アドレス帳の仕組み


こんばんは。Lync Support の久保です。

 

Lync で提供されているアドレス帳の仕組みとしては、File Download と Web Query があります。

どちらの機能をクライアントに提供するかは、ClientPolicy の AddressBookAvailability で設定可能です。

既定値は WebSearchAndFileDownload です。

 

AddressBookAvailability の設定とクライアントの動作については、次の技術資料でご確認ください。

TITLE: 新しいアドレス帳の機能
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/gg429714(v=ocs.14).aspx

 

今回は、File Download を設定している場合のアドレス帳に反映されるまでの動作について改めて確認してみたいと思います。

特定のユーザーのみが検索できないといった場合には、以下の動作を正確に理解し、トラブル シュートを行う必要があります。

大まかには以下の流れになります。

 

1. Active Directory のオブジェクト 情報を Lync Server にレプリケートします。

2. Lync Server でアドレス帳が生成されます。

3. クライアントがアドレス帳をダウンロードします。

 

それぞれの動作についてほんの少しだけ詳しく見てみたいとおもいます。

 

1. Active Directory のオブジェクト 情報を Lync Server に複製されます。

UserReplicatorConfiguration の ReplicationCycleInterval の設定に従い、複製が行われます。

現在の設定は、Get-CsUserReplicatorConfiguration で確認が可能です。

既定値は 1分 です。

Update-CsUserDatabase を実行することで、複製を強制できます。

 

2. Lync Server でアドレス帳が生成されます。

AddressBookConfiguration の RunTimeOfDay の設定に従い、アドレス帳の生成が行われます。

現在の設定は、Get-CsAddressbookConfiguration で確認可能です。


既定値は 1:30 です。(深夜)

一日に複数回の実行をすることはできません。

Update-CsAddressBook を実行する事で、アドレス帳の生成を強制する事が可能です。

 

3. クライアントがアドレス帳をダウンロードします。

クライアントのアドレス帳ダウンローは主に 2 つのシナリオに分けて考える事ができます。

3-A. Galcontacts.db を保持していない場合

Galcontacts.db を保持していない場合は、サインインから 0 分から  60 分の間のランダムな時間でアドレス帳のダウンロードが行われます。

これは、始業時などに負荷が集中する事を避けるための実装となります。

次のレジストリを設定する事で、Galcontacts.db の初回ダウンロードまでの遅延を制御する事が可能です。

 

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Office\15.0\Lync]
“GalDownloadInitialDelay”=dword:00000000

3-B. Galcontacts.db を保持している場合

Galcontacts.db のダウンロード後、24 時間~48時間の間にダウンロードされます。

Galcontacts.db を保持した状態からのダウンロードについて制御する事はできません。

Title: アドレス帳の仕組み Part2
URL: http://blogs.msdn.com/b/lync_support_team_blog_japan/archive/2014/08/11/part2.aspx 

Title: アドレス帳の仕組み Part3
URL: https://blogs.msdn.microsoft.com/lync_support_team_blog_japan/2016/03/14/abs-part3/

 

引き続き、快適な Lync ライフをお楽しみください。

 

本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

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