Lync と Exchange の統合 EWS part8 – TrustModelData


こんばんは。Lync/Skype サポートの久保です。

 

これまで EWS 接続に行うための情報のソースとなる Primary SMTP アドレスを取得し、

名前解決を行い IP アドレスを取得し、

HTTPS 接続によりネットワーク レイヤーでの接続を確立する様子を確認しました。

その次に各設定箇所の確認方法について解説いたしました。

Lync と Exchange の統合 EWS part1

Lync と Exchange の統合 EWS part2

Lync と Exchange の統合 EWS part3

Lync と Exchange の統合 EWS part4

EWS 接続のインターバルについても設定箇所を確認しました。

Lync と Exchange の統合 EWS part5

EWS 接続は、Lync は HTTPS のみ可能であることを確認しました。

Lync と Exchange の統合 EWS part6

認証方式と Fiddler を用いた確認方法について解説しました。

Lync と Exchange の統合 EWS part7

 

今回は、TrustModelData が必要な場合について解説したいと思います。

Lync クライアントからの接続について、TrustModelData が必要な場合があります。

これは、EWS 接続だけではなく、サインインのタイミングでも発生しますが、サインインのタイミングで発生するのは、Lync Online で発生する場合が多く、

オンプレミスの Lync クライアントでサインインのタイミングで TrustModelData が問題になることは殆どありません。

TrustModelData に関しての公開資料は以下の資料が公開されています。

 

TITLE: Lync Online に認証して Lync 2010 にサインインしたときに、Lync を確認できない」サーバーに、サインイン アドレスの信頼が」メッセージ(機械翻訳)

TITLE: “Lync cannot verify that the server is trusted for your sign-in address.” message when you sign in to Lync 2010 by authenticating to Lync Online

 

オンプレミスの場合には、Autodisocver 接続の際に、TrustModelData が必要となる場合が発生します。

簡単なリプロ ステップとしては、以下のように設定することで、現象を再現させることが可能です。

 

SIP アドレス: LyncUser01@fabrikam.com
CAS の FQDN:CAS.contoso.com
PrimarySMTP: LyncUser01@contoso.local

ポイントとしては、全てのドメインが異なる点となります。

 

回避策としては、PrimarySMTP アドレスのドメインを TrustModelData として設定する事となります。

上記の例ですと、以下のレジストリ キーを登録する事で、問題を回避可能です。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Office\15.0\Lync]
“TrustModelData”=”contoso.local”

 

レジストリの配布についてですが、この設定はOfficeのポリシーとして定義されているので、以下からダウンロードできるOfficeのポリシー
管理用テンプレートを用いて、ADのGPOから配布することが可能です。

 

Office 2013 Administrative Template files (ADMX/ADML) and Office
Customization Tool

http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=35554

 

 

管理用テンプレートの使用方法などについては、以下の情報が提供されております。

 

Office 2010 でグループ ポリシーを使用して設定を適用する

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc179081(office.14).aspx

 

Office 2013 のグループ ポリシー管理用テンプレート
ファイル (ADMX、ADML) および Office カスタマイズ ツール (OCT) ファイル

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc178992(office.15).aspx

 

この管理用テンプレートにて追加される以下のポリシーを用いて、設定できます。

ユーザーの構成ポリシー

管理用テンプレート

Microsoft Lync 2013

Microsoft Lync 機能のポリシー

 

にある、「信頼されたドメインの一覧」を有効にすることで、今回の設定を配布することが可能です。

関連 Blog

Lync と Exchange の統合 EWS part1
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2014/07/02/lync-exchange-ews-part1/

Lync と Exchange の統合 EWS part2
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2014/07/04/lync-exchange-ews-part2/

Lync と Exchange の統合 EWS part3
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2014/07/05/lync-exchange-ews-part3/

Lync と Exchange の統合 EWS part4
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2014/07/07/lync-exchange-ews-part4/

Lync と Exchange の統合 EWS part5
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2014/07/09/lync-exchange-ews-part5/

Lync と Exchange の統合 EWS part6
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2014/07/09/lync-exchange-ews-part6/

Lync と Exchange の統合 EWS part7
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2014/07/10/lync-exchange-ews-part7/

Lync と Exchange の統合 EWS part8 – TrustModelData
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2014/08/03/lync-exchange-ews-part8/

Lync と Exchange の統合 EWS part9 – ExcludedContactFolders
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2014/08/25/lync-exchange-ews-part9/

Lync と Exchange の統合 EWS part10 – PersonalContactStoreOverride
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2014/08/25/lync-exchange-ews-part10/

Lync と Exchange の統合 EWS part 11 – 個人情報マネージャーのレジストリ制御
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2016/11/24/lync-exchange-ews-part11/

Exchange 統合に関する技術資料まとめ
https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2015/10/06/exchange/

引き続き、快適な Lync ライフをお楽しみください。

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