無駄を少なくする起業の方法論が学べる?! マイクロソフトは Lean Startup Machine を応援しています #MSVJP

 

 

 

 

皆さん、こんにちは! エマージングテクノロジー推進部の馬田です。

今回もスタートアップ関連団体との協業の紹介をさせていただきます。

 

 

 

Lean Startup という言葉が日本でも流行りだして久しいですが、Lean Startup の方法論を学ぶには実際に起業するしかなく、また起業してからいざ Lean Startup の方法論を適用しようとしてもなかなか Lean Startup の考え方を実践できない、という状況が長く続いていたかと思います。そうした状況を打破するために、Lean Startup Machine という団体が、Lean Startup の方法論を効率的に学んでいただくようなイベントの提供を開始しています。

 

Lean Startup Machine では、主に Javelin Board というツールを使いつつ、実践を通して Lean Startup を学ぶことができます。マイクロソフトもLean Startup Machine のグローバルスポンサーという形で関わらせていただいており、この度日本でも2013年12月に東京の六本木で行われたイベントにも協力させていただきました。

 

12月の回では集まった40名弱の方々がチームに分かれ、週末の3日間を使って何度もインタビューによる仮説検証を行い、その上で最終発表に臨みました。判断基準は検証されたビジネスモデルそのもの、ではなく、どのように検証していったか、というプロセスに注目するのも、Lean Startup Machine ならではですね。

 

 

ワークショップの合間合間には、著名な方々を招いて講義形式のセミナーも行われます。このセミナーも Lean Startup を実践するうえでたくさんのヒントが含まれていました。特にインタビューの難しさやコツというものは、単純にやってみるのと話を聞いてから実践するのとでは、全然効率が違うようでした。特にインタビューは、トレーニングをしないとついつい答えを誘導してしまいがちで難しいですね!

 

 

とはいえ皆さん苦労されていたのは、やはりインタビュー。「想定していた顧客がいない(のでインタビューができない)」といった問題や「インタビューの仕方が良くわからない」というコメントをよく聞いたように思えます。これも実際にスタートアップを始めて Lean Startup の方法論を適用しようとしたときに起こりがちな問題ではないでしょうか。でもワークショップを通して何度も繰り返しインタビューしていくことで、インタビューにも慣れていき、徐々に仮説を精緻にしていくこともできるようになってくるとか。

 

そうした仮説を精緻にしていくうえで、メンターの方々も非常に協力してくれます。メンターの方々は立ち代り入れ替わり、各チームを回りつつアドバイスをくれるという仕組みになっており、このメンター制度も非常に勉強になるのではないかと思います。

 

 

3日目の発表を終えた皆さんはへとへとのご様子でしたが、最後にみんなで写真を撮って打ち上げへ。とても有意義な週末を過ごせたのではないでしょうか?!

 

 

こうした Lean Startup の方法論を知っているのと知っていないのとでは、スタートアップしたときの成功率も異なると思いますし、また Lean Startup の方法論は大企業でも近年使われるようになりつつあります。Lean Startup Machine の次回の日本開催の予定は未定ですが、是非また日本で実施するときには皆さんも参加を検討されてみてください!