Visual Studio 2012 で「Visual Studio 2008 - (v90)」のツールセットを指定すると、MSBuild で MSB8020エラーが発生する

 

Visual Studio 2012 (以降 VS 2012) から「Visual Studio 2008 - (v90)」のツールセットを指定し、Visual C++ アプリケーションを作成する場合は、VS 2008 (SP1) と VS 2010の双方のバージョンの Visual Studio も合わせてインストールされている必要があります。

これは、VS 本体と異なるバージョンのツールセットを使用する場合、対応する MSBuild エンジンおよびコンポーネントが必要となるためであり、Visual C++ のプロジェクトの場合には、 MSBuild が使用できるようになったのは VS2010 以降となることから、VS2008 (v90) のツールセットをご利用の場合もVS2010同梱のMSBuild が必要となります。

VS 2010 がインストールされていない場合、ビルド時に、MSB8020 のエラーが出ることがあります。

その場合は、VS 2010 をインストールし、再度ビルドをおためしください。

VS 2010 の製品版をお持ちでない場合は、下のダウンロードのページから、無償版の VS 2010 Express をダウンロードしてご利用いただけます。

ただし、プロジェクトの構成によっては製品版の機能が必要となりますので、その点はご留意ください。

-Visual Studio ダウンロード

https://www.microsoft.com/visualstudio/jpn/downloads#d-2010-express

 

<Visual Studio 2008 のツールセットの指定方法>

プロジェクトの [プロパティ] - [構成プロパティ] - [全般] を選択し、プラットフォームツールセットに「Visual Studio 2008 - (v90)」を選択します。

 

 

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