サブスクリプション間のデータ移行手順について


本トピックでは、Azure の「既存サブスクリプション」を「新規サブスクリプション」に移行する手順をご案内します。なお、サービス・データの移行処理が行われる時には、運用中のシステムダウンなどの影響はございませんので、この点はご安心ください。(サービスに対するサブスクリプションの付け替えとなります)また、データ移行は、移行対象のサービスやご利用契約などにより、マイクロソフトでの移行データの事前評価後、10 営業日ほどお時間をいただく可能性がありますので、日数には余裕を持ってご依頼ください。

注意

  • Azure Resource Manager (ARM) / V2 サービスは移行対象外で、もし、1 つでもAzure Resource Manager (ARM) / V2 サービスをご利用の場合は、サブスクリプション間のデータ移行の対象外です。
  • サードパーティー製品など、一部、データ移行対象外のサービスがございます。お問い合わせ時に、サービスの移行可否や手順についてお客様毎にお調べいたしますので、ご利用の全サービス情報のご提供にご協力をお願いいたします。
  • 以下の手順では、Azure サブスクリプションの契約者様に行っていただく必要がある作業を「契約者:」、マイクロソフトで行う作業を「マイクロソフト:」と文章の始めに記載しています。
  • サブスクリプション中の一部のデータのみの移行は基本不可で、移行が可能な場合には全てのデータを移行することになります。一部のデータを移行したい場合には、お客様側で手動で移行をする必要があります。
    (承ることができない例:3つの仮想マシンのうち、1つだけ移行したい etc)

事前チェック:データ移行できるサービス(クラシックのみ)・できないサービス

Azure Resource Manager (ARM) / V2 サービスは移行対象外で、もし、1 つでもAzure Resource Manager (ARM) / V2 サービスをご利用の場合は、サブスクリプション間のデータ移行の対象外です。以下は、移行可能なクラシックのみのサービスリストです。

マイクロソフト側で移行できるサービス(クラシックのみ)・できないサービスがあります。お問合せ前に、事前にチェックをお願いします。チェックが終わったら、次の「手順」に進みます。

マイクロソフト側でデータ移行できず手動移行が必要なものは、以下の通りです。(2015年 8 月 3 日時点の情報です)
○:マイクロソフト側で自動移行可能、△:お客様側で手動での移行可能、×:移行できない(一旦削除し再作成など)

サービス名

移行可否

注意・詳細

仮想マシン

仮想マシン v1 は移行可能です。

なお、個別の仮想マシン移行をご希望の場合、お客様ご自身で実施いただきます。
よろしければ、以下のドキュメントをご参照ください。

クラシック環境からクラシック環境への仮想マシンの移行方法

ARM 環境から ARM 環境への仮想マシンの移行方法

クラシック環境から ARM 環境への仮想マシンの移行方法

クラウドサービス

Web アプリ

利用データセンターによっては移行ができないことがあります。お問い合わせ時の担当社側で詳細を確認いたします。

また、サブスクリプション間における、
個別の Web サイトのみの移行もできません。

メディアサービス

利用データセンターによっては移行ができないことがあります。お問い合わせ時の担当社側で詳細を確認いたします。
ストレージ

 サブスクリプション間における個別のストレージ移行は、サポート対象外です。
以下のドキュメントをご参照の上、お客様にて実施ください。AzCopy コマンド ライン ユーティリティを使用してデータを転送する

azcopy – BLOB へファイルをやったり取ったり

トラフィックマネージャー

モバイルサービス

利用データセンターによっては移行ができないことがあります。お問い合わせ時の担当社側で詳細を確認いたします。
アクセスコントロール

仮想ネットワーク

予約済みIPアドレス

CDN

※専用ポータル利用など、特殊な設定をされている場合には事前にご相談ください。
サービスバス

Cache

×

移行できません。移行先で新規作成していただく必要があります。
SQL データベース

こちらの手順でお客様側で手動移行可能です。SQL データベースのエクスポート機能を利用している場合には移行できませんので、一度削除し、移行先で再作成していただく必要があります。
HD Insight

×

移行できません。移行先で新規作成していただく必要があります。
Visual Studio Online

マイクロソフトで移行できませんが、お客様側で手動移行可能です。移行元サブスクリプションでリンク解除し移行先サブスクリプションで新規リンクください。
BizTalk サービス

×

移行できません。移行先で新規作成していただく必要があります。
Recovery Services
– サイト回復コンテナー
– バックアップ

×

サイト回復コンテナー (旧 Hyper-V 復旧サービス)、バックアップともに移行はできません。移行先で新規作成していただく必要があります。
オートメーション

×

移行できません。移行先で新規作成していただく必要があります。
スケジューラー

×

移行できません。移行先で新規作成していただく必要があります。
API 管理

×

移行できません。移行先で新規作成していただく必要があります。
管理サービス
(アラート機能)

×

移行できません。移行先で新規作成していただく必要があります。
Active Directory
– 多要素認証

事前に移行元・移行先のサブスクリプションを、同じ Active Directoryに設定していただく必要があります。
Active Directory
– ディレクトリ

ディレクトリ機能はサブスクリプションに紐づいておらず移行とは関係ありません。移行元・移行先でアカウントが異なる場合は、移行先アカウントをディレクトリに追加してあげてください。また、アカウントを追加してあげることで、管理ポータルからディレクトリが見れるようになります。
Import / Export

×

移行できません。移行先で新規作成していただく必要があります。
StorSimple

×

移行できません。移行先で新規作成していただく必要があります。
ExpressRoute

マーケットプレース
(旧Azure Store)

×

移行できません。移行先で新規作成していただく必要があります。

手順

0. 契約者:事前準備

本ドキュメントをお読みいただき、全体の流れを確認ください。また、移行前に不要なサービスの削除など実施ください。

1. 契約者: 移行先のサブスクリプションの用意 (必要に応じてアカウントポータルから新規サブスクリプションを購入)

移行先用の新規サブスクリプションを購入します。移行の際には、既存サブスクリプションと新規サブスクリプションのサービス管理者を同一にする必要があります。サービス管理者の変更については、以下の手順で確認可能です。以下は仮に移行先のサービス管理者を移行元のサービス管理者に変更する方法です。

  1. アカウントポータルに移行先のアカウントでログインします。
  2. 移行先のサブスクリプションをクリックします。
  3. 右側に表示されているメニューの中から、以下の項目をクリックします。
    「サブスクリプション詳細の編集」
  4. 「サービス管理者」の箇所を、移行元の「サービス管理者」のメールアドレスに変更します。

なお、Windows Azure サブスク��プション申し込みの申し込み手順は以下のドキュメントもご参考ください。

移行前のサブスクリプションは、空の状態にしておいてください。(Active Directory だけアカウントに紐づいて自動的に作成されるため存在する可能性がありますがそれは無視していただいて構いません)

2. 契約者: マイクロソフト サポートまで移行作業をリクエスト

以下のテンプレートを使用して、必要事項をご記入の上、マイクロソフトサポートまでお問い合わせください。

依頼事項:契約移行に伴うサブスクリプション間のサービス移行

[必須項目]

[1] 移行元サブスクリプションの 32 桁のサブスクリプション ID
[2] 移行先の新規サブスクリプションの 32 桁のサブスクリプション ID
[3] 利用している各サービスの利用状況

各項目の確認方法は、以下をご参照ください。

[1], [2] 32 桁のサブスクリプション ID の確認方法

  1. アカウントポータル にアクセスし、 ご利用の Microsoft アカウント (旧 Live ID) を使用してログインを行います。
  2. 対象のサブスクリプションをクリックします。
  3. 対象サブスクリプションの概要ページが開きましたら、画面右より 32 桁のサブスクリプション ID を確認します。

[3] 利用している各サービスの利用状況

  1. 管理ポータルにアクセスし、ご利用の Microsoft アカウントを使用してログインを行います。
  2. [すべてのアイテム] の箇所で、表示されている [名前] と [種類] のリスト情報をご提供ください。
    複数個サブスクリプションを表示している他のサブスクリプション情報が含まれないように注意してください。

マイクロソフトへのお問い合わせ方法については、こちらの方法をご確認ください。

3. マイクロソフト:移行データの事前評価

サブスクリプション間で移行できるデータ・移行できないデータがあるため、マイクロソフト側で事前評価をいたします。評価としては主に以下のものです。

  • サブスクリプション間で利用できるデータセンターに違いはないか (特典サブスクリプションなどでは、利用できるデータセンターに制限がある場合があります)
  • サブスクリプション間で利用クォータ数に違いはないか
  • 各サービスは移行できるか

評価により、手動移行が必要なものは、その際にお願いをさせていただくこともありますのであらかじめご了承ください。手動移行をお願いさせていただく際には、以下のようなものがあります。

  • SQL データベースの手動移行
  • クライアントにインストールが必要になるサービスの移行作業 (クライアントアプリがサブスクリプション情報を保持しており、移行できない等)
  • 移行先に既にデータがあり、データ名のバッティングなどが予想される場合。

4. マイクロソフト:データの移行処理の実施

ご提供情報をもとに、移行処理をマイクロソフトで実施します。移行先のサブスクリプションのコア数につきましては、移行処理の際に、移行元のサブスクリプションのコア数と同一に設定いたします。なお、SQL データベース以外の Windows Azure サービスについては、本作業にて移行が完了します。移行中に、管理ポータルで管理が一時的にできなくなりますので、事前に作業時間の調整をお願いいたします。

5. 契約者:追加の手動移行作業 (もしくは不要な場合は削除)

手動移行が必要な場合には、この時点でお願いをさせていただきます。

6. 契約者:移行元サブスクリプションのキャンセル (必要な場合)

移行の完了後、以前のサブスクリプションを以後利用しない場合には、移行元サブスクリプションは 解約 (キャンセル) してください。

補足: プレビュー機能

プレビュー機能はサブスクリプション移行のサポート対象外となりますので、あらかじめご了承ください。プレビュー機能は、サブスクリプションごとに有効化が必要です。以下の手順でプレビュー機能の有効化状態を確認して、もし無効でしたら、有効化の手続きをお願いします。プレビュー機能の移行自体は、データの移行などお客様自身で実施いただく必要があります。

  1. 移行先サブスクリプションのアカウント管理者権限を持つMicrosoft アカウントで、アカウントポータルにログインします。
  2. ページ上部の「アカウント」をクリックし、「プレビュー機能」をクリックしてください。
  3. ご利用予定のプレビュー機能の有効化を行います。

※プレビュー機能の有効化はお申し込み順で順次行われますので、待ち状態となった場合には、有効化されるまで、しばらくお待ちください。

変更

本情報の内容(添付文書、リンク先などを含む)は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。

  • 2013年04月26日 – 詳細な手順の追加と変更を加えました。
  • 2013年09月05日 – 手順の変更を行いました。
  • 2014年06月10日 – サービスの追加により手順の変更など行いました。
  • 2014年06月23日 – データ移行できないサービスのリストを載せました。
  • 2014年11月26日 – 細かな点更新
  • 2015年04月30日 – 移行できないサービスの更新。
  • 2015年07月30日 – ExpressRoute が移行可能となったことについて更新。
  • 2015年08月03日 – 移行できないサービスの更新。


Windows Azure サポートチーム

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