ポインター イベント ワーキング グループが W3C に設立されました

W3C は金曜日、ポインター イベント ワーキング グループ (英語) の設立を発表しました。同グループの設立は、Microsoft が提出したポインター イベント仕様 (英語) に基づく形で実現されました。同グループでは、勧告策定手続き (Recommendation Track) の初段階の仕様に Microsoft の提案を採用する予定です。この提案は、Windows 8 の IE10 で本日公開された API を基礎として作成されています。これで、Web における相互運用性サポートがまた 1 つ重要な歩みを進めたことになります。ここで W3C の発表の一部を紹介します: 「異なる複数の入力タイプに対してコンテンツ作成者が単一のポインター モデルを使えるようになれば、より効率的で包括的なコンテンツ開発が実現するでしょう」。

フランスのリヨンで先週開催された W3C の年次イベント TPAC (Technical Plenary and Advisory Council) では、W3C メンバーによる非公式な会合の中でポインター イベントが議論されました。同イベントには Google、Mozilla、Opera、Nokia、LG、Intel、Microsoft その他の代表者が参加しています。ブラウザー ベンダーと Web 開発企業の圧倒的な支持を受けているポインター イベントは、コンシューマーと開発者に確実なメリットをもたらすでしょう。次世代の入力方式を標準化を通して Web の相互運用性に組み込んでいく作業を、楽しみながら協力して進めていきたいと思います。

Jacob Rossi

プログラム マネージャー