Microsoft Azure のクォータ増加について


Microsoft Azure では、利用できる仮想マシンの数やストレージアカウントの数に対して、利用しすぎないように制限を設けています。しかしながら利用上、この制限を拡張したいというご要望があるかと思います。本トピックでは、Microsoft Azure におけるクォータ増加の方法について説明します。

クォータとは

仮想マシン・クラウドサービスやストレージサービスには、課金が予想外に高くならないように、既定で利用可能な、コア数やストレージサービスアカウント数が決まっています。通常は、その既定のサイズ以上のコア数を利用したり、ストレージアカウントを割り当てたりはできません。この制限値のことを「クォータ」と呼びます。クォータは既定で以下の値が割り当てられています。

サービス クォータ数
クラウドサービス 20
コア 20
ストレージアカウント 100
SQL データベース サーバー数 6

※上記値は 2016年4月現在の値であり、変更になる場合もあります。また、ご利用いただいている契約により若干割り当て個数が異なる場合があります。

※ 2016年4月現在、無料評価版のクォータ増加は承っておりません。従量課金プランにアップグレードの上、ご申請ください。

仮想マシンはクラウドサービスの一種であるため (特殊なクラウドサービスとして割り当てられています)、仮想マシンとクラウドサービスを 20個以上ご利用の際には、クラウドサービスのクォータ制限にひっかかります。通常は、割り当てられている個数以上は使うことはできませんが、サービスの運用上必要な場合には、Microsoft Azure サポートサービスに問い合わせることで拡張することが可能です。増加方法については、次の項目で説明します。

クォータ増加方法について

クォータ増加については、Microsoft Azureの課金サポートから問い合わせることが可能です。ご契約いただいているサブスクリプションから、以下の手順でお問い合わせください。

  1. Microsoft Azure 管理ポータル に接続します。
  2. 契約をお持ちのマイクロソフトアカウントでログインします。
  3. ポータルが表示されましたら、右上のアカウント名をクリックし、「マイクロソフトサポートに問い合わせる」を選択します。
  4. 該当するサブスクリプションを選択し、「日本」「日本語」を設定の上、クォータ増加の要望の旨を記載し、ご連絡ください。

お問い合わせにあたって、事前に以下の情報をご用意いただければ幸いです。

■ 仮想マシン/コアの場合

  1. 対象の仮想マシン デプロイモデル:クラシックか、リソース マネージャ
  2. 対象のデータセンター、仮想マシンの種類、想定されるストレージ (ディスク) の総容量・種類    (Standard/Premium)、希望クオータ数                                                                                                                                                                                                                       例:[東日本, D4, 10TB (Premium 5TB, Standard 5TB), 250 コア]
    [東日本, A7, 5TB (Standard), 100 コア]
    [西日本, A7, 5TB (Standard), 50 コア]
    ※ 仮想マシンの種類、およびデータセンター毎に分けてご記入ください。
    ※ ストレージの種類が混在する場合は、容量の内訳もご記入ください。
  3. ご利用用途:
  4. 希望完了日:

 

■ 仮想マシン以外のリソースの場合

  1. ご希望のクォータ増加をするサービス:
  2. ご希望クォータ数:
  3. ご利用予定のデータセンター:
  4. ご利用用途:
  5. 希望完了日:

クォータ増加については、増加量によっては審査が必要な場合がありますので予めご了承ください。

  • 信用情報確認のための与信審査
  • 利用用途・データセンター側の審査

信用情報確認のための与信審査

与信審査が必要な場合には、以下の情報をいただくことになりますので予めご了承ください。与信審査はマイクロソフト社内の専門の部署で慎重に審査を実施いたします。利用規模や現在 Microsoft Azure でのサービスご利用状況によって、担当者より追加情報(会社の収支情報、個人の場合は月収など)を依頼する場合があります。与信審査と完了のご連絡までには、通常 3 – 5 営業日程度かかりますが、追加情報のご依頼や審査内容によっては長くかかる場合もあります。また審査については、必ず審査が通ることをお約束するものではないことを予めご了承ください。

  1. Azure をご利用いただく Microsoft アカウント (旧Live ID)
  2. ご登録者様のお名前
  3. 会社名
  4. 会社の住所 (あればURL)
  5. 電話番号

利用用途・データセンター側の審査

こちらはご指定のデータセンターごとに行われるものになります。コア数の拡張などのクォータ拡張要望などで、かなり大規模な拡張要望をいただいた際には、データセンター側で審査を実施する場合がございます。担当者より別途情報の提供をお願いさせて頂きますので、ご協力をお願い致します。なお、情報提供をお願いしますが、情報の算出や提供が難しいものがあれば、お気兼ねなく担当者にご相談ください。

ご依頼いただいた時点での、ご希望のデータセンターの全体の利用状況により審査内容は異なりますので、予めご了承ください。場合によっては別のデータセンターのご利用をお願いする場合もございます。

Note

すでにWindows Azureをご利用されている場合は、現在のデータ量やデータ転送量、トランザクション量といった情報をアカウントポータルよりダウンロードいただけます使用量にてご確認頂けますので、ご活用ください。

image

現在利用のクォータの確認方法

■ クラシックモードのサービスの場合

 

下記の手順で現在利用されているクォータ利用量の確認が可能です。ご参考ください。

  1. Windows Azure 管理ポータル に接続します。
  2. 契約をお持ちのマイクロソフトアカウントでログインします。
  3. ポータルが表示されましたら、左側に表示される「設定」をクリックします。
  4. 右側ペインの上部に表示されるメニューから「使用状況」を選択ください。

image

■ クラシック モード以外のリソースの場合

 

新しい利用リソース管理システムであるリソース マネージャで管理されております。

リソース マネージャーでは各リージョンごとにクォータの制限がされております。

以下のいずれかの方法で、確認可能です。

 

[Azure ポータル (https://portal.azure.com/) での確認方法]

 

1. [ヘルプとサポート] – [新しいサポート要求] から、 [1 基本 >] 画面で、以下を選択し、[次へ] をクリックします。
・ 問題の種類: クォータ
・ サブスクリプション: 本件対象のサブスクリプション
・ クォータの種類: コア
・ サポートプラン: クォータサポート – 含む

1

2. [2 問題>] 画面で、以下を選択します。
・ デプロイモデル: リソース マネージャー
・ 場所: 対象のリージョン

3. [現在のクォータ (Cores)] の数値を確認します。
※ 弊社システム内のデータの更新状況により、反映にお時間がかかる 可能性がございます。あらかじめご了承ください。

2

[Azure PowerShell の場合]

 

最新バージョンの Azure PowerShell をご利用の上、ご確認ください。

> Login-AzureRmAccount Azure にログインします。

> 以下のコマンドを実行し、各ロケーションのクォータの制限をご確認下さい。

Get-AzureRmVMUsage -Location <location>

 

※ 事前にコマンドでサブスクリプションを選択しておいてください。

※ <location> には、 eastus, eastus2, westus, centralus, northcentralus, southcentralus,

northeurope, westeurope, eastasia, southeastasia, japaneast, japanwest, australiaeast,

australiasoutheast, brazilsouth の該当するリージョン名を入れてください。

 

コマンド結果例:

===================================

PS C:\> Get-AzureRmVMUsage -Location japaneast

 

Name                      Current Value  Limit     Unit

————–                            ——————   ——–   ——–

Availability Sets                                   0       2000    Count

Total Regional Cores                        20          100    Count

Virtual Machines                               10      10000   Count

===================================

※ 上記の例では、東日本リージョンにて現在使用中のコア数が 20

コア数の上限値が 100 になっていることを意味します。

 

[Azure CLI の場合]

 

> azure config mode arm

> azure vm list-usage <location>

※ 事前にコマンドでサブスクリプションを選択しておいてください。

※ <location> には、 eastus, eastus2, westus, centralus, northcentralus, southcentralus,

northeurope, westeurope, eastasia, southeastasia, japaneast, japanwest, australiaeast,

australiasoutheast, brazilsouth の該当するリージョン名を入れてください。

 

コマンド結果例:

===================================

C:\>azure vm list-usage japaneast

info:   Executing command vm list-usage

data:   Name                                        Unit   CurrentValue    Limit

data: —————————-                ——-  —————-  ———

data:   Availability Sets                         Count              0           2000

data:   Total Regional Cores                Count              0                20

data:   Virtual Machines                       Count              0          10000

data:   Virtual Machine Scale Sets        Count              0             200

info:   vm list-usage command OK

===================================

 

– 参考情報

以下のドキュメントも併せてご参照ください。

[Azure サブスクリプションとサービスの制限、クォータ、制約]

<https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/azure-subscription-service-limits/>

[リソース マネージャー デプロイと従来のデプロイを理解する]

<https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/resource-manager-deployment-model/>

[Azure でのリソース グループのデプロイのトラブルシューティング]

<https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/resource-group-deploy-debug/##authentication-subscription-role-and-quota-issues>


Microsoft Azure サポートチーム

Comments (0)

Skip to main content