SQL Server 2012 構成ファイルの分散再生クライアントのオプションについて

【この記事について】        構成ファイル(ConfigurationFile.ini) を使用して SQL Server 2012 をインストールする際に、以下のエラーが発生し、インストールに失敗する場合の対処方法についてご案内します。    —Summary.txt より抜粋ここから— Overall summary:   Final result:                  失敗しました: 以下の詳細を参照してください   Exit code (Decimal):           -2068578304   Exit facility code:            1204   Exit error code:               0   Exit message:                  設定 ‘CLTRESULTDIR’ に指定されたディレクトリ ‘C:\Program Files (x86)\Microsoft SQL Server\DReplayClient\ResultDir’ は存在しません。       —ここまで—       【解説】  SQL Server 2012 のインストール ウィザードで分散再生 (Distributed Replay)…

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LSN とは?

神谷 雅紀 Escalation Engineer   Do’s & Dont’s #16 で LSN (Log Sequence Number) について簡単に触れました。今回は LSN をもう少し詳しく見てみましょう。   LSN とは LSN は、各トランザクションログレコードに割り当てられる番号です。トランザクションログレコードは、LSN によって一意に識別することができます。 データベースのデータファイルに対する変更は、すべてトランザクションログレコードとして、トランザクションログファイルに記録されます。例えば、あるデータを更新した場合、以下のような内容がトランザクションログに記録されます。これらひとつひとつに割り当てられる一意な番号が LSN です。 トランザクション T が開始された。 ページ A のスロット B の行が削除された。B の各列の値は C, D ,E …。 更新後の新しい行を格納するためにページが分割された。分割されたページは A, 追加されたページは F。 ページ分割に伴う行移動のために、ページ A のスロット H の行が削除された。H の各列の値は I, J, K …。 ページ分割に伴う行移動のために、ページ A…

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DO’s&DONT’s #16: やってはいけないこと – ログ配布プライマリデータベースのログバックアップ

神谷 雅紀 Escalation Engineer ログ配布 (Log Shipping) のプライマリデータベースに対して、ログ配布バックアップジョブ以外のトランザクションログバックアップは行ってはいけません。 なぜ? COPY_ONLY オプション (もしくは NO_TRUNCATE オプション) を指定しないトランザクションログバックアップは、トランザクションログをバックアップすると同時に、バックアップしたトランザクションログレコードを切り捨てます。ログ配布のバックアップジョブ以外がトランザクションログバックアップを行った時にトランザクションログが切り捨てられてしまうことで、ログ配布によりバックアップされるトランザクションログの連続性が失われます。その結果、セカンダリサーバーでは、ログ配布により配信されたトランザクションログバックアップをリストアすることができなくなります。 例えば、以下の例では、ログ配布以外によりバックアップ A が作成されています。ログ配布コピージョブによりバックアップ A がセカンダリーサーバーにコピーされない場合、セカンダリーサーバーでは、バックアップ 3 の前にリストアすべきバックアップ A があるため、ログ配布リストアジョブは、バックアップ A がコピーされてくるのを待ちます。バックアップ 3 はリストアされません。   上の状況が発生し、長期間同期していない場合に警告を発するように設定している場合、エラーログやイベントログには以下の警告が記録されるようになります。   エラー: 14421、重大度: 16、状態: 1。 The log shipping secondary database SERVER\INSTANCE.DATANASE has restore threshold of XXX minutes and is out of sync. No restore was…

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2012 年 12 月 SQL Server 最新モジュール

    2012 年 12 月 19 日時点の SQL Server 最新モジュールです。     サービス パック 更新プログラム バージョン リリース年月 SQL Server 2012 SP1 KB 2765331 (CU1) 11.00.3321 2012/11 メインストリームサポート SQL Server 2008 R2 SP2 KB 2777358 (CU4) 10.50.4270 2012/12 メインストリームサポート SQL Server 2008 SP3 KB 2771833 (CU8) 10.00.5828 2012/11 メインストリームサポート SQL Server 2005 SP4 KB 2598903 (OD) KB…

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SQL Server Profiler ツールの LoginName 列に無効化している“sa” ログインが出力される

  高原 伸城 SQL Server Support Engineer                                                                                                                               皆さん、こんにちは。 SQL Server/SQL Database サポートを担当しております 高原 です。 今回は、SQL Server に関するお問い合わせの中から、SQL Server Profiler ツールに関する内容を紹介したいと思います。                                                                                                                                [質問] セキュリティの観点により、”sa” ログインを無効にしているが、SQL Server Profiler ツールで採取したトレース情報の “LoginName” 列に “sa” が出力されている。  ”sa” ログインを無効にした状態においても、“LoginName” 列に “sa” が出力されることがあるのか知りたい。                                                                                                                      [回答] “sa” ログインの権限は、SQL Server のシステム スレッド (セッション ID が 50 以下のスレッド) などにより使用されているため、”sa” ログインを無効にしている場合でも、SQL Server Profiler ツールで採取したトレース情報の “LoginName”…

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2012 年 11 月 SQL Server 最新モジュール

    2012 年 11 月 26 日時点の SQL Server 最新モジュールです。     サービス パック 更新プログラム バージョン リリース年月 SQL Server 2012 SP1 KB 2765331 (CU1) 11.00.3321 2012/11 メインストリームサポート SQL Server 2008 R2 SP2 KB 2754552 (CU3) 10.50.4266 2012/10 メインストリームサポート SQL Server 2008 SP3 KB 2771833 (CU8) 10.00.5828 2012/11 メインストリームサポート SQL Server 2005 SP4 KB 2598903 (OD)…

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Troubleshooting Connectivity #4 – 接続エラーの調査方法

  高橋 理香 SQL Developer Support Escalation Engineer   こんにちは。 SQL Server への接続シリーズも今回で 4 回目となりました。だいぶ時間空いてますけど、その点はご容赦ください。。。 それでも、少しでも、読んでくださっている皆さんのお役に立っているといいなと思う今日この頃です。 Troubleshooting Connectivity #1 – SQL Server への接続 Troubleshooting Connectivity #2 – エラー情報からわかる失敗原因 Troubleshooting Connectivity #3 – 予期しない接続切断 さて今回は、これまでの Troubleshooting ではなんとかならなかった、もしくは、きちんと裏を取ってから対処を行いたい、という場合にどんな情報を採取したらよいかについてご紹介したいと思います。また、実際のログなどを例に調査ポイントを説明します。 1. SQL Server への接続失敗についてまず確認すること 基本的には一般的なトラブルシューティングの場合と同様に 5W1H で考えてみましょう。 ログ採取は時には負荷を伴う場合もありますので、そういった場合には、これらの情報を頼りに、採取すべき情報の最小化を検討することになります。 WHAT (発生している現象) : どのようなエラーが発生するか。もしくは、何を見て接続の問題と判断したか。 WHERE (現象発生環境の範囲) : ツールやアプリケーションをどこで実行しているか。(SQL Server が動作しているサーバー上か、それとも、リモートのクライアントか。) クライアントも複数存在する場合にはそれら全部かそれとも一部のみか。…

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SQL Server 2005 Management Studio の [ログインをロックアウトする] チェックを外した際の注意点について

  皆さんこんにちは。 SQL Server/SQL Database サポートを担当しております藤野です。 今回は、SQL Server 2005 Management Studio にて、[ログインをロックアウトする] のチェックを外した際の注意点についてご案内いたします。 [ログインをロックアウトする] の設定箇所は、 SQL Server 2005 Management Studio のオブジェクト エクスプローラに表示される [セキュリティ] 配下の [ログイン] に登録されたログインユーザのプロパティにある [状態] の項目となります。   1. アカウントのロックについて =========================================== SQL Server 認証のアカウントにて、パスワードポリシーが有効となっている場合、アカウントロックポリシーが適用されます。 アカウント ロックアウトポリシーは指定された期間内で間違ったパスワードを指定された回数入力された場合にアカウントをロックする機能です。 WORKGROUP 環境ではローカルポリシー、ドメインの場合は、ドメインのグループポリシーに応じて、この機能が使用されます。 このアカウントロック操作は、SQL Server のバージョンに関わらず、共通です。     SQL Server 2005 Books Online   タイトル : パスワード ポリシー  …

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[SSRS] Reporting Services 文字化け:異なる OS 間の PDF 文字化け

森  隆博SQL Developer Support Engineer 皆さん、こんにちは Reporting Services を使用していて、文字化けに遭遇したことはありませんか?文字化けが発生する状況はいくつかパターンがありますが、今回はレポートからエクスポートした PDF が文字化けしているという現象について記載します。   シナリオ 以下のような環境を想定してください。 ・Reporting Services が稼動しているマシン:Windows XP や Windows Server 2003・ブラウザを起動してレポートを表示するクライアントマシン:Windows Vista や Windows 7、Windows Server 2008 この様な場合、レポート表示後、エクスポートした PDF が文字化けすることがあります。   なぜ文字化けが発生するのか? ここでは説明の簡略化のため、仮称として Windows Server 2003 や Windows XP 等を 旧 OS 環境、Windows Vista や Windows 7、Windows Server 2008 を新 OS 環境と呼びます。 旧 OS…

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[SSRS] レポートパラメータの位置や順序を変更できるか

森  隆博SQL Developer Support Engineer 皆さんこんにちは。 SQL Server Reporting Services のレポートは、レポートパラメータを使用して、値を検索、フィルタリングすることができます。このレポートパラメータ、「表示位置をずらしたり、順序を変えることはできないの?」というご質問を頂くことがあります。 今回はその疑問に対する記事を記載しました。   表示位置をずらすことは可能か 表示位置をずらすことができるのか?・・・残念ながら答えは No です。 パラメータは以下の図のように 2 列に並んでいます。 たとえばこれをこういう風にしたいとか こうしたいとか などのご要望をいただくことがありますが、残念ながらできません。そのような機能が実装されていません。この表示位置は固定で決まっていて位置をずらすことはできません。   パラメータの順序を変更することができるか こちらの答えは Yes です。 もちろん、一度削除して作り直せば順番は変わりますが、SQL Server Data Tools や Report Builder で、以下のボタンでパラメータの表示順序を入れ替えることが可能です。   参考資料 レポート パラメータの順序を変更する方法 (Reporting Services)    

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