クラウドは戦略エンジンであり、収益に貢献する – とある米国のサーベイ


“cloud-friendly”で検索すると結構上位にひっかかる(って何の保証もありませんが)このサーベイ、「Cloud Computing as an Engine of Growth Study」は米国の2000名以上のIT Decision Makerを対象に「クラウド技術があなたが属する組織・企業のビジネスに貢献しているか?」という観点でクラウド技術採用がどのくらい進みつつあるのかを調査・分析したものです。

全米で10都市、中小企業(従業員が1-249名)、大企業(従業員が250名以上)でそれぞれランク付けされていて、中小企業の1位はワシントン D.C.、大企業の1位はボストンになっています。

結果として、クラウドをITにおける戦略的機会と捉えている割合が大企業では52%、中小企業では29%、革新的と捉えている割合が大企業では44%、中小企業では29%と出ています。
逆にクラウドをITへの脅威と捉えている割合は大企業で13%、中小企業ではわずか6%に過ぎません。一時的流行と捉えている割合も大企業で20%、中小企業で10%などの回答を鑑みると、大きな組織はクラウドを競合他社に対して優位的な立場に立つための戦略的技術、小さめの組織のほうはクラウド技術を今日抱えている問題を解決するための実践的技術として利用しようという意図がある気がします。

ちなみにサーベイ結果を1枚にまとめた図もあります:
01-12CloudPower_lg
(もし図をクリックしても大きくならなかったら、こちらをクリックしてみてください。)

両組織のスタンスの違いはクラウドサービスを採用(購買)した理由からもうかがえます。中小企業はコスト削減、大企業はITワークロードの最適化が一番の理由のようです。

逆にちょっと意外だったのはクラウドを新規ビジネスの立ち上げに活用した、と回答した組織は大小とも10%ほどだったということです。とりあえずはいわゆるノンコア領域(電子メール、コラボレーション、バックアップなど)への適用でコスト削減や最適化の効果のほどを確認しながら進めましょうということなのでしょう。CRM、eコマース、業務アプリケーションへの適用も将来的にはインプリする計画がある、との回答も30%近くを占めるので経済状況の改善と現在のプロジェクトにおけるナレッジが貯まったら一気に進む可能性もありますね。

当然まだ枯れたとは言えないクラウド技術、不安と感じる要素やベストプラクティスの整備などやるべきことは色々ありますが、経験から学ぶことが一番血肉となるので楽しみながら一緒にやりましょう!、ということでもしWindows Azureについて学びたい方はぜひ Japan Windows Azure User Group へ・・・


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