Windows 10 ではトースト通知とバルーンチップが同じ領域で表示されます


こんにちは、Platform SDK (Windows SDK) サポートチームです。
今回は Windows 10 で変更のあった、トースト通知とバルーンチップについてお知らせします。

概要

タスクトレイにアイコンを表示して常駐するアプリケーションから、ユーザーへ通知を行う手段の一つとして、バルーンチップがあります。
Windows 10 からは、バルーンチップの外観がトースト通知の外観に大変近くなりました。

以下は、バルーンチップを表示する同じプログラムを Windows 8.1 と Windows 10 でそれぞれ実行した場合のスクリーン ショットです。
Windows 8.1 と Windows 10 では、バルーンチップの外観が異なっていることがわかるかと思います。

    < Windows 8.1 のバルーンチップの外観 >
BalloomTip.win81    

   < Windows 10 のバルーンチップの外観 >
BalloomTip.win10 

また Windows 10 では、Windows 8.1 まで常にディスプレイ右上から表示されていたトースト通知が、ディスプレイ右下から表示されるようになりました。

    < Windows 10 のトースト通知の外観 >
toast.win10 

このため、トースト通知が表示されている間にバルーンチップを表示しようとすると、トースト通知が消えるまでバルーンチップを目視で確認することができません。
同様に、バルーンチップが表示されている間にトースト通知を表示しようとすると、バルーンチップが消えるまでトースト通知を目視で確認することができません。

詳細

Windows 10 からは、トースト通知が表示されるユーザーインターフェイス領域 (トースト スロット) を、バルーンチップも共有するようになりました。
バルーンチップの外観がトースト通知に大変近いのも、同じユーザーインターフェイス領域を共有するためです。

ところが、このトースト スロットは一つしか存在していないため、トースト通知とバルーンチップを同時に表示させることができません。
バルーンチップが表示されている最中に、トースト通知の表示処理が行われた場合は、先に表示されていた (トースト スロットを使用していた) バルーンチップが消えた後に、トースト通知が表示されます。
同様に、トースト通知が表示されている最中に、バルーンチップの表示処理が行われていた場合は、先に表示されていた (トースト スロットを使用していた) トースト通知が消えた後に、バルーンチップが表示されます。
この動作は、トースト通知とバルーンチップが、同じ一つのトースト スロットを共有するための、仕様上の制限事項となります。

回避策

残念ながら、トースト通知やバルーンチップの表示位置を変更する方法は用意されておりません。
ご不便をおかけいたしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

対象製品

Windows 10

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