起業家を輩出するためのプログラム「Founder Institute」をマイクロソフトは応援しています #MSVJP

皆さん、こんにちは! エマージングテクノロジー推進部の馬田です。

 

今日はマイクロソフトが支援している Founder Institute という、シリコンバレー発の起業支援団体とその関連イベントを紹介します。

 

 

Founder Institute はスタートアップアクセラレータの一種で、「シリコンバレーのグローバル化」をミッションに活動を行っている団体です。今後起業を志望している方や、起業済みでさらに自社を伸ばしたい方を対象に、起業の際に身に着けておくべきスキルや起業家同士のネットワークを伸ばしていこう、という方々向けのカリキュラムを提供しています。

 

その中で約30名の錚々たるメンター陣(メンターの方々の凄さは Web ページから是非ご覧ください!)によるメンタリングや、十数回にわたる厳しい講義がFounder Institute から提供されます。実際にこの Founder Institute からは 1,000 以上のスタートアップが生まれ、そのうち約 90% (!)のスタートアップはまだ事業を継続しているとのことです。この生存率は凄いですよね。カリキュラムの質の高さがうかがえるかと思います。実際にこの実績はNew York Times の "An Entrepreneur Who Manufactures Entrepreneurs(起業家を作る起業家)"という記事でも取り上げられました。

 

現在、Founder Institute は 55 の都市で開催されていますが、ついに東京でも開講を準備中とのことで、受講者を募集しています。現在マイクロソフトはその準備のお手伝いや、実際に始まったときには会場を使っていただく形などで協力させていただいています。

 

さて、今日は 1 月 22 (水) に行われたFounder Institute のイベントの様子をご紹介します。

 

今回のイベントでは、翻訳サービスを展開中のGengoの CEO である Robert Laing さんによるキーノートスピーチから始まりました。

 

 

国際的なクラウドソーシングを展開していくうえで苦労したことや、実際の資金調達の話など、実体験に基づく様々なインサイトを話していただきました。

 

その後、ピッチイベントが開催され、参加者の皆さんの中から自分のアイデアを発表したい人を募り、8人の方が実際にそのアイデアを3分で喋り、それに対してRobert さんが講評するという豪華なセッションに移りました。

 

参加者の皆さんも、ほかの方の事業アイデアを聞いて触発されたのではないでしょうか。

 

次にシンガポールの Founder Institute の卒業生である米岡さんが、シンガポールから Skype で入り、Founder Institute の仕組みや学んだことを、一学生の立場から説明していただけました。

 

 

そして最後に Founder Institute の説明を、シリコンバレーの Founder Institute の卒業生であるコネクトリンクUSA CEOの村松さんが行い、実際にシリコンバレーで行われた厳しい授業や審査の数々を披露してくれました。

 

 

お二人とも、Founder Institute に参加するメリットは、単純にカリキュラムをこなしてスキルを挙げるだけではなく、メンターを通したネットワーキングや同窓生通しのネットワークが広がる、という点が挙げられており、非常に印象的でした。

 

次回の Founder Institute の準備セッションは2月20日 (木) の開催です。すでに参加者の募集ページはオープンしています。1月22日の回は予想を大きく上回る数の皆さんがいらっしゃったので、興味のある方は早めの登録をお勧めいたします(参加は無償です)。2月20日の回には、株式会社アドバンスト・メディアの鈴木清幸様のご登壇や、参加者からのピッチイベント、そして Founder Institute の卒業生からのリアルな声を共有するセッション、などが企画されています。

 

皆さんのご参加、お待ちしております!