Kinect for Windows SDK v1.0 Beta 2

久々にKinect SDKネタです。ご存知の方も多いと思いますが、https://www.kinectforwindows.org から、SDKのVersion 1.0 Beta 2が公開されています。

その前のバージョン向けに書いたプログラム、ほぼそのままコンパイルが出来るようですが、幾つかポイントを紹介しておきます。

先ず、SDKを新しくインストールして、プロジェクトをVisual Studioで開くと、Kinect関連ライブラリを提供するコンポーネントの場所が変わっているので、参照設定を更新します。

新しい、SDKのコンポーネントは、

c:¥Program Files¥Microsoft SDKs¥Kinect¥v1.0 Bata2¥Assemblies

に格納されているので、Microsoft.Research.Kinect.dllをそっちに変更してください。

それから、新しいバージョンのSDKは、Kinectセンサー複数台接続対応がより充実した関係で、Runtimeクラスのインスタンス生成方法も変わっています。従来1台のセンサーのみの場合であれば、

var runtime = new Runtime();

だったものが、古くなり、

var runtime = Runtime.Kinects[0];

と書くのが正しい形式になっています。

RuntimeにKinectsというプロパティが追加された事に伴い、前のバージョンのDeviceクラスにあったStaticなメンバーが消えているようです。
今のところ、私が作ったサンプルは、この変更だけでBuildできているようです。また何か発見したらポストします。