もしもカフェ店長がソフトウェアをつくったら Part 1

インタラクティブな看板を作ってみよう!

もしも、誰でも簡単にソフトウェアを作ることができたら、どんなアイディアが生まれるだろう。今回は、カフェの店長がお店の看板を作ってみた。楽しい看板を作れば、お店の前を通り過ぎるだけではなく、きっとお店の中にも入ってくれるはずだ。

それじゃあ、どんな看板にしたらいいだろうか?

いまや町中には、さまざまなディスプレイやデジタルサイネージがあふれている。単に映像を表示させるデジタルサイネージじゃ面白くない。そこで、カフェらしく黒板風の看板、それもインタラクティブに使えるものにしてみよう。

人が近付くと LED が光る、くらいなら想定の範囲内。なら、旗がぴょこんと飛び出たらどうだろうか? さらに足元にパッとメッセージが投影されたら? ちょっと気になるよね、この看板。近づいてみると、実はタッチパネルが埋め込まれていて、お店のメニューが表示されている。しかも、メニューを選ぶと LED が連動して光る! いわばデジタルとアナログ、メカトロニクスの融合だ。

こんな看板を作るには、いろいろな技術が使われているように思うかもしれない。しかし、いくつかの Windows のテクノロジーとちょっとしたソフトウェアだけでカンタンに実現できるんだ。

看板に人が近付く、人が離れるといったことを検知するには「Kinect for Windows」を使っている。そこに人がいるのかどうかといったことや、どのような動作をしているのか、何人いて誰がしゃべっているのかといったことまで検知可能だ。Kinect SDK for Windows を使えば、Visual C# で簡単なコードを書くだけでカンタンに Kinect を利用できる。

人を検知したら LED を光らせ、旗を振らせる。この動作を制御しているマイクロコンピューターも、「.NET Micro Framework」と呼ばれる技術を利用して、Windowsのプログラミングと同様に C# や Visual Basic で制御できてしまう。

あとは、Kinect を制御するパソコンと、LED や旗を制御するマイクロコンピューターを、ネットワーク接続するだけ。パソコンからマイクロコンピューターには HTTP リクエストを送って LED を光らせたり、旗を立たせたりしている。

ちなみに、この LED を光らせ旗を振るマイクロコンピューターのキットは、技術家庭科で習った程度のハンダ付けの技術さえあれば 1 万円程度でカンタンに作れてしまう。

え、もっと詳しい話? じゃあ、そこのカフェでゆっくり話そうか。

※次回以降で、この看板で使った Kinect の仕組みや、Windows テクノロジーを使ったマイクロコンピューターの制御方法をさらに詳しく紹介していきます。お楽しみに!

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