IE10 の Web ワーカー: JavaScript のバックグラウンド処理による Web アプリケーションの高速化

本記事は、マイクロソフト本社の IE チームのブログ から記事を抜粋し、翻訳したものです。  【元記事】 Web Workers in IE10: Background JavaScript Makes Web Apps Faster (2011/7/2 8:33 AM) 応答性に優れた Web ページはユーザーに快適なエクスペリエンスをもたらします。 IE10 では、複雑な JavaScript アルゴリズムをオフロードしてバックグラウンドの “Web ワーカー” で実行することにより、Web アプリケーションの応答性が向上します。 たとえば、このテスト ドライブ (リンク (英語)) では、Web ワーカーによって噴水の水の動きを計算する処理をオフロードし、ユーザーに表示されるメイン ページの応答性を高めています。 このデモは、IE10 Platform Preview 2 での Web ワーカーの使用例を示しています。 このデモで実行されたコードの詳細については、こちらのビデオ (英語) を参照してください。 この例 (リンク (英語)) では、Web ワーカーによって ECMAScript テスト スイートの実行がどのように高速化されるかを確認できます。Web ワーカーを使用すると、ページ上のスクリプトは並列処理として実行され、ページ更新を妨げません。現在のプログラミング…


test262: JavaScript 業界標準テストが使用可能に

本記事は、マイクロソフト本社の IE チームのブログから記事を抜粋し、翻訳したものです。  【元記事】test262: Industry JavaScript Standards Test Available (2011/7/1 6:26 AM) 今週は Web 開発者、特に JavaScript 開発者にとってすばらしい出来事がありました。標準化団体が、JavaScript の最新バージョン、ECMA-262 第 5.1 版を承認し、JavaScript 向けテスト スイート、test262 を公開しました。今後は、だれもが http://test262.ecmascript.org/ (英語) でテスト スイートを実行し、さまざまなブラウザーがこの標準をどの程度サポートしているかを比較できます。 このテスト スイートには既に、10,000 個を超えるテストが登録されており、JavaScript 技術委員会のメンバーによって提供されたテストだけでなく、マイクロソフトがこれまでに IE Testing Center に掲載してきた JavaScript テストも含まれています。 標準化されたテスト スイートは、Web の相互運用性において重要であり、さまざまなブラウザーやデバイス間で同一のマークアップによる同一の動作を実現するために欠かせません。ISO の承認は政府機関にも影響力を持ちます。この重要な節目を迎えることができ、委員会や標準化団体の方々には厚く敬意を表します。 http://test262.ecmascript.org/ (英語) の test262のスクリーンショット test262 コミュニティとの共同により標準化団体から総合的なテスト スイートが提供されるということは、Web の進歩、および Web の相互運用性の向上にとってきわめて重要です。 test262 は 1…


シンプルなポーカー ゲームで理解する ECMAScript 5

本記事は、マイクロソフト本社の IE チームのブログから記事を抜粋し、翻訳したものです。  【元記事】Exploring ECMAScript 5 with a Simple Game of Poker (2011/4/19 1:08 AM)       あらゆるブラウザーで同じマークアップと同じスクリプトが使えるようにすることを目指す私たちにとって、JavaScript として広く知られる言語の新しい標準である ECMAScript 5 のサポートは欠かせない取り組みの 1 つです。この数か月の間に、ブログでも ECMAScript 5 に関する記事をいくつも公開してきました (以下を参照)。 ECMAScript 5: 再利用可能なコード (英語) ECMAScript 5: 配列の詳細情報 (英語) IE9 のドキュメント モードと JavaScript (英語) IE9 の ECMAScript 5 対応がもたらすあらゆるメリットを説明することを目的として、IE9 RC のリリースに合わせて Test Drive デモを追加で公開しました。 この Texas Hold’Em ゲーム (レドモンドでは親しみを込めて「T’ECMAScript…


Windows Summit 2010のIE9ビデオに日本語字幕を追加

Windows Summit 2010 は、Windows 7 や Internet Explorer 上でハードウェアやソフトウェアを構築、もしくは、これから構築したいとお考えになっている 開発者、設計者、エンジニア、テスター向けのオンライン イベントです。 http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windows/hardware/gg462959 ここの「Internet Explorer 9」カテゴリー(ダブの一番右側です)から、IE9の概要と新機能について説明しているビデオに日本語字幕をつけましたので、ぜひご覧ください。ざっくりでいいから、IE9は何が変わったのか?を知りたいという方にぴったりの内容になっています。また、すべてのスライドは日本語化されていますので、あわせてご利用ください。 http://windowssummit.tri-digital.com/language-resources/ja.aspx


IE9 Compat Inspector

本記事は、マイクロソフト本社の IE チームのブログから記事を抜粋し、翻訳したものです。  【元記事】IE9 Compat Inspector (2011/4/28 12:46 AM) IE9 がリリースされました (英語)。IE に対して他のブラウザーと同じマークアップを使って、サイトが IE9 標準モードで正常に動作することを確認してみましょう。先日には、IE9 に向けてのサイトの準備を説明するブログ (英語) も掲載されました。各自のサイトに影響する可能性のある変更の一覧については、Internet Explorer 9 互換性ガイドを参照してください。また、変更点をさらに詳細に知りたい場合は、Internet Explorer 9 開発者ガイドを参照してください。この記事では、サイトの準備を促進する新しいリソースである Compat Inspector (互換性テスト ツール) を紹介します。 Compat Inspector Compat Inspector は、実行中にサイトを分析する JavaScript ベースのテスト ツールです。これは、標準モードで問題を引き起こす操作のパターンを報告します。これを使用すれば、大量の資料の内容を覚えていなくても、またサイトのコード全体を検索しなくても、簡単に問題を特定することができます。Compat Inspector は、IE9 の開発過程で、さまざまなサイトに共通する問題を迅速に発見できるようにすることを目的に作成されました。この作成においては、IE チームの多くのメンバーから Compat Inspector のルールを構成する数々のテスト ケースが提供されました。これらのテスト ケースはすべて公開されています。各自のサイトでこのツールを使用する前に、まずは Compat Inspector Test Drive (英語) をお試しください。 Compat Inspector は、サイトを…


IE9 の強化された DOM 機能の紹介

本記事は、マイクロソフト本社の IE チームのブログから記事を抜粋し、翻訳したものです。 なお、本記事中の Internet Explorer 9 は、元記事執筆当時の Platform Preview 4 ( 正式リリース以前の) について記載しておりますのでご了承ください。 【元記事】Exploring IE9’s Enhanced DOM Capabilities (2010/9/2 3:25 PM) IE9 Platform Preview 4 でマイクロソフトは、JavaScript エンジン Chakra を IE に統合する方法を大幅に設計し直しました。この再設計は、Dean の記事 (英語) でも解説されていますが、IE9 標準モード向けに DOM のプログラミング モデルを少し変更して、新しい ECMAScript 5 機能との整合性の確保、他のブラウザーとの相互運用性の向上、さらに新しい標準である WebIDL (英語) への準拠を実現しています。 この記事では、これらのプログラミング モデルの変更について詳細に説明します。強化された DOM 機能は、最新の Platform Preview ビルドで利用できます。この記事では、Platform Preview 4 と共にリリースされた…


Chakra: 標準を越えて実現する相互運用性

本記事は、マイクロソフト本社の IE チームのブログから記事を抜粋し、翻訳したものです。 なお、本記事中の Internet Explorer 9 は、元記事執筆当時の ( 正式リリース以前の) ものについて記載しておりますのでご了承ください。 【元記事】Chakra: Interoperability Means More Than Just Standards (2010/8/26 9:31AM ) 標準仕様に含まれない機能を実装するかしないか、マイクロソフトがどのように判断していると思いますか。すべてのブラウザー プロバイダーと同様に、我々もこの決定を下す場面に何度も遭遇します。この記事では、実際の JavaScript の例を使用して、標準仕様が不十分な場合でも相互運用性のあるブラウザーを提供するためにマイクロソフトが原則として使用している概念をいくつか説明します。 理想は、標準仕様がすべての機能を完全に網羅していることです。JavaScript の実装であれば、本来は、ECMAScript 仕様 (英語) のすべてを含むようにすればよいだけで、それ以外のことを考える必要はありません。マイクロソフトでは、Web ブラウザー間の相互運用性を実現するためには、Ecma International (英語)、W3C (英語) などの標準化団体 (英語) から公開される仕様が最も重要だと考えています。ブラウザーの実装者がどのような機能を提供し、Web 開発者がどのような機能を使用できるのか、といったことがすべて仕様に示されていれば、それが理想的です。 しかし、実際の Web 環境はそれほど単純明解ではありません。仕様が完璧であることはほとんどなく、意図的に不完全またはあいまいにされていることもあります。私は ES5 (ECMAScript 5) 仕様の編集にかかわったこともあるのですが、完全には解決されない問題が常に存在していることも承知しています。結局、どの標準仕様にも定義されていないが、広く実装され使用されている機能がいくつも存在するというのが現在の状態です。既存の Web が動作するブラウザーを構築しようとするなら、標準仕様で定義されていないさまざまな機能を実装する必要があるのです。 正規表現文法の実例 我々は、正規表現文法を含む ES5 仕様に忠実に従って Chakra (英語) を構築しました。しかし、実際の Web…