Windows 10 update history 公開

新しいビルド番号のWindows 10 がリリースされた時、ご自身のソフトに影響しそうな改善・修正が含まれていないか気になりませんか?   皆さん、こんにちは。WDK サポートチームの津田です。今回は、そのような内容が気になる皆様のために、Windows 10 のリリースノートとして、今月より公開が始まりました “Windows 10 update history” のページをご紹介します。URL は以下です。   Windows 10 update history http://windows.microsoft.com/en-us/windows-10/update-history-windows-10   Windows 10 は、現在主要なバージョンには「2015 年 7 月にリリースされた初期バージョン (10240)」と「2015 年 11 月にリリースされたバージョン 1511 (10586)」があります。上記のサイトでは、それぞれへの修正の概要が記載されています。現時点では、2 月 9 日にリリースされた更新の修正情報のみが記載されています。   また、上記ページの右側に、以下のページへのリンクがあります。   Windows 10 release information https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/release-info   このページでは、Windows 10 のビルド番号と KB 番号の対応関係の履歴を公開しています。   Windows 10 で何らかお困りの現象が発生した場合には、上記のサイトをご確認いただくことで、以下の切り分けにご利用いただけるかと存じます。  …


WDF ソースコード公開

皆様、いかがお過ごしでしょうか。WDK サポートチームの石沢です。 今回の記事より Twitter アカウント MSDEVJP より更新をお知らせいただけることになりました!是非ご活用ください。また Twitter よりお越しの皆様、初めまして!本ブログではドライバ開発に関する記事を公開しております。今後とも何卒よろしくお願いいたします。 今回は Windows Driver Frameworks (WDF) に関するお話しです。 去年の 3 月に WDF のソースコードが GitHub 上に公開されました。  Windows Driver Frameworks これにより Windows 10 では WDF を含めたデバッグをできるようになったわけなのですが、今回はどのように設定すればソースコードデバッグできるのか具体的な手順を詳しく解説いたします。   <今回のメニュー> カーネルデバッグ開始 シンボルパスとソースパスの設定 ブレイクポイントを設定しよう Go! 上手くいかないときは   ■ 1.カーネルデバッグ開始 まずはカーネルデバッガ (Windbg) を接続しましょう。今回は Windows 10 バージョン 10586に接続しています。 バージョンは Windbg 接続時に以下のように表示されますので、把握しておくとよいでしょう。   Connected to Windows 10…


マイクロソフト ランゲージ ポータル

皆さん、はじめまして。祝田です。   今回は、ある問題が発生した時に皆さんが、まず、するであろう情報収集や事例の検索などの手助けとなるサイト マイクロソフト ランゲージ ポータル を紹介したいと思います。 マイクロソフト ランゲージ ポータル 多くの場合、日本語を主言語としている方であれば特別な理由や、こだわりがない限り、基本的には日本語版の OS をご利用いただいているかと思います。そのため、問題が発生したときに表示されるエラーメッセージや、問題が発生しているユーザーインターフェースの表記についても日本語で表示されている場合がほとんどです(一部英語のままの場合もありますが・・・)。 問題が発生した時に表示されるエラーメッセージ、例えば、次のようなイベントログが出力されていた場合 そのエラーに関する情報を収集するために、まずは Web 上でこのエラーメッセージやエラーコードをキーワードで検索するのではないかと思います(すくなくとも私はします)。ごく一般的な機能や、メジャーなエラーコードなどであれば、多数の情報がヒットして、その時点で目的の情報にたどりつけるかもしれません。 しかし、自分の担当している機能や、開発しようとしているものが必ずしも日本において一般的であるとは限りません。その場合、英語のエラーメッセージで検索することで、より多くの情報にたどりつける ”可能性“ は高くなると思います。 と、少々前置きが長くなりましたが、そのような場合、冒頭に記載したランゲージ ポータルを利用して、日本語表記されている内容が英語版の OS (あるいは他の言語の OS) では、どのように表示されているのか取得できます。つまり、表記を確認するだけであれば、OS の言語の切り替えや、複数言語の OS を基本的には準備しなくていいのです。 では、簡単に使い方を紹介します。 1.       まず、以下の用語検索の URL へアクセスします。 https://www.microsoft.com/Language/ja-jp/Search.aspx 2.       上の画像のイベントログに記載されている、エラーの内容の一部、たとえば [デバイス設定をこれらの構成に設定しています] をコピーします。 3.       [検索文字列] のテキストボックスに、コピーしたテキストを貼り付けます。 4.       以下のように [検索対象言語] から、”日本語” を選び検索ボタンをクリックします。 5.       マイクロソフトの製品群で、検索文字列のメッセージを持っている各製品一覧と、その英語表記が表示されます。以下の表はその結果の一例です。 英語 訳 製品 Failed to upgrade…


RemoteFX USB デバイス リダイレクトに対応する際の留意点

皆さん、こんにちは。Windows Driver Kit サポートチームの津田です。   今月、英語ではございますが、以下の技術情報を公開しました。スキャナをご利用の方やスキャナドライバの開発者のお役に立つと思いますので、その内容をご紹介します。     RemoteFX USB redirected scanner doesn’t start on Windows Server 2012 or Windows Server 2012 R2   https://support.microsoft.com/en-us/kb/3125295   これは、「RemoteFX USB デバイス リダイレクト」で接続されたスキャナが Windows Server 2012 または Windows Server 2012 R2 においてスキャンの開始ができない、という現象についての技術情報です。 ちなみに、「RemoteFX USB デバイス リダイレクト」とは、リモートデスクトップ接続をしたときに、クライアント側の PC につながっている様々な USB デバイスを、リモートセッション上でも使えるようにする機能です。     デバイスやリソースをリモート デスクトップ セッションで使用する方法   http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows7/How-can-I-use-my-devices-and-resources-in-a-Remote-Desktop-session  …


Windows 10 Driver Verifier の「コードの整合性チェック」フラグについて

こんにちは、JS です。今回は、ドライバー検証用ツール Driver Verifier にて Windows 10 で新しく追加された機能について、紹介していきたいと思います。   Driver Verifier は、OS に標準で含まれているドライバー検証用のツールで、さなえすさんの記事「ドライバー検証ツール」でも使い方などが紹介されています。 この Driver Verifier ですが、Windows 10 では新しいフラグが追加されました。「コードの整合性チェック」と呼ばれるものです。 「コードの整合性チェック」フラグが何を検証するか、そしてフラグをどのように設定するのかをについて、以下に記載しましたので、ご参照いただけたらと思います。   「コードの整合性チェック」フラグは、どの動作をチェックするのか? 「コードの整合性チェック」フラグは、対象ドライバーに対し、カーネル メモリ内に「書き込み可能」と同時に「実行可能」なコードがあるかどうかを確認します。前述のようなコードが見つかった場合、Bug Check が作動し、BSoD と共にダンプ ファイルが作成されます。 ダンプ ファイルを WinDbg で開き、!analyze -v を行うと以下の記述が確認できます。   0: kd> !analyze -v ******************************************************************************* *                                                                             * *                        Bugcheck Analysis                                    * *                                                                             * *******************************************************************************   DRIVER_VERIFIER_DETECTED_VIOLATION (c4) A device driver…


Debug Diagnostic Tool

皆様、天候が優れない日が多い今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。 またしても WDK サポートチームのI沢(アイザワ)でございます。そろそろ私に飽きてきた方もいらっしゃいますでしょうか。今月もお付き合いいただけますと幸いです。 今回は、「Debug Diagnostic Tool」というツールをご紹介したいと思います。 こちらのツールは、ユーザーモードプロセスのデバッグを補助してくれるツールなのですが、私が今までご紹介させていただいたものと比べると、かなり多機能なツールとなっております。 そこで、今回は本ツールの 1 機能である「自動的にクラッシュダンプを集める機能」についてご紹介したいと思います。 やはり時代はなんでも自動化です。いつでも手動で対応できるなんて考えは甘えです!クラッシュダンプの収集も自動化して楽してしまいましょう!では早速その方法について、ご紹介していきたいと思います。   ■ インストール 1. まず最初にツールを取得しましょう!以下のサイトからツールをダウンロードします。ツールは x86 版と x64 版がございますので、ご使用環境に応じたインストーラーを選択してください。     Debug Diagnostic Tool v2 Update 1     http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=42933 2. 次にダウンロードした DebugDiagx86.msi または DebugDiagx64.msi を実行しましょう。実行すると以下のようなウィンドウが表示されるので、[Next] をクリックしてインストールを進めましょう。 3. インストールにつきましては、表示されている内容をご確認いただきながら進めていただければ問題ございませんが、インストールするフィーチャーの選択画面では、少なくとも "Dump Collection" をインストールするように選択してください。また、インストールフォルダにつきましては、デフォルト設定の "C:\Program Files\DebugDiag\" に設定されたものとして今後の説明をさせていただきます。 4. 次のようなウィンドウが表示されればインストール完了です!   ■ ダンプコレクション 1. それではツールを実行してみましょう。インストールフォルダにある "C:\Program Files\DebugDiag\DebugDiag.Collection.exe" をダブルクリックしましょう! 2….


VMMap

皆様、お元気でしたでしょうか!WDK サポートチームのI沢(アイザワ)でございます。 なんと前回に続いて連投させていただきます!このままこのブログを乗っ取るぐらいの勢いで行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。   2 回目の投稿内容としましては、前回の記事でご紹介した「RAMMap」と同様に「メモリに関する問題のデバッグ方法」の 1つとして「VMMap」というツールをご紹介したいと思います。 「RAMMap」と「VMMap」で名前が似ておりますが、機能も近いところがありまして、2 つのツールを合わせてご使用いただくことで、お手軽にデバッグの幅を広げられるのでお勧めです!   ちなみに、前回記事「RAMMap」につきましてはこちらをご参照ください。 http://blogs.msdn.com/b/jpwdkblog/archive/2014/04/22/rammap.aspx   ■VMMap とは? VMMap は Windows Sysinternals ツールの 1 つで、"プロセス" の仮想メモリと物理メモリの割り当て状況を分析し、グラフィカルに表示してくれるツールです。 RAMMap は、メモリ全体の割り当て状況を表示してくれたのに対して、こちらは "プロセス" にフォーカスを合わせたツールとなっております。 つまり、この 2 つのツールを組み合わせて使用することで、まずはメモリ全体の使用状況を RAMMap で把握して、怪しいと思うプロセスを特定したら VMMap で詳細を見ていくというデバッグが可能となります! また、複数形式でのデータのエクスポート機能が備わっていたり、コマンドラインから実行可能であったりと、その手軽さとは裏腹に非常に機能が充実しておりますので、これを機に活用していただけると幸いです!   ■なにはともあれ実行してみよう! 1. まずはいつも通りツールを取得しましょう!以下のサイトから VMMap をダウンロードします。     VMMap     http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/dd535533.aspx 2. 次にダウンロードした VMMap.zip を解凍しましょう。解凍すると vmmap.exe が格納されておりますので、この exe ファイルをメモリ状態を取得したいプロセスが動作している Windows PC…


RAMMap

  皆様、はじめまして! WDK サポートチームのI沢(アイザワ)と申します。 今月からこのブログに参加させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 初投稿の内容としまして、「メモリに関する問題のデバッグ方法」をご紹介したいと思います。デバッグ方法と言いましても、たくさんの方法がございますので、今回はその一例として「RAMMap」というツールをご紹介いたします。他の方法につきましては、次回以降の機会に取り上げたいと思いますのでご期待ください! ちなみに、今後取り上げたいツール候補は下記のような感じで考えております。  ・Kernel Memory Space Analyzer    http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=15877 ・Debug Diagnostic Tool    http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=26798 ・Desktop Heap Monitor    http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=17782   ■RAMMap とは? RAMMap は Windows Sysinternals ツールの 1 つです。 現在、メモリがどのように割り当てられているのか、割り当てられたそれぞれの領域はどういう状況なのか…さらには特定の物理アドレスのメモリ使用状況まで表示してくれます。RAMMap の優れている点は、それらを非常に簡単に行えるというところです。基本的には実行ファイルをダブルクリックするだけで情報が表示されます。さらにメモリのスナップショットも保存可能で、コマンドラインからの実行も可能とその手軽さから初期解析にはうってつけのツールではないでしょうか。 ■スナップショットの取得 1. まずはツールを取得しましょう!以下のサイトから RAMMap をダウンロードします。     RAMMap     http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/ff700229.aspx 2. 次にダウンロードした RAMMap.zip を解凍しましょう。解凍すると中に RAMMap.exe が格納されています。この exe ファイルをメモリ状態を取得したい Windows PC の適当な場所に格納します。ただし、動作環境として…


DPINST.log

久方ぶりです。まさかたです。   さて、今回は、DPINST.log をご紹介してみたいと思います。 DPINST.log とは、その名の通り、Driver Package Installer (DPInst) によってドライバパッケージのインストールを実行した場合の動作を記録するログファイルです。 Driver Package Installer (DPInst) は、非常に便利なインストール ツールのため、ご利用されている方も多くいらっしゃいますが、ご存じない方のために、ざっとご案内しておきますと、.sys/.inf/.cat などドライバのインストールに必要なファイルが入ったフォルダに、<WDK インストールフォルダ>\redist\DIFx\dpinst 以下にある dpinst.exe をコピーするだけで、以下のドキュメントのようにウィザードやコマンドプロンプトからドライバのインストールができるツールです。     DPInst User Experience   http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/hardware/ff544795(v=vs.85).aspx     DPInst Command-Line Switches   http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/hardware/ff544775(v=vs.85).aspx   インストールが完了すると、デフォルトでは、[コントロール パネル]の[プログラムと機能]に、パッケージのエントリが表示されます。 以下のドキュメントにも記載がありますように、パッケージを表示させないようにもできますし、パッケージの表示名は INF ファイルの内容から決定されますので、その内容を変更することもできます。 なお、パッケージを表示させるようにした場合、その後デバイス マネージャーで [このデバイスのドライバー ソフトウェアを削除する] のチェックをオンにしてドライバーの削除を行うと、ドライバー パッケージそのものは削除されますが、[プログラムと機能] のリストにはパッケージのエントリが残ったままとなります。この状態で、[プログラムと機能] のリストからパッケージを削除しようとしても、既にパッケージ自体は削除済みであるため、リストからエントリを消すことができなくなりますので、ご注意ください。 そのため、DPINST を使ったインストーラーでドライバーをインストールされる場合には、DPINST を使ったアンインストーラー、もしくは、 [プログラムと機能] のリストからパッケージを削除されるのが良いと思います。 もし、デバイスマネージャーのような、それ以外の手段でドライバーがアンインストールされることが想定される場合には、上記のような…


Process Monitor

皆さん、こんにちは。A寿です。   突然ですが、皆さんは、ワニを食べたことがありますか?・・・このお話にご興味のある方は本文の最後の【閑話】までどうぞ。   さて、今回は、Windows Sysinternals ツールの 1 つ、Process Monitor を紹介します。Process Monitor は、プロセスが行った処理 (ファイル システム、レジストリ、プロセスおよびスレッドの活動) をリアルタイムで表示するツールです。このツールは、ドライバーやアプリケーション開発時だけでなく、運用時でも、ファイルやレジストリの操作や、DLLのロード等、様々なシステム上のトラブルシューティングで利用されています。   私たちも、このツールのログの採取方法や調査方法をお客様にご案内することがありますので、その一例の手順をご紹介しようと思います。   ■ ログの採取   (1) 以下のサイトから Process Monitor をダウンロードします。     Process Monitor     http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb896645.aspx (2) ダウンロードした ProcessMonitor.zip を問題が発生している環境の任意のフォルダーに置き、unzipします。     今回は、例として、C:\temp フォルダに置き、解凍し、ProcessMonitor フォルダができたとします。     ProcessMonitor フォルダの中に、以下の通り、Procmon.exe があることが確認できます。   C:\temp\ProcessMonitor>dir ドライブ C のボリューム ラベルは OSDisk です ボリューム シリアル番号は 2460-8F6F…