Windows ロゴのデザイン刷新


みなさん、こんにちは。Windows 開発統括部の古内です。

今日は久しぶりに Blogging Windows Blog に掲載された記事の翻訳をご紹介します。2012 年 2 月 17 日に投稿された 「Redesigning the Windows Logo」 という、Windows 8 の新しいデザインのロゴを紹介した記事です。古いバージョンの Windows ロゴも出てきますので、どうぞ昔を懐かしみつつお楽しみください。


Windows ロゴのデザイン刷新

Windows 8 は Windows オペレーティング システムを根本から作り直したものであると、お伝えしてきました。ありとあらゆることについて、最新の PC の使用感に適合しているかどうか検討され、Windows のロゴも、その対象の 1 つでした。Windows のロゴは誰もがよく知っているマークですが、私たちが客観的に見ても、今回のロゴの進化は Metro スタイル デザインの基本的な考えをうまく表現していると思います。また従来のロゴについても、その豊かな特徴を再認識することができました。

ロゴのデザイン変更に際して、共同で作業を行うパートナーの候補は初めから少数に絞られていましたが、Pentagram 社がプロジェクト参入に同意したときには、私たちの期待は大きく膨らみました。同社の輝かしい実績をご覧になれば、期待度の大きさも理解いただけると思いますが、Metro デザインの考えによくマッチするクラシカルなグラフィック デザインのセンスが、特に魅力的だったのです。

Windows 8 の開発が始まったばかりの頃、マイクロソフト米国本社の会議室で、Pentagram 社の Paula Scher、Michael Beirut、Daniel Weil、そしてマイクロソフトからデザイナーと Windows をはじめとするさまざまな部署のマーケティング責任者が参加するキック オフ ミーティングが開かれました。チームは丸 1 日を費やして、Metro スタイルのデザイン哲学や Windows ブランドの歴史と価値、さらにはグラフィック デザインとテクノロジ業界の傾向を話し合いました。

「目の前にあるものを理解するには、一定の努力が必要である」- George Orwell

これは、デザイン会社として名高い Pentagram 社の Paula Scher から、新しい Windows ロゴのスケッチを見せてもらったときの私たちの感想です。

旗ではなく、窓...

Paula から投げかけられたのは、「窓 (Windows) という名前なのに、どうして旗なのですか」という素朴な疑問でした。

Windows のロゴは、ロゴ作成に使用される技術とともに進化を遂げてきました。Windows 1.0 のシンプルな 2 色のものから、Windows Vista や Windows 7 の複雑で細かなレンダリングを使用したものまで、それぞれのロゴには、そのときどきの技術を背景とする意味があります。計算能力が向上するにつれて使用可能なマシン パワーが増大し、レンダリングできる色数が増え、フォントも改善されました。また 3D の視覚効果についても、奥行き、影、質感などがさらにきめ細かく生き生きとしたものになりました。初期の低解像度のグラフィックスの世界から、現在のリッチな高解像度システムへと進化を果たしてきたのです。そうして、初めは製品名を表していたシンプルな「窓」も、空を飛ぶ、はためくフラッグ (旗) へと変わりました。

しかし、ロゴの原点に立ち返ってみると、元々は確かに窓をかたどったものでした。"Windows" はコンピューティングを見事に象徴したものです。そこで新しいロゴでは、この窓というアイデアに敬意を表したいと考えました。人々が独自の視点を得るための助けとなる技術を提供すること。マイクロソフトと Windows にとってはそれがすべてです。そして、新しいロゴはまさにこれを表現しています。今回は、デザインし直すのではなく本来の意味に立ち返り、Windows の原点に回帰して、Windows ロゴを「窓」そのものとして再考しました。

歴代の Windows ロゴ

過去のロゴをいくつか振り返ってみましょう。

Windows 1.0

初代の Windows ロゴをご存知の方は少ないでしょう。しかし、Metro スタイルのデザインを検討するにあたって、このロゴは新鮮であり想像力をかきたてるものでした。"Windows" という象徴的な名前のすばらしさを改めて感じるこのロゴは、シンプルな線と単純明快なコンセプトで構成されています。

Windows 1.0 のロゴ

Windows 3.1

旧来の Windows ロゴというと、このイメージを思い浮かべる人が多いでしょう。いまやクラシカルとも言える窓の形と 4 色を配したデザインは、長い間 Windows ブランドのトレードマークでした。ロゴがはためいているような効果が取り入れられ、動きを感じさせるデザインとなっています。このロゴは、1990 年代を通して Windows の各バージョンの基本となりました。

Windows 3.1 のロゴ

Windows XP

次にロゴが大きく変わったのは、Windows XP がリリースされたときです。「Windows フラッグ (旗)」として知られるようになったこのロゴは、それまでよりもすっきりとし、より洗練されたマークとなっています。Windows PC 画面の左下隅に「スタート」という文字と並んで表示されたこのバージョンでは、プラスチックのような質感と共に、リッチなグラデーションと影による 3D 効果が施されています。

Windows XP のロゴ

Windows Vista

Windows Vista のリリースは、「Aero グラス」を効かせたインターフェイスが主要な要素として取り入れられた、Aero デザインの始まりでした。緑色の [スタート] ボタンに替わって、Windows XP と比べて平面的な「フラッグ (旗)」をあしらった、ガラスのようなデザインの丸いボタンとなりました。このアイコンは、社内では「パール」と呼ばれています。このガラスを模したボタンには光を表現する繊細な効果が使用されており、PC のレンダリング エンジンがいかに強力になったかを表しています。このバージョンのロゴは、Windows 7 でも大きく変更されていません。

Windows Vista のロゴ

Windows 8

Windows 8 では、いくつかの重要な目標を掲げて、以下のようにロゴのデザイン変更に取り組みました。

1. Metro スタイルのデザイン方針に大きな影響を与えている国際タイポグラフィ様式 (スイス デザインとも呼ばれる) を踏まえ、近代的であると同時にクラシカルなロゴにしたいと考えました。新しいロゴは、大胆な単色とはっきりした線や形を用い、空港や地下鉄で見られる案内標識のデザインのような印象となっています。

2. 「真のデジタル」という Metro デザインの指針を反映させることに重点を置き、ガラス、木、プラスチックなどの素材感を与えるような、模造的な工業デザインは採用しませんでした。動きのあるデザインは、Windows 8 で体感できる「速くてなめらか」なスタイルを表しています。

3. 控えめながらも堂々としたデザインにすることが、私たちの最終的な目標でした。出迎えられているかのような感覚を表現するために、少し傾きを付けて遠近感を出しました。また、ユーザーの設定に応じてロゴの色も変化します。これぞまさに、「パーソナル」コンピューターです。

Windows 8 のロゴ

新しいロゴがみなさんのお気に召すことを願っています。

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