Windows 8 の Flash コンテンツを含む Web サイトに関する開発者向けガイダンス

Windows 8 Release Preview には、電力消費について最適化されたタッチ操作対応 Adobe Flash Player が搭載されています。互換性のある Web サイトの Adobe Flash コンテンツが Metro スタイル IE10 で再生されるようになりました。Windows 8 の Flash に対応した Metro スタイル IE10 を使うと、他のタッチ主導エクスペリエンスやタブレット エクスペリエンスと比べて特に品質の高い Web 作品を表示できるようになります。

Windows 8 では、デスクトップの Internet Explorer 10 と Metro スタイル IE で同じ統合型 Adobe Flash Player が使用され、追加のプレーヤーをダウンロードしたりインストールしたりする必要はありません。デスクトップの IE10 では、Adobe Flash Player プラグインに依存していた以前のバージョンの IE と同様に Flash が完全にサポートされ、引き続き他のサード パーティ プラグインがサポートされます。Metro スタイル IE では、サード パーティの ActiveX コントロールまたはプラグインは依然としてサポートされません。

Windows デスクトップの IE10 では、どのサイトの Flash コンテンツでも再生できますが、Metro スタイル IE では互換表示 (CV) 一覧の Flash セクションに掲載されたサイトの Flash コンテンツのみ再生できます (Flash セクションに掲載されていても、サイトのドキュメント モードに影響は及びません)。それらのサイトの Flash コンテンツを再生したときに Metro スタイル IE に最適なユーザー エクスペリエンスとなる場合、Flash コンテンツが含まれるそのサイトがこの一覧に掲載されています。たとえば、コンテンツをタッチしたときの応答性はどうか、オンスクリーン キーボードでうまく機能するか、バッテリ寿命に悪影響を与えないか、表示されるプロンプトは、Metro スタイルのユーザー エクスペリエンスのガイドラインに従っているか、などです。Metro スタイル エクスペリエンス内でサポートされない機能 (Flash ロールオーバー イベントや P2P 機能など) に依存していて、この機能がないと明らかに品質が低下するサイトの場合、デスクトップの Flash に対応した IE で実行した方が良い結果が得られます。

ブラウザーに提供されるコンテンツは、サイト開発者が制御し続けます。開発者は、Metro スタイル IE に HTML5 コンテンツを送信したり、Metro スタイル IE ユーザーにデスクトップでサイトを実行することを勧めるプロンプトを表示したりすることができます (詳細についてはここをご覧ください)。さらに、開発者はサイトを Flash の CV 一覧に追加することを検討してもらうこともできます。追加の技術情報や詳細情報については、MSDN に投稿されたドキュメントをご覧ください。それらの詳細情報には、開発者が Metro スタイル IE で自分のサイトの Flash コンテンツをテストする方法や、サイトを提出して CV 一覧への追加を検討してもらう方法などがあります。また、このドキュメントには、開発者、デザイナー、コンテンツの発行元が Metro スタイル IE でうまく再生される Flash のエクスペリエンスを作るのに役立つベスト プラクティス ガイドが含まれています。

— Internet Explorer 担当グループ プログラム管理者 Rob Mauceri