEをトポロジーから削除しました。
ところがサービスが上がってこないことがあります。

上記のような状態を「クォーラム損失」といいます。「新しいプールが動かない」のほうがルーティンググループレベルクォーラム損失で、「半分落としたら全滅した」のほうがプールレベルクォーラム損失です。

ルーティング グループ レベル クォーラム損失…特定のルーティング グループに十分な数のレプリカ サーバーがないことによって発生します。ルーティング グループとは、そのプールに所属するすべてのユーザーからなる集合です。各ルーティング グループは、プライマリ 1 台とセカンダリ 2 台という 3 台のレプリカをプールに持っています。

プール レベル クォーラム損失…プールで十分な数のシード サーバーが実行されていない場合に発生します。

この場合、稼働台数要件を満たしたうえで以下のコマンドレットを実行すると復旧可能です。

Reset-CsPoolRegistrarState -ResetType QuorumLossRecovery -PoolFQDN <FQDN>

より細かく知りたい方はこちらをご参考いただければと思います。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/gg412996.aspx

それでは引き続き快適な Lync クォーラムライフを満喫ください。 


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