Silverlight 3 最終製品版の開発は順調に進んでいます

Silverlight 3 最終製品版の状況

 

Silverlight 3 Beta1 が3月に公開されてから2カ月ほど経ちますが、その後Silverlight 3 最終製品版の開発は順調に進み、間もなく開発の最終フェーズに入る予定になっています。

Silverlight 3 ランタイム版がサポートする言語は、Beta1 では英語と日本語のみでしたが、最終製品版ではそれに加えて中国語(Simplifiled Chinese) 、中国語(Traditional Chinese)、韓国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、およびギリシャ語、スロベニア語、エストニア語など、全部で34言語にも及びます。

また、これらの言語に対してサポートされるインターネット ブラウザーは、Windowsの各OSのバージョンで IE8、IE7、IE6、FireFox 3、FireFox 2、Macの各OSのバージョンで Safari 3、FireFox 3、FireFox 2 などで、現在一般的に使用されているブラウザーは概ねサポートされる予定になっています。

この様に、非常に多くの言語およびブラウザーを更に Windows OS および Mac OS の各バージョンに対して組み合わせながら開発を行うためには多大な時間と人員を必要とし、また体力的にもかなり厳しいものはありますが、すでにいくつもの開発フェーズを乗り越えてきて、今年の夏ごろまでには最終版のリリースを正式にお知らせできる予定になっています。

Silverlight 3 と Visual Studio 2010 Beta1 との融合性

 

Visual Studio 2010 Beta1 日本語版は、現在開発の最終段階に入り、あと数週間の間には公開される予定になっています。

Visual Studio 2010 Beta1 には、Silverlight 2 の開発環境がインテグレートされていますが、Silverlight 3 の開発環境は実装されないことになっています。

そこで、Visual Studio 2010 Beta1 でSilverlight 3 の開発環境をお使いいただく場合は、Silverlight 3 が正式にリリースされた後に、Visual Studio 2010 Beta1 がインストールされたマシンに開発者用 Silverlight 3 ランタイム版と Silverlight 3 SDK をインストールすることで Visual Studio 2010 Beta1 からSilverlight 3 用のプロジェクトを作成することが可能になります。

また、Visual Studio 2008 SP1 + Silverlight 3 の組み合わせでは、Silverlight アプリケーションの開発はXAML エディターで XAMLファイルを直接変更することでのみ可能ですが、Visual Studio 2010 では WPF デザイナーに加えて Silverlight デザイナーがサポートされるので、XAML ファイルを直接変更することなしに Silverlight デザイナーを使ったアプリケーションの開発が行えるようになります。

ただし、Visual Studio 2010 Beta1 に搭載されている Silverlight デザイナーではツールボックスから選べるコントロールが限定されるなど、機能に制限はありますが

Silverlight デザイナーを使用した Silverlight アプリケーションの開発を体験していただくことは可能になる予定ですので、Silverlight 3 SDK がリリース後に Visual Studio 2010 Beta1 と組み合わせてお試しいただければと思います。

最後に、Silverlight 3 の新機能の概要に関しては、(どちらも英語版ですが) 以下のドキュメントとビデオをご覧になっていただければと思います。

First Look: Microsoft Silverlight 3

https://go.microsoft.com/?linkid=9654953

What's New in Microsoft Silverlight 3

https://videos.visitmix.com/MIX09/T14F