IE8 の自動更新について (IEBlog 補足)

こんばんは、五寳です。

4/10 付の IEBlog にて IE8 の自動更新 (以下 AU : Automatic Update ) についての追加の情報が投稿されました。

その前に、すでにお気付きの方もいらっしゃると思いますが、Beta2 や RC をインストールしていた方は、すでに Windows Update (以下 WU) から正式版の IE8 をダウンロード & インストールすることができるようになっています。セキュリティの観点からも、まだ Beta2 や RC をインストールしたままになっている方は IE8 へアップグレードしていただきたいと思います。( 今回の IE8 からは、アンインストールしなくても、そのままアップグレードすることができるようになっています。)

さて、本題です。
IEBlog : Prepare for Automatic Update distribution of IE8 をまとめると、こんな感じ。

  • Beta ユーザーにはもう AU はすでに始まっている (上述のとおり)。
  • Windows XP, Vista, Server 2003, Server 2008 で IE6 または IE7 を使っている人に対して、4月の第3週あたりから、IE8 の自動更新についての通知を受け取るようになる。
  • Windows XP と Server 2003 に対しては High-Priority (優先度の高い更新プログラム) 扱いで、Windows Vista と Server 2008 は Important (種類が "重要") 扱いになる。
  • IE8 は勝手に PC にはインストールされない。"Internet Explorer へようこそ" のスクリーンが表示され、"後で確認する"、"インストール"、"インストールしない" の3つを選択することができるようになっています。
  • 上記でインストールしないオプションを選んだ場合、www.microsoft.com/ie8 からダウンロードしてインストールするか、オプションとして WU からインストールできる。
  • 企業などで、Windows Update を管理している人は、Blocker Toolkit を使うことで IE8 が自動的にマシンにダウンロードされることを事前に防ぐことができます。Blocker Toolkit の FAQ : 英語 はこちら。 (4/20 の週までには、Blocker Toolkit を使う必要がある。)
  • WSUS (Windows Server Update Services) で IE8 を展開できるようになるのは、2009年 7月を予定。

この IEBlog の情報は、基本的には英語版 IE8 についてになります。日本語版の AU の時期については、まだ日本のビジネスチームが Redmond チームに交渉しているところなので、詳細な情報については、いましばらくお待ちください。

とはいえ、事前に準備しておくことに越したことはありませんので、上記の点をご理解いただき、必要に応じて Blocker Toolkit などでの対応を検討していただきたいと思います。

五寳