XNA Game Studio 3.1がリリース

XNA Game Studio 3.1がリリースされました。

http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=80782277-d584-42d2-8024-893fcd9d3e82&displaylang=en

インストール時の注意点

インストールするときの注意として、3.0をアンインストールしてから3.1をインストール必要があります。XNA GS 3.1では3.0、3.1の両方をサポートしているので、3.0で作ったゲームがそのまま遊べますし、3.0で作ったプロジェクトもそのまま読み込むことができます。また、プロジェクトメニューから3.1用のプロジェクトへの更新もできるようになっています。

新機能

XNA GS 3.1では以下の新機能が追加されました。

  • アバター(Xbox 360のみ)
  • 動画再生
  • XNBファイルの自動シリアライズ
  • Xbox Live Party (Xbox 360のみ)

アバターAPIではゲーマープロフィールのアバター情報から、アバターを描画することができ、いくつかの基本的なアニメーションを再生することができます。また、任意のボーンデータを設定することで自分のアバターをゲーム内でキャラクターとして使用することもできます。

動画再生ではWMVファイルをコンテントとして追加することで、ゲーム内で動画再生することが可能となりました。2Dの動画再生にも使えますが、動画フレームはテクスチャデータとして取得できるので3Dモデルに貼り付けて再生することもできます。

今まではXNBファイルに独自のデータ形式を格納するにはそれぞれの型に対応するTypeWriter/TypeReaderを作る必要がありましたが、XNBファイル自動シリアライズ機能を使うことで、TypeWriter/TypeReaderを書かなくても独自のデータ形式を簡単に使えるようになりました。

Xbox Live Party機能、今までは複数の友人をプレイしているゲームに招待する場合に、ユーザーがひとりひとり手動で招待する必要がありましたが、LocalNetworkGamer.SendPartyInvitesメソッドを使うことでプログラム側から複数のパーティーメンバーを一気に招待することができるようになりました。ユーザーがパーティーメンバーであるかどうかを調べるにはSignedInGamer.PartySizeプロパティの内容で判断できます。

次回からは、これらの新機能の詳しく紹介していきます。