NuGet?

2011/11/9に担当したTech Fieldersセミナーで、紹介したWindows Azure Toolkit for Windows Phoneですが、オープンソースをベースにした諸々のコンポーネントやアイテムを簡単にプロジェクトに追加できるNuGetなるものを活用しています。

NuGet?”ナゲット”ではなく”ぬげっと”と読むらしいのですが、(https://tools.rightclicksright.net/data/frame_625513.aspx あたりで説明されている)(Bingで検索した時に変なリンクは見ないでね)結構便利なので紹介しておきます。

Windows Azure Toolkit for Windows Phone、これは、https://watwp.codeplex.com/ からダウンロードして、Exeファイルを実行して、解凍して出来上がった、C:\WindowsAzure\WATWindowsPhone.C#にあるSetup.cmdをダブルクリックすると、インストールが開始(事前に、Windows Phone SDKとVisual Studio Tools for Windows Azureをインストールしておくこと)されて、仕込みはOKになるのですが、この過程で、Visual StudioにNuGet Package Managerなるものがインストールされるんですね。

何が出来るかは、https://channel9.msdn.com/posts/Windows-Phone-Push-Notifications-and-Windows-Azure でPush NotificaitonをサポートするWP7アプリ+Windows Azureサービスを作る例が紹介されているので、これを見ていただければわかると思います。

要するに必要なコンポーネントやライブラリ一式、ソースコード一式がインポートされ、プロトタイプの出発点レベルのものが簡単に出来上がります。(まぁ、APIとかは隠蔽されてしまうので、甘やかされ放題な気もしますが…)

私の場合、Channel9で紹介されているようにConsoleでのInstall-Packageは、上手く動かなかったのですが、ソリューションエクスプローラーで機能を追加したいプロジェクトを右クリックして、NuGet Package Managerを選択し、ConsoleでInstall-Packageでキー入力している文字列を検索文字列に入力してやれば、該当するPackageが出てくるので、それをインストールすれば上手く動きました(GUI的な観点からするとこっちのほうが正当な気がする)。上手く動かない場合は、これを試してみてくださいね。

オープンソース系で、皆に色々使ってもらいたいパッケージを提供するにはこの仕組みを使えばよいかも、です。.NET Micro Framework版とか作ってみようかなんて気持ちがむらむらと湧き上る今日今夜です。

まぁ、兎に角、Windows Phone 7 SDKと、Visual Studio Tools for Windows Azure、Windows Azure Toolkit for Windows Phone(のSetup実行中に表示される足りないコンポーネントもね)をインストールして、紹介したURLのビデオストリームどおりにやってみてください。Phoneアプリも、AzureサービスもEmulator上で動きます。