[Blog翻訳] Messenger Connect 最新リリースの新機能


ご無沙汰しております。Windows 開発統括部の古内です。
東日本震災以降、原発の問題も含めて大変な思いをされていらっしゃる方も多いことと思いますが、一日も早い復旧を心よりお祈りしています。

さて、以前に 「Messenger Connect の Application Contacts 機能の廃止について」 の翻訳記事を掲載しましたが、「そもそも Messenger Connect って何?」 という疑問の声にお応えするため、Messenger Connect に関する英語 Blog 記事を紹介していきたいと思います。今回は 2010 年 10 月 12 日に Windows Live for Developers Blog に投稿された What is new in the latest Messenger Connect release の翻訳をお届けします。 本文からリンクされている MSDN サイト上の開発者向け情報などは英語のままですが、Messenger Connect の概要をつかんでいただけたら幸いです。


Messenger Connect 最新リリースの新機能

Jeff Kunins は Inside Windows Live Blog (英語) において、Messenger Connect がベータ段階を終了し、正式リリースされたことを発表しました。それを受け、この記事では今回加えられた技術的な変更点についていくつかご説明したいと思います。これらの変更は、2,500 人を超えるベータ テスト参加者の皆様から寄せられた貴重なフィードバックと 2 か月にわたる開発作業の成果であり、今回の変更作業では特に、導入と展開の簡素化開発の簡素化と迅速化、そして主要シナリオの実現に重点が置かれました。

評価が簡単に

開発者は新しいサービスを見つけると、その機能をいち早く理解し、試用し、手軽に利用したいと考えるものです。私たちは、開発者の皆様が Messenger Connect を自身のサイトに追加すべきかどうかを容易に判断できるよう、Windows Live デベロッパー センター (英語) を刷新しました。ここでは新たに、簡単なサンプル サイトへのリンク (ID 管理共有バッジチャット コントロール、いずれも英語) を追加しました。「百聞は一見にしかず」とも言いますので、ぜひお試しください。

ベータ版では、Web サイトでエンド ユーザーがどのようなアクセス許可 (スコープ) を要求されるかについて、多くの質問が寄せられました。スコープによっては、利用が 「制限」 される場合があります。技術的にはプラットフォームで利用可能ですが、セキュリティ、プライバシー、サポート性といったさまざまな理由から、すべての企業で利用できるようにはしていませんでした。広く利用可能なスコープとそうでないスコープについては、(データ可搬性とプライバシーに関する原則 (英語) に従い) これまであまり明確にしてきませんでしたが、この度 「Messenger Connect のスコープ」のページ (英語) を書き直し、開発者が適切な情報を得られるようにしました。

また、開発者がサイトに Messenger Connect を簡単に追加できるよう、いくつか新しいツールを作成しました。共有バッジ (Sharing Badge、英語) (開発者ポータルからの登録は不要) 用には、Messenger の共有バッジを含むすべての 「アグリゲーター (情報収集するもの)」 をリストしました。また、バッジをサイトに追加するコードの作成方法を示す簡単なプロトタイプ ツール (英語) を作成しました。このプロトタイプ ツールには、特定のブラウザー ロケールでしか共有バッジが表示されないようにできるなど、いくつか面白い機能が備わっています。

ID 管理、ソーシャル ディストリビューション、インページの IM やチャットといった機能を使用する場合は、クライアント ID が必要になります。ベータ版では取得に許可が必要でしたが、正式版では開発者ポータルからクライアント ID を取得できるようになりました。https://manage.dev.live.com (英語) にアクセスし、自分の Windows Live ID でサインインするだけでクライアント ID を作成できます。ベータ版では開発者のアクセスが制限され、一定期間ごとに案内されるようになっていました。

導入と統合がさらに簡単に

Messenger Connect を実装して Web サイトを強化したいと考える開発者の作業をさらに容易にするためにはどうすればよいか、その方法について相当な時間を費やして検討しました。そこで、ベータ テストの参加者から寄せられた質問や提案に注目し、新しい開発者ガイド (英語) を作成することにしました。このガイドには、Windows Live と統合したアプリケーションの作成方法の概説が示されています。

開発者はコーディング中に手直しをしながら何度もコードを実行するものですが、サービス全体の安定性を確保するためには、各サービスにスロットル制限を設ける必要があります。この相反する要件を克服するために、スロットル制限を非常に高く設定したデバッグ エンドポイントを作成しました。これにより、スロットル制限のエラーによって開発作業が混乱するのを心配することなく、コーディングに集中しアクティビティを大量に発行することができます。

Windows Live のユーザー アクティビティを共有 (英語) する際は、ActivityStrea.ms (英語) というきわめて強力で優れたフォーマットを利用するのがお勧めです。こちらをお勧めするのは、そのフォーマット以上にコンテンツ (ユーザー アクティビティ) やユーザー操作中のコンテンツの表示方法が優れているからです。約 20 種類のテンプレート (英語) が用意されていますが、Windows Live の外観に最適なものやアクセス数を最も多く得られそうなものを特定するのは、なかなか難しいものです。これを解決するために作成したのが、ActivityStrea.ms テンプレート選択ツール (英語) です。このツールは、開発者がテンプレートを選択したり、コードを参照したり、Windows Live 上での表示のされ方 (また ActivityStrea.ms (英語) での表示のされ方) を確認するうえで役立ちます。ぜひ活用してみてください。

Messenger Connect Web Activity Feed Templates (ActivityStrea.ms)

ID 管理に Messenger Connect (英語) を使用してプロファイル API を呼び出しているパートナーから、一般的なシナリオ (ユーザー名、電子メール アドレス、プロフィール写真の取得など) を実現するのに、何度も呼び出しを行わなければならない、とのフィードバックが寄せられました。この作業を容易にするために、プロファイル API の応答を圧縮しました。また、認証なしで利用できるアバターも作成しました (もちろん、ユーザーの同意が必要です)。

より完全で、かつデータ可搬性とプライバシーに関する原則にも合致

ベータ版では、2 つの問題が導入の障害となっていることがわかりました。1 つは、接続先ユーザーに電子メールを送信できないこと、もう 1 つは、チャット コントロール (英語) は優れた機能であるとはいえ、モデレーション (議論の管理) が必要であるということです。

私たちは、データ可搬性とプライバシーに関する原則 (英語) を考慮し、接続先ユーザーの電子メール アドレスを共有する代わりとして、Invitation (招待) API を作成しました。この API によって、接続先ユーザーではなく Web サイトから Windows Live 上の友人に招待メールが送信されるようになります。接続先ユーザーではなく招待 API から送信されるようになることで、配信性と変換動作の向上が期待されます。

チャット コントロール (英語) は、デジタル フラッシュモブ (多数の人々が 1 つの場所に集合すること) に集まるユーザーを管理するための有効な方法であり、リアルタイムでのチャットやコメントを可能にします。コメントは維持されませんが、サイトに表示できるようになります。また、チャット コントロールで議論を事後管理できる機能 (英語) も追加しました。これにより、チャット モデレーターがメッセージを削除したり、メッセージ履歴を拡張表示したり、ユーザーの投稿をブロックすることが可能になります。

どのようなプロジェクトにおいても、分析は重要な鍵と言えます。今回のリリースでは、分析レポートを追加し、実装した Messenger Connect の動作状況を正確に確認するための方法を増やしました。

Example report

投資すべき分野を見極める

早期導入の開発者からのフィードバックに基づき、この度、強く型付けされた Messenger Connect .NET ライブラリを廃止しました。今後この分野の開発作業は、REST ベースの Web サービスと直接連携して動作するサンプルに集中することになります。

スタートライン

今回のリリースは、有益なフィードバックをご提供いただいたベータ テスト参加者の皆様のご協力によってスタートラインを切ることができました。今後はぜひ dev.live.com/forums の開発者フォーラム (英語) に参加して、必要と思われる作業や変更点についてご報告ください。

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