まずは準備から
前回は、XNAの概要について書きました。これからはXNA上でゲームを製作する時に注意する点や、知ってもらいたい事などを開発者という立場から、書いていこうと思います。
と、その前に今回はXNAでゲームを作る為に現時点で必要なものを記します。
- 開発環境
- Windows XP SP2
- Visual C# 2005 Express Edition
- .Net Framework 2.0が付属してくる
- XNA Gmae Studio Express 1.0(先にC# Expressがインストールされてる必要がある)
- .Net 1.1フレームワーク(XACTツールを使う場合)
- PCゲームの動作環境
- DirectX 9.0cをサポートしているビデオカード(シェーダーモデル 1.1必須、シェーダーモデル2.0奨励)
- .Net 2.0フレームワーク
- DirectX 9.0 End-USer Runtime
- Xbox360ゲームの動作環境
- Xbox360
- HDD
- Creator's Clubの会員であること(有償)
- スキル
- ある程度のプログラミング能力(C#の知識があるのが好ましい)
- ゲームで使われる数学の理解力(2Dなら三角関数程度)
- 「ゲーム作りてぇ」 というやる気
ここまで読んで 「え?プログラミングができないとだめなの?」 と思った人もいると思います。どうしても会社としてアナウンスするときには 「ゲームがすっげぇ簡単に作れる」 といったキャッチフレーズばかりが先行して、実際にXNAってのはなんなの?というのが置き去りにされてしまいがちです。実際、北米でベータ板を公開した頃はXNAというのはアンリアル・エンジンのようなゲームエンジンだと思われたり、日本で言うところのRPGツクールのようなものだと思った人達が沢山いました。
そう思った方々には残念ですが、現時点ではXNAでゲームを作る際にはある程度のプログラミング知識が必要になります。もちろん、実際にXNAを使ってくれる人達の要望によってXNAはひにけに(日ごとに)変わっていくので、ご意見ご要望があればフォーラム等に気軽に投稿してくれるとうれしいです。