MS10-090 導入後の不具合につきまして

平素は弊社製品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

一昨日公開された「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2416400)」導入後に特定の Web サイトを閲覧すると、一部のページで文字化けが発生する問題が起きている点についてご報告させていただきます。

[対象製品]

  • Internet Explorer 8
  • Internet Explorer 7
  • Internet Explorer 6

[現象]

MS10-090 導入後、HTTP ヘッダーではなく、META タグのみで文字エンコードを “ISO-2022-JP” に指定している特定の Web サイトを閲覧すると、文字化けが発生します。

[対処法]

サーバー側

大変お手数ですが、HTTP ヘッダーに以下のように記述をお願いいたします。
Content-Type: text/html;charset=iso-2022-jp

クライアント側

  • 大変お手数ですが、文字化けの起きる Web サイトでリロード (F5) を行うことで、問題が改善されます。
  • またセキュリティ上お勧めしませんので、一時的な措置としてご紹介いたしますが、レジストリエディタを用いて Iexplore.exe ならびに Explore.exe のエントリーを削除し、JIS の自動検出を有効にすることで本問題を解決することができます。以下に手順を示します。
  1. レジストリエディタ (regedit) を開きます。
  2. 以下のパスを参照します。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\MAIN\FeatureControl\FEATURE_DISABLE_ISO_2022_JP_SNIFFING
  3. Iexplore.exe と Explore.exe のキーを削除します。

※レジストリの変更により PC の動作に影響を与えることがあります。変更はお客様の自己責任においてお願いいたします。

[今後の対応について]
本問題の修正については現在検討中です。公開予定日などの詳細については現時点ではお伝えできかねますが、更新情報が入り次第弊社のサポート技術情報等にて告知を行う予定です。お客様には大変ご迷惑をお掛けしておりますが、今しばらくお待ち頂けますようお願い申し上げます。

[リソース]
Knowlege Base (本エントリー執筆時点は英語版のみですが、日本語版もすぐ公開される予定です)
http://support.microsoft.com/kb/2416400