[SSRS] SQL Server 2016 での PDF エクスポートの改善点

福原 宗稚 SQL Server Developer Support   SQL Server 2016 では、Reporting Services の PDF エクスポートで以前からあった次の2つの問題が改善されていますので、ご紹介します。 エクスポートした PDF の文字をコピーして貼り付けると文字化け 縦書き なお、これらの改善点については、製品チームのブログ (英語)でも案内していますので、あわせてご覧ください。   1.エクスポートした PDF の文字をコピーして貼り付けると文字化け SQL Server 2014 までは、[SSRS] Reporting Services 文字化け:PDF の文字をコピーして貼り付けると文字化け で紹介しているように文字化けが発生していました。SQL Server 2016 では、文字化けが発生せず、貼り付け後も正しい文字が表示されるようになりました。 SQL Server 2014 まで PDF をエクスポートします。 エクスポートした PDF を開き、コピーします。 コピーした文字を貼り付けると、日本語が文字化けします。   SQL Server 2016 PDF をエクスポートします。 エクスポートした PDF…

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トラブルシューティング手法とサポートサービス

システムで何らかのエラーが発生したという場合や、やりたいことができないといった場合に、トラブルシューティングを行うことになりますが、その際の一般的なトラブルシューティングの流れについてご紹介します。私たちサポートチームもだいたいこのようなフローの考え方をもとに調査を行っています。また、テクニカルサポートでは、インシデント単位で承っているプロフェッショナルサービスと、時間単位で承っているプレミアサービスがあります。トラブルシューティング内容に応じた、それらのサポートサービスの違いについても、参考としてご案内します。 大きく、運用でのエラー発生、開発時の How-to では考え方も異なりますので、それぞれ分けて見ていきます。 エラー発生 A) いま事象が発生しているか これは一番重要なポイントになります。いま事象が発生している場合には、すぐに対処が必要なため緊急度は高くなり、できることも多くなります。復旧優先で対処となりそうな対応をすぐに行ったり、原因調査のためにいったん情報も採取してから対処を行うといった対応があります。 一方、いま発生していないけれども、過去発生していたエラーをさかのぼって調査することもあります。この場合には、どれだけ手掛かりとなる情報が残っているかが重要です。 B)エラーメッセージやログから調査 いま事象が発生している場合には、エラーメッセージやログを確認します。 SQL Server を例にとると、既定で出力されている情報として参考になるのは、下記があります。 既定の情報 SQL Server エラーログ (ERRORLOGファイルや、同じフォルダにあるデフォルトトレースやダンプファイル等) Reporting Services ログ (ログファイルや同じフォルダにあるダンプファイル、ExcecutionLog ビュー) Analysis Services ログ (msmdsrv.logやフライトレコーダー) イベントログ その他、事象に応じて、次のような情報を採取することもあります。 追加情報 ブロッキング情報 動的管理ビュー サーバートレース 拡張イベント パフォーマンス カウンター 問題ステップ記録ツール BID トレース ネットワークトレース ダンプファイル プロフェッショナルサービス、プレミアサービスのいずれでも、これらの情報からの調査は承っています。違いとしては、下記があります。 プロフェッショナルサービス これらの情報から、対処方法を調査してご案内します。 プレミアサービス これらの情報から、対処方法を調査してご案内します。また、必要に応じて原因追及の調査も行うことが可能です。 追加情報の中でも、BIDトレース、ネットワークトレース、ダンプファイルを採取する必要がある事象については、環境依存の問題の可能性が一般的には高いと言えます。その場合にはプレミアサービスでのみ調査可能です。   C) 発生状況の切り分け 事象によっては、情報採取よりも、事象が発生するパターン、発生しないパターンを切り分けることによって、問題点が特定できる場合があります。また、発生しないパターンが確認できると、それが対処方法に直結する場合もあります。例えば、次のような切り分けがあります。 特定の環境で発生する、もしくは複数の環境で発生する 特定のクライアントで発生する、複数のクライアントで発生する 特定のユーザーで発生する、複数のユーザーで発生する…

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[SSRS] Windows 7 SP1 x86 のクライアントにて SQL Server 2014 のレポートを印刷するとエラーになる

山崎 実久 SQL Server Developer Support  以前、以下のブログでレポートの印刷ができない問題について、対処方法をご案内しました。 ・Reporting Services のレポートで印刷を行うと「クライアントの印刷コントロールを読み込めません。」のエラーが発生する ・[SSRS] [SQL Server 2008 以降のバージョン] ReportViewer のレポート表示後、印刷ボタン(アイコン)を押下すると「クライアントの印刷コントロールを読み込めません。」のエラーメッセージが表示され、印刷できない。 今回、新たな不具合として、Windows 7 SP1 x86 のクライアントにて SQL Server 2014 のレポートの印刷ができない問題が報告されました。 この問題が発生した場合、上記ブログで案内した対処方法を実施してもエラーを回避することができません。同様の事象が発生した場合、以降に記載の対処方法を実施してください。 環境 クライアント: Windows 7 SP1 x86 ,  IE11 サーバー: Windows Server 2008 R2, SQL Server 2014 Reporting Services 事象 Windows 7 SP1 x86 のクライアントから、SQL Server 2014 のレポートを表示し印刷を行うと、以下のエラーが表示される。 ————-…

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[SSRS] アプリケーションドメイン DefaultDomain を読み込めませんでしたエラーについて

  SQL Server Developer Support チーム 須田 恵 概要 イベントログに、SQL Server Reporting Services での下記エラーが記録されることがあります。 ———————— アプリケーション ドメイン DefaultDomain を読み込めませんでした。 次の例外が発生しました: appdomain をアンロード中にエラーが発生しました。 (HRESULT からの例外: 0x80131015)。 ———————— このエラーについてよくお問い合わせをいただくことがありますが、OS の再起動など Reporting Services 停止タイミングに伴い記録されている場合、かつ Reporting Services 利用において特に実害がない場合には、安全に無視してよいエラーとなります。   詳細 アプリケーションドメインとは? アプリケーションドメインは、.NET Framework における実行コードの管理単位のことです。 Reporting Services は、レポート サーバー Web サービス・レポート マネージャ・およびバックグラウンド処理アプリケーションなどの複数の機能を包含した一つのサービスとして存在しますが、各機能ごとに実行されている処理や関連データが、別の機能に影響しないように分離されます。 この単位がアプリケーション ドメインであり、エラーメッセージの “DefaultDomain” がアンロードに失敗したアプリケーション ドメインです。 – 参考情報 レポート…

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[SSRS] HowTo:詳細レポートを別ウィンドウで開く方法

  SQL Server Developer Support チーム 須田 恵 こんにちは! 今日は比較的よくあるお問い合わせについてご紹介いたします。 SSRS では、メインレポートのリンクをクリックすると詳細レポートが開くよう設定することが可能です。 出展:詳細レポート (レポート ビルダーおよび SSRS) テキストボックスや画像などのプロパティ画面にて [アクション] をクリックし、[レポートに移動する] ラジオボタンを選択し、移動先のレポートを指定します。 参考情報:レポートへのドリルスルー アクションの追加 (レポート ビルダーおよび SSRS) 上記設定では、メインレポートのリンクをクリックすると、詳細レポートは同一ウィンドウで開かれます。 リンクを右クリック [新しいウィンドウで開く] を選択しても、空白のページが開くのみです。 メインレポートと詳細レポートを別ウィンドウにして、メインレポートもそのまま参照できるようにしたい場合はどうすればよいでしょうか?   別ウィンドウで開くには? アクションの設定を [レポートに移動する] から、[URL に移動する] に変更し、かつ JavaScript を組み合わせることで実現可能です。 1) テキストボックスのプロパティ画面にて [アクション] をクリックし、[URL に移動する] ラジオボタンを選択します。 2) [fx] ボタンをクリックし、[式] ウィンドウを表示し設定します。 基本的な構文は下記です。 =“javascript:void(window.open(‘“+ <移動先のレポートのURL > + “‘,’_blank’))”…

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[不具合] SQL Server 2014 Reporting Services にて、パフォーマンスオブジェクト ReportServer:Service が動作しない

  SQL Server Developer Support チーム 須田 恵 現象 このたび SQL Server 2014 Reporting Services におきまして、パフォーマンスオブジェクト ReportServer:Service が適切に動作しないことが判明しました。 ReportServer:Service 内のすべてのカウンターにおいて、値が 0 のまま更新されません。 弊社製品の不具合によりご迷惑をおかけしていることを、深くお詫び申し上げます。 現在、本不具合の修正について検討中の段階ですが、詳細が確定しましたら、あらためまして本ブログにてお知らせするとともに、弊社サポート技術情報 (KB) での公開も予定しております。 対象製品バージョン SQL Server 2014 Reporting Services (2012 など以前のバージョンには該当しません。)   代替案について Reporting Services のパフォーマンス傾向は、パフォーマンスモニターの Process オブジェクトにおいて、該当の Reporting Services インスタンスのカウンターを監視することで確認することが可能です。 大変恐縮ですが、代替案としてご検討ください。   ※本記事は 2015 年 2 月時点の情報です。 2015/4/24 追記 本不具合に対する修正プログラムが、SQL Server…

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[SQL Server] Hyper-V 仮想化の対応状況について

  皆さん、こんにちは。 SQL Server/Microsoft Azure SQL Database サポートチーム です。 今回は、SQL Server の仮想化対応状況についてご紹介します。 以下に Hyper-V の各テクノロジー サポート状況をまとめましたのでご参考ください。 ※ 2015 年 7 月 SQL Server 2014 のサポート状況を追記いたしました。   項目 機能 SQL Server 2008 R2 SQL Server 2012 SQL Server 2014 Hyper-V 全般 仮想化のサポート サポート対象 サポート対象 サポート対象 Hyper-V バージョン 2008 以降 2008 以降 2008 以降 CPU 仮想プロセッサー(VP) と論理プロセッサー(LP)…

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[SSRS] Reporting Services 文字化け:PDF の文字をコピーして貼り付けると文字化け

  みなさん、こんにちは。 Reporting Services では PDF ファイルへのエクスポートが可能です。 その PDF ファイルを 2 次利用する場合において文字化けが発生するケースがあります。 再現手順 1) Reporting Services でエクスポートした PDF ファイルを開きます。 2) 表示されているデータの文字列を [Ctrl] + [C] キーなどでクリップボードにコピーします。 3) メモ帳などを開き、コピーした値を貼り付けると文字化けが発生します。(2 バイト日本語など) 要因 これは、Reporting Services が出力する PDF のフォントが、グリフ形式で記録される場合に発生します。 日本語のフォントの場合は、グリフで扱われています。 グリフって? 文字の形状のことです。コンピュータの画面表示や紙に印刷するための、文字を形づくる輪郭線、グラフィック的な情報です。 これは、Unicode などの文字コードとは異なる情報です。 コピー&ペーストのようにアプリケーションが値を文字列として扱うケースでは、グリフ のほかに文字コードが必要になります。現在、Reporting Services が出力する PDF では、埋め込まれているグリフから Unicode への変換を行う機能を持っていないため、コピー&ペーストを行った場合は正確な Unicode 文字コードが得られず文字化けします。 この動作は、大変恐縮ではあるのですが Reporting Services で生成された PDF を扱う上での制限事項です。…

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[SSRS] SharePoint 統合モードのレポートサーバー構築手順 (単一サーバー) – SQL Server 2014 と SharePoint 2013 の組み合わせ

  SQL Server Developer Support 藤丸陽子 SharePoint 2013 と SQL Server 2014、同一筐体のシングル構成における手順を案内します。 前回案内した [SSRS] SharePoint 統合モードのレポートサーバー構築手順 (単一サーバー) – SQL Server 2012 と SharePoint 2013 の組み合わせ と基本的に同じ構成手順となります。     ■■■ 構成 ■■■ SharePoint 2013 と SQL Server 2014、同一筐体のシングル構成における手順です。           ■■■ 手順概要 ■■■ 以下が手順概要となります。     1. 事前準備 (.NET Framework 3.5 SP1 のインストール)…

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[SSAS] SQL Server Analysis Services メタデータマネージャー Error 発生時の対処方法

SQL Server Developer Support Team 藤丸陽子   SQL Server Analysis Services 利用時に、メタデータマネージャーエラーが記録され、Analysis Services に対する操作が失敗する事象とその対処について案内します。     事象 Analysis Services データベースの参照、処理、バックアップ・復元、もしくは、Analysis Services サービス起動時にエラーが発生し、 実施した操作が失敗します。 Analysis Services サービス起動時にエラーとなる場合や、サービス起動は成功した後も、特定のデータベースのみで実施の操作が失敗する場合と、すべてのデータベースで問題が発生する場合があります。また、失敗する操作は一つに限らず、いくつか、もしくは、全て失敗する可能性があります。     エラーメッセージ        メタデータマネージャーエラーが発生すると次のようなエラーが発生します。                 —–抜粋—– ファイル システム エラー: ファイルを開いている途中で次のエラーが発生しました ‘\\?\C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS<Version>.MSSQLSERVER\OLAP\Data\SSASDB1.0.db\<ファイル名>’ ————— —–抜粋—– コード: 0xC114001D — メタデータマネージャーでエラーが発生しました。 <SSASオブジェクト名> をファイル ‘\\?\C:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSAS<Version>.MSSQLSERVER\OLAP\Data\SSASDB1.0.db\<ファイル名>…

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