Custom Vision Service (有償プレビュー版) のよくあるご質問

Custom Vision Service (有償プレビュー版) に関するよくあるご質問を以下にまとめました。同様のご質問をお持ちの方のお役に立てば幸いです。

 

Q1. Limited Trial で作成した Custom Vision Service のプロジェクトを、別アカウントの Azure リソースグループに移行する方法はありますか?

 

A1. いいえ、ありません。

 

Limited Trial   はAzure のリソースとして存在しているのではなく、個々の Azure Active Directory (AAD) もしくは Microsoft Account (MSA)  のアカウントに紐づいています。

 

Limited Trial は Azure と連携する前から用意されているものであるため、 Azure のサブスクリプションがなくてもご利用可能ですが、一方で提供方法が異なっている (Azure のリソースを前提としていない) こともあり、Azure のリソースとして移行するといった操作を行うことはできません。

 

また他のアカウントへの移譲も行うことはできません。

 

 

Q2. Azure のリソースに紐づいたプロジェクトは、他のユーザーと共有可能ですか?Azure ポータルで、アクセス制御 (IAM) から共同作成者として別ユーザーを追加しましたが、Custom Vision Service ポータルでそのユーザーでログインしても、該当プロジェクトが表示されません。

 

A2. はい、共有可能です。

 

Custom Vision Service のリソースグループにおいて、Custom Vision の Training (学習) 用のリソースとPrediction (予測) 用のリソース両方に、プロジェクトを共有したいユーザーを共同作成者として設定することによって、設定したユーザーからもそのリソースグループに紐づくプロジェクトを利用できるようになります。

 

Azure ポータル上で Custom Vision Service を作成した場合、Overview の項目をクリックすると、学習用と予測用のリソースが作成されていることが確認できます。

 

学習用のリソース:

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予測用のリソース:

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その両方に共同作成者の権限を与えます。

 

学習用のリソースのアクセス制御:

 

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予測用のリソースのアクセス制御:

clip_image006

 

 

Q3. 有償プレビューとなり、価格レベルにF0 とS0 ができましたが、それぞれ、以下の制限数はありますか?①タグ数 ② プロジェクト数 ③タグあたりのアップロード画像数 ④合計アップロード画像数

 

A3. 以下の通りです。

 

①タグ数

F0: 1 プロジェクトあたり 50

S0: 1  プロジェクトあたり 250

 

②プロジェクト数

F0: 2

S0: 100

 

③タグあたりのアップロード画像数

タグあたりの画像枚数という概念はありません。

 

④合計アップロード画像数

F0: 1 プロジェクトあたり 5,000

S0: 1 プロジェクトあたり 50,000

 

なお、上記の情報は、2018 年 6 月時点のものとなっており、一般公開に向けて今後変更される可能性があります。上記以外の制限や最新の情報は、以下のドキュメントでご確認ください。

 

Limits and quotas

</en-us/azure/cognitive-services/custom-vision-service/limits-and-quotas >

 

Q4. タグ数や合計画像アップロード数の上限を上げることはできますか?

 

A4. いいえ、個別のリクエストは承っておりませんが、一般公開に向けて、弊社社内の検証が完了し次第、制限を引き上げられるよう開発が進められています。

 

上限の変更については、以下のページのリリースノートで確認できます。

 

What is the Custom Vision Service?

</ja-jp/azure/cognitive-services/custom-vision-service/home >

 

例えば、上記ドキュメントでは、2018 年6 月現在の最新では、Release Notes のMay 7, 2018 のところに「S0 tier expanded to up to 250 tags and 50,000 images.」のように、タグ数が250、合計画像アップロード数が 50000 に変更になったことが確認できます。

 

 

上記がお役に立てば幸いです。

 

Cognitive Services 開発サポートチーム 津田