DragonBoard 410c と Linker メザニンカードを Windows 10 IoT Core と UWP で使ってみよう

先日 ALCYNA (あるじゃん)主催の DragonBoard+IoTアプリコンテストに参加して、優秀賞なるものをいただきました。ありがとうございます。

こちらのイベントではなんと無償で DragonBoard 410c をいただけるという太っ腹企画。少しでも貢献をということで、DragonBoard 410c と Linker メザニンカードを使った基本的なサンプルを公開しました。

GitHub: https://github.com/kenakamu/DragonBoard_96BoardStarterKit_Sample

説明: https://github.com/kenakamu/DragonBoard_96BoardStarterKit_Sample/blob/master/README_JP.md

IoT と UWP アプリ

普段 C# で開発しており、IoT に関する知識がなくとも、UWP (Universal Windows Platform) アプリが Windows 10 IoT Core で実行できるため、これまで通りアプリ開発を行えます。DragonBoard 410c は Windows 10 IoT Core でサポートされているため、安心です。インストール手順はこちらのページよりウィザードに沿って実行してください。

何が同じか

特定のプラットフォームに依存しないものであれば、すべて同じです。JSON.NET などの NuGet ライブラリをはじめ、HttpClient や非同期処理、XAML やデータバインドなど、UWP アプリ開発のノウハウがすべて使えます。USB が使える場合も多いので、Web カメラやマイクを使うこともできます。

何が違うか

多くの場合、IoT では各種センサーからデータを読み取って処理します。例えば温度や湿度、照度などです。この場合、センターによって接続方法が多少異なり、それぞれに対応するクラスやコードが必要となります。まだ勉強中なので詳細は語れませんが、公開したサンプルでは GPIO (General Purpose Input/Output)、SPI (Serial Peripheral Interface) を使ってデジタル入出力とアナログ入力を扱っています。

Azure IoT Suite

IoT は当然デバイス側だけでは関係しません。マイクロソフトでは Azure IoT Suite を提供しています。是非ビジョンのビデオもご覧ください。

今後も IoT 関連の情報もどんどん発信していきます。