以前のバージョンの Visual Studio 2017 インストーラーについて

こんにちは、Visual Studio サポート チームです。

Visual Studio 2017 も先日バージョン 15.5 が公開されました! (※2017/12現在)

弊社としては、不具合の修正やセキュリティの強化が適用されている最新版のご利用を推奨しており、製品サポートも基本的には最新版にて承っています。

 

しかしながら、様々なご事情で以前のバージョンを入手したいというお問い合わせもいただいており、このようなご要望を受け、その時点でリリースされている「最新バージョンのひとつ前のバージョン」をご利用いただけるように以下のページで公開しています。

Installing an earlier release of Visual Studio 2017
https://www.visualstudio.com/en-us/productinfo/installing-an-earlier-release-of-vs2017
※ 新しいバージョンがリリースされた場合には公開バージョンが変更されますのでご留意ください。

 

なお、各バージョンのインストール パッケージを保存される場合には注意が必要です!

Visual Studio 2017 のインストーラーは、インターネット上から最新版のパッケージをダウンロードしてインストールする仕組みとなっています。このため、以前のバージョンのインストーラーを保存してあっても、インストール実行時には最新版のパッケージが取得されます。

これを防ぐためには、インストーラーのみを保存しておくのではなく、その時点のバージョンのオフライン パッケージを作成しておく必要があります。お手数とはなりますが、特定バージョンの Visual Studio 2017 インストーラーを保存されたい場合には、予め以下の手順でオフライン インストーラーを作成してくださいますようお願いいたします。

 

特定バージョンのオフラインインストーラーの作成手順

オフライン インストーラーの作成手順は以下のページでもご案内しています。

Visual Studio 2017 のネットワーク インストールを作成する
/ja-jp/visualstudio/install/create-a-network-installation-of-visual-studio#how-to-create-a-layout-for-a-previous-visual-studio-2017-release
※「以前の Visual Studio 2017 リリースのレイアウトを作成する方法」をご参考ください。

手順

1) 該当バージョンのセットアップファイル (例 vs_professional.exe) を入手します。

2) インストール イメージを保存するフォルダーを作成し、以下のコマンドでイメージをダウンロードします。

コマンド例) Visual Studio Professional を c:\vs2017offlineに展開する場合
vs_professional.exe --layout c:\vs2017offline

作成したインストーラーにバージョン名を付与するなどして保存してください。

 

インストール時の事前準備

オフラインなどで Visual Studio 2017 のインストールに必要な証明書がダウンロードできない環境の場合は事前に以下の手順で適用してください。

オフライン環境での Visual Studio のインストールに関する特別な考慮事項
/ja-jp/visualstudio/install/install-visual-studio-in-offline-environment
※ 「Visual Studio オフライン インストールに必要な証明書をインストールする」をご参考ください。

 

証明書をインストールまたは更新するには 3 つのオプションがありますが、個人のお客様はオプション 1 の手順が簡易です。

オプション 1 - レイアウト フォルダーから手動で証明書をインストールする
オプション 2 - エンタープライズ環境で信頼されたルート証明書を配布する
オプション 3 - Visual Studio のスクリプト化された展開の一部として証明書をインストールする

 

本稿が、特定バージョンの Visual Studio 2017 のインストーラーを保存する必要がある開発者様のお役に立てましたら幸いです。