IE10 Automatic Update Blocker Toolkit の提供が Windows 7 向けに開始されました

企業や組織の皆様が、IE10 Automatic Update Blocker Toolkit を使って Internet Explorer 10 の自動配布を無効化し、IE10 を独自の更新スケジュールで管理できるようになりました。このブロック用ツールキットは、IE9、IE8、IE7 向けのこれまでの同ツールと同様、Microsoft ダウンロード センターで現在公開されています。お使いのブラウザーを可能な限り早く最新バージョンにアップグレードすることがすべてのお客様に推奨されていますが、このツールキットを使うことによって、Windows 7 に IE10 を展開するタイミングをお客様が制御できるようになりました。IE10 Automatic Update Blocker Toolkit ではなく Windows Update を使用しているすべてのお客様については、IE9 から IE10 へのアップグレードが自動実行されます。

IE10 Automatic Update Blocker Toolkit を使うことで、Internet Explorer 10 の製品版が公開された際に、ユーザーの Windows 7 マシンに Internet Explorer 10 が自動インストールされないようにできます。このツールキットに有効期限はありません。また、クライアント マシン上でレジストリ ファイルを実行するか、ドメイン参加環境の場合はグループ ポリシーを展開することによってツールキットを構成できます。このツールキットではブロック解除の手順も提供するため、自動更新経由での IE10 インストールを許可することができます。

IE10 Release Preview が Windows 7 にインストールされている場合、IE10 Automatic Update Blocker Toolkit では IE10 の自動展開はブロックされません。これによって、IE10 Release Preview を実行中のユーザーが引き続き最新のセキュリティ修正プログラムを受け取れるようになります。また、Microsoft Download Center からユーザーが手動で IE10 をインストールする場合も、このツールキットによってブロックされません。

IE9 と IE10 の自動配布のブロックとブロック解除に使用されるレジストリ キーはそれぞれ異なります。重要な更新プログラムとして推奨される IE9 を IE9 Blocker Toolkit でブロックしている場合でも、IE9 と IE10 が自動更新で推奨されるのをブロックするには、IE9 Blocker Toolkit に加えて IE10 Blocker Toolkit が必要です。

Windows Server Update Services (WSUS) や System Center Configuration Manager (SCCM) などの更新管理ソリューションを使用している企業の場合、IE10 Automatic Update Blocker Toolkit の導入は必要ありません。Windows Update 経由でリリースされるすべての更新プログラムの展開は WSUS と SCCM で包括的に管理できますが、この対象に IE10 も含まれます。

— Internet Explorer 担当グループ プログラム マネージャー Kevin Luu