Software Factories Initiative for Embedded

皆さん、Software Factoriesをご存じですか?
Software Factoriesは、マイクロソフトが2005年に提唱した次世代開発方法論です。
Software Factoriesは、ソフトウェアプロダクトライン開発の一種で、モデル駆動型開発、アーキテクチャフレームワーク、ガイダンスオートメーション
これまで、ITシステムの開発向けにSoftware Factories普及啓発活動がおこなわれてきましたが、昨年の12月から、組込み向けにSoftware Factoriesを適用する活動を進めています。

日本は組込みソフトウェア開発のメッカであり、組込みソフトウェア開発に関する膨大なノウハウが蓄積されています。また、本活動は日本独自の活動であり、日本の知見者の皆さんと一緒に、組込みへのSoftware Factories適用方法を検討、実践し、世界に向けて発信していきたいと考えております。この活動を通じて、組込みソフトウェア開発の生産性と品質の向上、及び、組込みソフトウェア技術者の地位向上の一助になればと思っております。

Software Factoriesに関する情報は、https://www.microsoft.com/japan/msdn/architecture/sf/default.aspxをご覧ください。このブログでも、詳細や組込み向けの説明を行っていく予定です。

組込みソフトウェア開発へのSoftware Factories適用方法は、MAAC(Microsoft Architect Advisory Council) 組込みWGという集まりで、ソフトウェアプロダクトラインや、モデル駆動型開発、開発プロセス等の、知見者や実践されている方々の協力の下、進めています。活動に興味のある方は、ご一報ください。

組込みソフトウェアは、携帯電話などのモバイル端末から、家電、セットトップボックス、カラオケ、POS、自動車、OA機器、FA機器、・・・など非常に多岐にわたっています。
将来的には、各事業領域のSoftware Factoryを考えていく予定ですが、まずは”シンプルな例題で実践し公開可能な事例を作ろう”ということで、今年はETロボコン2007(https://www.etrobo.jp)の場を借りて、Software Factoriesを実践しています。
ETロボコン2007には、マイクロソフトからも1チーム参加の予定です。
活動の経過や、結果は順次公開していく予定ですので、乞うご期待。

実は・・・私はETロボコン2007のモデル部門の審査員でもあります。地区大会は全て現地に行きますので、会場ではお気軽に声をおかけくださいませ。