SQL Data Services が従来機能もサポート

CTP として公開されており、日本でも Tech Days で紹介した SQL Data Services ですが、今週、SQL Data Services チーム ブログに、既存の RDBMS としての機能をサポートしていくことがアナウンスされました。

SDS は、これまで、オープンなデータアクセスを目指して、エンティティ ベースの柔軟なデータモデルを REST や SOAP インタフェースで提供すべく開発を行ってきましたが、既にご評価頂いている方からのフィードバックを受け、以前より SQL Server で提供しているネットワーク プロトコル(TDS)並びに T-SQL をサポートすることを決め、開発していくことになりました。

T-SQL ベースのこれまでのリレーショナル データ モデルをサポートすることは、既存のアプリケーションやツール、知識がクラウドの世界でも活用できることを意味しており、クラウドへの障壁が低くなると同時に、本当の意味でのクラウド データベースという領域を創造していくことになると感じています。

では、オープンなインタフェースの方は? と心配になりますが、そこはご安心を。ADO.NET Data Services を介したREST のエンドポイントがサポートされる予定です。ただし、エンティティ データモデル(ACE=Authority, Contaner, Entity)のサポートは、次のリリースでなくなる予定ですので、既にご評価して頂いている方は、ご注意下さい。

では、アーキテクチャを含めた詳細は? と気になるところですが、それは3月18日-20日 ラスベガスの MIX で説明される予定ですので、要チェックです(今回のアナウンスを受けて、SDS のセッション概要も変更になっていました)。

内容は、このブログでもフォローしていきます(残念ながら、今年は MIX に参加しませんが)。