Azure App Service の Node.js および PHP の開発者向けエクスペリエンスを改良


執筆者: Nazim Lala (Software Engineer, Azure AppService)

このポストは、10 月 10 日に投稿された Azure App Service improves Node.js and PHP developer experience の翻訳です。

 

2015 年 3 月、クラウド環境での開発作業を支援することを目的として、Azure App Service の一般提供が開始されました。このサービスは Web 開発者およびモバイル開発者向けの「サービスとしてのプラットフォーム (PaaS)」であり、リリース以降急速な成長を遂げ、現在は 35 万人を超えるアクティブ ユーザーが 100 万超のアプリケーションを Azure でホストしています。Azure App Service には .NET 開発者向けの優れたエクスペリエンスのほか、PHP、Node.js、Java、Python スタックのサポートや、多数のオープン ソース Web 製品のサポートが含まれています。今回提供されるプレビューでは、Node.js スタックおよび PHP スタックで Linux がネイティブにサポートされることになります。

App Service では Web 開発者およびモバイル開発者向けのフルマネージド エクスペリエンスが提供され、Web サーバーやオペレーティング システムの管理に伴う日常的な手間が解消されます。このエクスペリエンスの提供にあたって、マイクロソフトは Windows Server と差別化する独自の機能を組み込みました。PHP や Node.js は App Service のリリース時からサポートされていますが、npm の使用時に「パスが長すぎます」というエラーが発生したり、web.config ファイルやページのレンダリング パイプラインが扱いづらいなど、オペレーティング システムの互換性関連の問題 (英語) が発生していました。今回のプレビューでは、基盤プラットフォームとして Windows ではなく Linux を選択できるようになり、Web アプリケーションを Windows ではなく Linux でネイティブに実行可能であるため、.htaccess ファイルを直接扱ったり、拡張子やコードを変更せずに使用することができるようになります。また、デプロイメント スロットによるスムーズなデプロイメント、カスタム ドメイン、SSL 構成、継続的なデプロイメント、水平方向および垂直方向へのスケーリングなども容易になります。

App Service は、コンテンツ管理システム (CMS) を実行するデジタル マーケティング ソリューションのユーザーの皆様に積極的にご利用いただいています。事実、WordPress は使用量の 50% 以上を占めており、残りの 40% は Drupal や Joomla! などの LAMP スタック CMS で利用されています。このような形で利用する場合、Windows で実行するためには多少の調整がつきもので、プラグインや拡張機能がサポートされておらずデプロイできないということもありました。今回のプレビューでは、WordPress のマーケットプレース インスタンスが更新され、Apache/Linux 環境で実行されるようになりました。今後、Drupal と Joomla! でも同様の更新を行う予定です。

App Service のデータ ソリューション

マイクロソフトは Web 開発者との緊密な連携のもとデータ ソリューション関連の App Service エクスペリエンスの改良にも取り組んでおり、この数か月にかけては、Azure SQL 用 PHP クライアント ドライバー (英語) の改良、新バージョンの JDBC ドライバー (英語) のリリース、ODBC ドライバー (英語) の Linux でのサポート拡張、DocumentDB での MongoDB プロトコルのサポート、Linux SQL Server 上で動作する PHP 用の新しいドライバーの初期テクニカル プレビュー (英語) など、Web 開発者向けのデータ ソリューション ポートフォリオの開発を進めています。今後も言語、スタック、プラットフォームを問わず Web 開発者が Azure で優れたアプリケーションを市場に送り出すことができるよう、マイクロソフトはこれを支援するデータ ソリューションの開発を継続していきます。

Azure では、以下のような MySQL をホストするソリューションを多数提供しています。

8 月に発表した MySQL In App では、App Service で MySQL の開発/テスト用スタックを迅速にセットアップできますが、今回の Linux プレビューでも同様の MySQL の開発/テスト機能を使用することができます。

使用を開始するには

今回の Linux 用 App Service プレビューは、本日からすべての Azure ユーザーを対象に提供が開始されます。使用を開始するには、サインインするか、無料試用版を使用して App Service インスタンスを作成してください。詳細については、App Service のドキュメント (英語) を参照してください。

開発チームでは、このプレビューに関するご意見をお待ちしております。チームへのご意見はフィードバック ページ (英語) からお送りいただけます。

 

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